私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

親戚に電験1種持ちの変態がいた件

私の親戚に父の姉の息子にあたるカズ君(といっても40台のおじさん)と言う人がいます。

 

とても頭の言い人なのは昔から聞かされていて、私がこの業界に入社した際には

「カズ君は電験3種を高校時代に取って地元の新聞に載ったことがある」

「有名国立大学をめちゃくちゃいい成績で卒業した」

等という話を何回も聞かされていました。

 

でも私はカズ君を昔から幼心に少し変わった人だな・・・

と思っていました。

まず見た目は20世紀少年に出てた井浦新みたいな感じ。(坊主に眼鏡もそのまんま)

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親戚が集まっている席でも一人ポツンと座って誰とも会話しない。

直会話らしい会話をしている所を見たことが無いくらい無口な人という印象でした。

 

またこれも昔から両親が良く言っていたことですが、母親に当たる父の姉に溺愛されており、一人暮らしはおろか給料などを振り込まれても銀行の引き落としを自分でしたことが無いらしい等、正直身内でもちょっと引くエピソードの持ち主でした。流石に両親が話盛ってると信じたい。

 

 

そして先日久しぶりに実家に帰省した際、雑談で母からそんなカズ君が鬱になって休職中だという話を聞かされました。

 

職場の事務所にいるお局さんに嫌われてすごい嫌がらせをされたことが原因だそうでした。

 

その後に父が仕事から帰宅

父「そういや電験はどうやったんや?」

私「ダメだった。」

父「おぅそうか。それカズ君は高校時代に取ったんやぞ」

私「(またその話か)知ってる」

父「受けたのはなんてやつ?」

私「3種。電験の中では一番簡単な奴」

父「ほーん。それでも落ちるってことはよっぽど難しいんか?」

私「難しいねぇ」

父「カズ君は1種を持ってるそうやけどそれも難しいんか?」

私「そうやねぇ・・・

 

 

 

 

 

(・・・えぇ!!??)」

 

 

聞いた話、カズ君はとある地元の大手メーカーの工場で電気主任に選任(でかい工場だから多分2種)されており、その間に電験1種を取得して会社から表彰もされたとのこと。

という話を父の姉が、数年前に自慢話で父や母に話していたらしい。

 

まじかぁ・・・

電験3種を持っていたのは知ってたけどまさか1種まで取っていたとは

カズ君バケモンやん・・・

 

そんな電験1種持ち虐めて鬱にさすお局さんはもっとバケモンやん・・・

 

そりゃ確かに見た目や雰囲気は身内贔屓の自分でもちょっと不気味だし仕方ないかもしれんけどさぁ、電気主任に選任されるくらいだし多分けっこうな役職持ちだし仕事はちゃんとできる人だったのではないかなぁと思うんですが。

同業者として、そして一応身内としてそんな人を鬱にさせるとは許せんな。

 

ちなみにそんなお局さん。鬱で休職中のカズ君に

「事務所で使ってるヒーターが付かないから修理しに来い!」

と電話を何度もかけてきて父の姉と喧嘩になったらしいです。(実話)

 

いや買い替えろよ。

とんだクレイジーがいたもんだ。

私も何人かヤバい人とは出会ってきたつもりだが、話が本当ならこれはランキング上位に入りますね。

というか大手メーカーはそんなお局さっさと切ってカズ君を守ってやりなさいよ・・・

40代で電気主任やってくれる人間なんてそうそういないんじゃないのか?

 

電験なんて2種取ったら最高。1種なんてもう人生楽勝のウハウハ状態だと思っていたのですが、まさかこんなことになる人もいるとは。

 

世の中にはいっぱいクレイジーが存在しており、そんな奴らの前ではどんなすごい資格を持っていても無意味、ということを思い知りました。

 

結局働いていくには金でも仕事量でもなく「人」が何より大事なんだなぁ・・・

【電験3種取得への道】初挑戦を終えて

去年の11月頃に本気で電験に挑戦すると決めてからすでに1年経ちました。

 

8月22日に遂に初挑戦を迎え、結果は一応理論以外の3科目を合格となりました。

doragonking.hatenablog.com

 

 

初年度の勉強時間は下記のようになりました。

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機械:244時間

理論:334.5時間

電力:144時間

法規:141時間

合計:863時間

 

我ながらやり込みました。

こんなにやり込んだのは初めてです。

11月頃から始めているので1日平均だと約3時間くらいはやっていたことになります。

 

素人が電験3種に受かるには平均1000時間必要と言われていますが、確かにそれくらいは余裕で行きそうですね。

 

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これは職場に置いてある過去問解きまくったノートの残骸。

家にあるものも含めると使ったノートは全部で80冊くらいです。

 

解いてそのまま見返すことが無いので本当はコピー用紙にでもやればいいのですが、

「自分はこんだけやったんだ」

というモチベーションを維持する材料にもなるので敢えてノートにしています。

 

 

参考書には見向きもせずひたすら過去問だけに拘って勉強しましたが、結果としては

理論以外は過去問だけでも行ける

という事が証明できました。

 

本当は理論にも合格して

電験3種は過去問だけでも行ける!

と堂々と言いたかったのですが、まぁ仕方ないですね。

 

一つだけ確かなのは

年度によってはどの科目でも過去問だけではダメな年や大丈夫な時がある

ということです。

 

私も理論に落ちてしまいましたが、だからと言って

「やっぱ過去問だけでは無理なんだ」

と落ち込むくらいなら、ただ

「運が悪い年に当たっただけ」

と考えるようにしています。

 

色んなサイトで散々既出な言葉ですが、資格試験の中でも特に電験は年度によって難易度にかなり差があるので簡単な年に当たるまで諦めずにチャレンジすることが重要だと思いました。

 

電験では腐るほど見かけ私の周囲にもいたスパイラルの人(3年以内に合格できず科目合格が復活し続ける人。とても可哀そう)でも諦めない人達は全員いつか合格しています。

 

ちなみに私がずっと電験の受験を躊躇していた理由がそれです。

私の前職にいた国立大学出身の電気課の先輩や、盤内の配線を0から自前でやれるような優秀な電気屋の先輩、そして現職で電験2種を取得した電気主任。

全員が全員、電験3種取得に5~6年かかったっていうんです。

そりゃあそんな人達が5~6年掛かる資格受けようとは思いません。

 

でもその人たちには無くて私には持っているいるものがありました。

それは「時間」です。

 

上記の方達は全員「日中真面目に仕事をしてプライベートに勉強する」人達です。

でも私は違います。

私は「仕事中にもがっつり勉強する」ことができました。

それに加えてプライベートでも勉強していたので、短期間でかなりの勉強時間を取ることが出来ました。

 

多分ですが、勉強時間のトータルで言えば5~6年掛かってる人とほとんど変わらないのでは?と思います。

前職の先輩の話を聞いていても

「休みの日勉強しようと思ったら会社から呼び出しあってさ・・・帰ってきたら勉強する気に慣れず寝ちゃったよ・・・」

とか

「毎日夜まで仕事してなんで休日まで勉強してるんだろって思う時あるよね」

なんて話を聞いてました。

 

そりゃそんなことしてまで電験取ろうとは思わんよ

 

私のように時間を持て余してるならまだしも。

 

なので重要なのは

「どう勉強するか」

とかいうよりは結局

「諦めずに受け続ける」

ということが一番重要なんですね。きっと。

 

私も残り2年間は何とか頑張りたいです。

もし3科目復活したら多分モチベ的にきついかもしれませんが・・・

【電顕3種取得への道】2021年度電験3種の合格発表

今日の9時ごろに電験3種の合格発表がありました。

 

www.shiken.or.jp

 

毎度の試験のごとく事前の答え合わせで大体の合否はわかっているのですが、正式に発表されるまで気は抜けません。

 

しかも電験3種には合格点調整制度があるので

まだワンチャンあるかも

なんて淡い期待を抱いていったい何人の電験猛者たちが撃沈していったことか・・・

 

かくいう私もその一人なのだが・・・

 

 

そんな淡い期待を抱いていざ検索じゃあ!!

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はいっ!!ありませんでした^^

 

ですよね~

知ってた知ってた(´;ω;`)

 

くそがっ!!

 

ちなみに今年の全体の合格者は11.5%と過去10年で最高。

その他科目の合格者数も下記の様に理論以外は軒並みかなり高くなりました。

その結果去年と同じく合格点調整もなく全教科60点以上がボーダーとなりました。

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今回はやはり私の感じた難易度と同じ様に理論が難化、その他が易化してました。

悪い意味で私の予想がドンピシャで当たってしまいましたね。

doragonking.hatenablog.com

 

流石資格ハンターとして10年のベテランともなるとこのあたりの嗅覚が良くも悪くも優れてきた模様。

まぁ当たってても対策できてないんじゃあ意味ないんだけどな!!

 

 

理論の科目合格者はここ10年でも最低レベルの合格率でした。

よりにもよって理論の難化年に当たってしまうとは運が無かったです。

その代わりに他3教科がかなり簡単だったのには救われたとも言えますが・・・

 

それに逆に考えればあれだけ簡単に思えた電力・機械・法規ですら20~30%の合格率しかないので今後理論が例年並みの難易度になってくれさえすれば十分合格は見えそうですね。

 

 

 

気を取り直して残り一科目であろう理論の勉強にそろそろとっかかろうと思います。

 

やるかやらんかは分からないですが一応会社費用で電験2種の理論の過去問題集も買ってもらいました。

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目標は来年2回のチャンスで取得を目指します!!

ボイラーマンが答えるお題「はてなブロガーに質問」

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに質問」

 

なんか抽選で景品もらえるらしいしせっかくなのでやってみます。

 

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

ハンドルネームはそのままですね。ボイラーマンをやっているからです。

ブログ名は私が好きなアメコミ映画の「アイアンマン」の主人公、トニー・スタークの名台詞

「私がアイアンマンだ」

をもじったものです。

dic.pixiv.net

 

このセリフを聞いた時から(そっか・・・なら私はボイラーマンだ

と思っていました。

 

はてなブログを始めたきっかけは?

前に記事でも書きましたが、ボイラーや資格の話を語りたいから。

doragonking.hatenablog.com

 

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

資格の勉強をしている時や仕事で面白イベントが起こった時。

因みに書くのは絶対仕事中。プライベートではほとんど書きません。めんどいから。

 

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

15記事くらい

仕事のイベントや出会った人の思い出話、資格の取得記等々・・・

仕事中に書き溜めてますが中々完成するものがありません。

 

自分の記事を読み返すことはある?

日常系は無いですが、資格関係でアクセス上位に来た記事とかは読み直して一手間加える時があります。

 

好きなはてなブロガーは?

train_train0702さん

もっとボイラー関係のブロガーが増えてくれるといいのだが

 

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

おかげ様で全国のボイラー変態達を知る機会が増えました。ありがとう・・・

 

10年前は何してた?

前職のボイラーを起動したり運転したり止めたり起動したり運転したり止めたりしてました。

あとひたすら資格(エネルギー管理士)の勉強。・・・もう10年前なのか・・・

 

この10年を一言でまとめると?

ただただボイラーを運転していた人生だった。

そして10年後もそうでありたい。

プラント運転員の給料事情は?暴露話

社会人ならば給料いくら貰えるかというのは生きていくうえで最重要課題になってくると思います。

 

転職する際にも、現職によほど不満が無い限りこの点を重視する人は多いはずです。

 

そして私は一度転職しているので1度給料がまるっと変わっています。

また、その時転職活動をした関係で色んなプラントの面接をして待遇を聞いていたり、グループ会社や知り合いの同業者から雑談で「いくらくらい貰っているか」という話をよく聞いていました。

 

今回はそんなプラントで働く、主に運転員達の給料事情を私のを含めて大暴露します。

 

 

プラント運転員の給料・待遇

~ボイラーマン本人編~

前職は製造工場の自家発電所だったので給料はその工場基準での待遇でした。

入社当時の基本給は18万円程度。

昇給は評価制とはあれどほぼ一律1000~2000円前後。

なので数年いましたが基本給は20万超えませんでした。

ただやたら手当が沢山あり、夜勤の深夜割増以外にも交代勤務手当、家族手当や住宅手当、資格手当などなど含めて手当で+15万円くらい貰えました。

そこにボーナス4か月分くらいあったので田舎の工場にしては新人の頃からけっこう貰えてました。

ただ昇給が微々たるものなので退社する年齢の時まで全く上下することはなかったです。

 

現職は逆に手当てが殆ど無い分、なぜか基本給がべらぼうに高いです。

そこにボーナス分や深夜割増手当、班長手当などが加わるため年収は前職より100万以上上がりました。

昇給も前職の1000円に比べればちゃんと上がります。

私ではないですが同期の人でめっちゃ残業頑張ってた人が一時期年収700万超えてた時期もあったらしいです。

現在は残業規制が掛けられてたり手当が削られてきたりとそこまで稼ぐことはできなくなってきてますが、それでもまだ十分な額を貰えていると思ってます。

これから紹介する他プラント運転員の方の話を聞くと、より転職しづらいです。

 

 

~グループ企業や知り合いのプラント編~

【中国地方の製造プラント】

30代運転員:年収300万

グループ企業の発電所から研修でやってきた運転員の人から直接聞きました。

基本給は11万~多い人でも15万くらいしかありませんとのことでした。

一応そこに各種手当、特に職能給手当というレベルに応じた手当が最大5万くらいあるらしいですが、それでも基本給が少ないのでボーナス2か月分込みでも400万には届かないとのこと。

田舎とはいえちょっと可哀そう。

 

ただ私と同じで製造工場内の発電所なので、嫌になったら他の部署に移りやすいというメリットもあるらしいです。

実際研修に来た人で3人ほど「運転職が嫌だから工場に戻りたい」といって他の部署に異動したらしいです。

 

【関西地方の製造プラント】

20代運転員:年収350万円

こちらもグループ企業の製造プラントにある発電所

高校卒業して入社し研修でやってきた子と飲みに行った際に聞きました。

基本給は年齢関係なく皆一律25万ぴったり。

一見高いように見えるけど、実際は他に深夜割増分くらいしか手当てが無い上にボーナスも昇給も無し。しかも補勤しても残業代未払い。

なので単純に25万×12か月の300万くらいが年収になるとのことでした。

 

そんなだから中途で入る年配の人は入社しても速攻辞めていくので人員はいつも何も知らない高卒・新卒の子や全くの未経験の人などをとっかえひっかえ入れているとのこと。

 

私の企業も大概ブラックだと思っていましたが、

上には上がいるもんですね(真顔)

 

 

【東北地方の発電プラント】

30代運転員:年収350万

40代運転員:年収400万

すっごい田舎にあるグループ企業の発電所

私がそこへ見学に行った際に飲み会の席で聞きました。

基本給は15~18万くらいだが、こちらはちゃんと色んな手当てが有って+10万くらいになるとのこと。これにボーナス込みで大体350~400万らしいです。

個人的には少ないように感じましたが、そこの人たちからすれば「地元では高い方」と言っていたので

他の人らどんな安いの・・・?と不安になりました。

 

ちなみに今は分かりませんが当時の社長が少し変わってる人だったらしく、運転員からかなり嫌われており会話のほとんどが社長の愚痴でした。どこも同じだな・・・

 

【関西地方の製造プラント】

40代運転員:年収300万

仕事の関係で知り合った別事業の製造プラント運転員の人。

基本給18万+手当もろもろで20万くらい+ボーナス2か月/年くらいと言っていました。

こちらも少ないなぁと思ったのですが、この人も

「前職はパチンコ店で働いてたけど給料未払いとかで無給の時もあって年収200万以下だったのでめっちゃ貰えて嬉しい」

と言っていました。

 

うん。

 

その人が幸せならそれで良いよね!(真顔)

 

 

北陸地方のビルメン

30代設備管理員:年収250万

私の大学時代の友人でビルメンテナンス関係に務めている人がいるので聞きました。

 

元々新卒時はヤ○ダ電機に入社したのですが、人間関係で精神を病みすぐ辞めてしまいしばらくのニート生活から介護士や動物園の飼育員など紆余曲折を得てこの業界に入社しています。

 

もう6年近くその業界で働いています。

給料あんまり変わらないし安いけど、楽だし人間関係も悪くないので良い職場だと本人は満足していました。

 

 

 

うん。

 

その人が幸せならそれで良いよね!(笑顔)

 

【関東地方の製造プラント】

30代後半管理職:推定800~1000万

大手製油会社から現職に転職してきた若手管理職。

直接聞いたわけではないですが「給料は前職の半分くらいになった」と言っていたらしい。

地元の人曰く、その会社であればこれくらいは貰っていただろうと推測していました。

「前職ではやりたいことをやり切ったので新しいことに挑戦したくてきました!」

とやる気満々でしたが

1年6か月で無事退職

やり切れたのだろうか・・・?

 

【東海地方の製造プラント】

40代運転員:800万

化学プラントから転職してきた人。

給料は良いがブラックで有名らしく

「工場長に気に入られないと左遷」

「勤務は一人で中央操作室も現場もやらなくてはいけない」

「新卒で入った子がすぐ辞める」

など、私の前職よりひどいなって感じの所みたいでした。

 

 

~転職活動編~

田舎者なので、「せっかく転職するならなるべく今より都会が良い」と思い基本関西や関東の街中や工業地帯のプラントを受けてました。

 

交通費用が会社持ちだったのでついでに大阪や東京観光などしてやりたい放題しています。

 

提示年収は私が転職活動をしていた当時の年齢20代後半時でのものになります。

 

【関西のごみ焼却場派遣会社】

提示年収:280万

私が転職活動して初めて面接で内定をもらった会社。

全国各地にあるクリーンセンターの運転業務を代行して行う派遣会社です。

ご存知の方も多いと思いますが、ごみ焼却場の運転員は基本こういった色んな派遣会社が落札して派遣しているところがほとんどです。

派遣会社なので当然給料は安く、提示額は基本給16万、ボーナス2.5か月、深夜手当と資格手当くらいで、合わせて年収280万と言われました。

 

興味本位でもともと行く気がなかったことと、知り合いでごみ焼却場のメンテナンスを行っている業者さんから

「絶対やめたほうがいい。運転員も管理職もろくなのがいない(失礼)し、やっぱ汚い」

と言われたので辞退。

 

【関東の化学プラント】

提示年収:350万

転職エージェントから紹介されたシークレット(?)求人。

けっこう大規模な化学プラントの運転員で、当時の年齢では350万がスタートでしたが、昇給レートを提示されて見たところ大企業らしく将来総合職となればどんどん年収が上がり最終的には少なくとも800万クラスまでは行けるといわれました。(嘘か誠か知らんけど)

手当や福利厚生も当時の自分からすれば「こんなものがあるの!?」というくらい充実してました。

個人的にかなり面白そうでしたし先方にも好感触で、2次面接から最終面接へ進めましたが、この時期にちょうど現職に内定をもらえたので残念ながら辞退しました。

 

関東のユーティリティ供給プラント

 推定年収:多分350~400万円くらい

工業地帯で周辺企業に蒸気や電力を供給したりする会社。

ボイラー設備を始め発電設備や排水処理施設など面白そうな設備が勢ぞろい。

東京にも近いし個人的に本気で行ってもいいと思える所でしたが、残念ながら書類選考で落選。

 

関東の発電プラント

 提示年収:300万円

人里離れた山の奥にあるバイオマス発電所

上記の化学プラントの面接がてらついでに受けました。

会社自体は特別悪いと思う点は無かったのですが、いかんせん給料が低すぎるし山奥過ぎるし周辺もちょっと田舎過ぎて、「これなら地元で良くない?」と思い辞退。

 

【東海地方の発電プラント】

提示年収:400万円

東海地方の工業地帯にある自家発電所

面接官曰く「滅多に求人出さないから運がいいね!」とのこと。

歴史ある会社で福利厚生や各種手当も充実。

あとちょっと変わっているのが、ボーナスを年4回に分けて支給しているとのことでした。

1次→最終面接と進みましたが途中で地元の経験者の人が応募してきたらしく惜しくも落選しました。こちらも結構本気で面白そうだったので残念。

 

【総評】

このプラント運転員の仕事はよく

「座って監視してるだけでいいから誰でもできるし楽だね」と言われます。

まぁそうですけど・・・(自虐)

 

だから給料も低目なんでしょうかね?

私の周囲の所が悪いのか相場なのかは分かりませんが、基本的に周りのプラント運転員の給料は低めで推移しています。

 

でもむしろインフラは何もないようにするのが仕事だからそれで良いんです。

平時に給料泥棒と言われる自衛隊みたいなもんです。

 

それと地域差で言えば愛知県は高いですがそれ以外の地域ではがくっと落ちる印象。

栄えてる県ほど給料が良くなるのは必然と言えば必然かもしれませんが。

 

 

現職には色々不満もありますが、多分他のプラントへ行っても似たような不満は出ると思います。

話聞く限りどこも大概どこかがブラックな感じだし。

 

 

だったら給料に不満の無い現職の方がマシなのかなぁ・・・

でも多少下がっても他のボイラーも運転してみたいしなぁ・・・

 

と色々悩むボイラーマンなのであった。

第1種衛生管理者免状到着

9月27日に合格していたことが分かった第1種衛生管理者試験の免状を、次の日にさっそく申請してきました。

 

doragonking.hatenablog.com

そしたら1週間後にすぐ免状が到着してびっくり。

特級ボイラー技士やボイラー整備士の時は2~3か月くらい掛かってようやく免状が到着した記憶があるので今回もてっきり11~12月くらいまでかかると思っていました。

 

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コレクターとしては全部1にしたいけどもう気力もないし現実的にも無理だし。
せめて過去に取った2級や1級ボイラーのところは0に戻さず1のままにしといてほしい。

 

ボイラー溶接士に実務がなければ受けてたのだが・・・

 

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裏面
令和3兄弟が見事に並びました。
っていうか衛生管理者と特級ボイラー技士の最後の一文字くらい頑張って印刷してほしい。無理に揃えようとしなくていいから。

 

 

何だかんだで毎年行っていた安全衛生技術センターともしばらくお別れですね。

 

 

いや、それとも来年潜水士とか受けてみようか・・・?

ボイラーマンの資格取得記⑰2級機械保全技能士~合格体験や勉強方法など~

【概要】

 この資格は日本プラントメンテナンス協会が行う試験です。

国家資格ではありますが電気工事士やボイラー技士等とは違ってこの資格が無ければ出来ない保全業務というのは無いです。

名称独占資格と言って

「資格保有者以外がこの名称を名乗れない」

資格になります。

どういうメリットがあるんだろう・・・

 

特級から始まり1,2,3級まであり受験資格にはそれぞれ

特級:1級取得後5年以上

1級:7年以上

2級:2年以上

これ以上の実務経験がいります。

 

ただし実務経験を証明する書類が必要なわけでなくあくまでも自己申告となるので、ぶっちゃけ未経験でも受験できると思います。

 

また、受験区分として「機械」と「電気」そして「設備診断」の3つがあります。

受験者数では機械の方が圧倒的に多く、2級の機械では10,000人に対して電気は2,000人と約5倍もの差があります。設備診断はさらに減りたった2~300人程度しかいません。

いるのか?この区分

 

今回は私の受験した2級区分についての紹介をしていきます。

 

【科目と合格点】

 筆記試験 全50問(○×形式25問、4肢択一25問)

実技試験 全8問

 

筆記は加点法で65点以上

実技は減点法で41点以上の減点がない(=60点以上)で合格となります。

どちらかが不合格でも来年度以降は合格した方を免除して受験することが可能です。

 

【合格率と難易度】

2級区分では

機械保全、電気保全共に30%前後となっています。

 

個人的難易度を5段階で表すと

(5:難しい 4:やや難しい 3:普通 2:やや簡単 1:簡単)

 

1・・・簡単

 

問題集をやっていれば間違いなく合格可能なレベル。

 

ただあくまでもこれは私にある程度の電気・機械の知識があったからというアドバンテージも込みなので、そういった知識に乏しいともう少し難易度も高いのかなと思います。

 

【受験動機】

メインで取得を考えていた公害防止管理者水質1種が有害物質1科目のみで物足りないかなと思ったので気分転換に。

 

また、この試験は受験費用が高く1級では2万円近くかかるのに対し2級で35歳以下の人に関してはその半額で受験できるので2級を選択しました。

受験費用一覧

受検区分 受検手数料(非課税)
区分A:学科試験・実技試験両方の受検 19,400円
区分B:学科試験のみ受検 4,000円
区分C:実技試験のみ受検 15,400円

 

①2021年4月1日時点で35歳未満の方(減免適用)
2021年4月1日時点で35歳未満(1986年(昭和61年)4月2日生まれ以降)の受検者。

受検区分 受検手数料(非課税)
区分A:学科試験・実技試験両方の受検 10,400円
区分C:実技試験のみ受検 6,400円

 

②学生の方(学割適用)

受検区分 受検手数料(非課税)
区分A:学科試験・実技試験両方の受検 14,000円
区分C:実技試験のみ受検 10,000円

 

①+②2021年4月1日時点で35歳未満の方かつ学生の方(減免かつ学割適用)
2021年4月1日時点で35歳未満(1986年(昭和61年)4月2日生まれ以降)かつ学生の受検者。

受検区分 受検手数料(非課税)
区分A:学科試験・実技試験両方の受検 6,900円
区分C:実技試験のみ受検 2,900円

 

 

当初は結構やる気あったんですが11月頃から電験3種に本腰入れて勉強をし始めたため完全にやる気を失いました。 

 

【勉強方法】

・勉強時間

1週間(6時間)

 ・使用した教材

問題集

 

この過去問のみ5年分を2回ほど行いました。

 完全に興味が電験3種に移行していたこと、また5年分やった手ごたえとして今までの知識や経験で何とかなると思ったのでそれ以外は全く勉強していません。

 

○勉強を開始した12月13日。試験日は20日

doragonking.hatenablog.com

 ○試験前日。結局何も手を付けず。

doragonking.hatenablog.com

 

 

実技試験に関しては試験直前まで何もしていませんでした。

 

一応この参考書で本番直前に流し読みし、軸受けの傷や汚れなどの写真と名称が一致するくらいには暗記。

ただ、これだけでも十分本番に対応出来ました。

 

【受験体験】

 ○12月20日試験本番

doragonking.hatenablog.com

 試験どうこうより受験者層の若さにビビりました。

あんまりやる気のある連中には見えないので合格率の低さはこれが原因か?

と思った。

 

筆記試験は100分、実技試験は80分あります。

途中退室ができないので20分で終わったのに80分を席で過ごさねばならず、それが一番苦痛でした。

実技試験は1問につき10分間×8問で80分で、試験問題は一回に付き回収する時間があるので実質100分程度あります。(14:30開始で16:10くらいに終了しました。)

 

実技は直前に読んだ参考書と写真は違えどほぼ同じ問題だったので意外といけました。

 

○12月25日

解答速報は試験日5日後程度で発表されます。

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 自己採点でどちらも70%以上をマークした為合格を確信しました。

正直来年受けるつもりが無かったので良かったです。

 

 ○2021年3月19日

 合格発表

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○2021年3月22日

格通知到着。

この時初めて自分の点数が分かります。

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自己採点より2点低く、実技試験がギリギリでした。 

 

○2021年4月18日

 免状到着。

今までの試験のどの免状より豪勢な奴が来ました。

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【最後に】

 ボイラー整備士もそうですがこの資格を持っていても実務として整備や保全ができるようになるかと言われたら、そんなことは一切ないです。

 

しかも趣味として受けるには受験料がお高いです。

一応難易度としては簡単な部類ですし免状も豪華でコレクションとしては良いものなので、35歳以下の人なら2級を受験することをお勧めします。