凄いと思う外国人労働者

こんにちは。ボイラーマンです。

 

最近、仕事をしていて思うことがあります。

外国人労働者、増えたなぁ・・・

街を歩いていても見かけますし、コンビニや飲食店などでも外国人の方が働いているのを普通に見るようになりました。

ニュースを見ていても、外国人労働者の増加について取り上げられることが増えたように感じます。

その一方で、外国人による犯罪やトラブルについて報道される機会も増えたように感じます。

SNSなんかを見ていると、外国人労働者に対してかなり否定的な意見を見かけることもあります。

まあ、いろいろな意見があるのは分かります。

実際、私の会社にも外国人の方が何人か働いています。

そして、私自身も、

「やっぱり外国人と一緒に働くって、いろいろあるんだな」

と思ったことがあります。


言葉より難しい「お国柄」

外国人と仕事をする上で、まず問題になるのは当然コミュニケーションです。

日本語がどの程度通じるのか。

こちらの指示を正しく理解してもらえるのか。

安全に関わる仕事なら、なおさら重要です。

しかし、実際一緒に仕事をしている人の話を聞いていると、

言葉より難しいのが「考え方の違い」だったりします。

例えば日本人なら、

「まあ、このくらいは言わなくても分かるよね」

と思うようなこと。

ところが、それが全然伝わらない。

逆に、

「なんでそこまで細かく言わないといけないんだ?」

と思うようなことでも、相手からすれば、

「いや、言われてないからやってません」

となる。

日本人同士なら、

「そこは空気読んでくれよ」

で済むところが、

外国人相手だと、

「いや、その“空気”ってどこに書いてあります?」

という話になる感じで、これはなかなか難しい問題だと思います。

日本人同士でも意思疎通が怪しい私としては、なかなかのハードルです。


実際、ちょっとしたトラブルもある

会社でも、外国人の従業員について、ちょっと困ったことがあったという話を聞くことがあります。

仕事に対する考え方だったり、時間に対する感覚だったり、周囲とのコミュニケーションだったり。

日本人なら普通こうするだろうという感覚が通じないこともあるみたいで。

そして、そういうことが何度か続けば、

「外国人はちょっと……」

という否定的な意見が出てくるのも、まあ分からなくはありません。

一緒に仕事をしている人からすれば、

「こっちはこうしてほしいのに、なんで分かってくれないんだ」

となります。

仕事ですから、当然です。

ただ、そこで一つ思うことがあります。

日本人だって、全員が優秀なわけではない。

ということです。


日本人だって色々いる

日本人の職場を見渡してみても、

仕事ができる人、真面目な人、責任感の強い人、面倒見のいい人。

逆に

仕事をサボる人、時間にルーズな人、何度言っても同じミスをする人、コミュニケーションが苦手な人。

いろいろいます。

私だって人のことを言えません。

つまり、人間なんだから色々いる。

結局これなんじゃないかと思います。


「発電所で働きたい外国人」という話

そんな中で、以前ちょっと面白い話を聞きました。

他社の発電所で、運転員を派遣で雇っている中に外国人も雇っているところがあるそうです。

「発電所の運転員に外国人?」

最初に聞いたときは、ちょっと意外でした。

発電所の運転員といえば、設備や運転方法、異常時の対応を覚える。計器を監視する。

なかなか大変な仕事です。

しかも、専門用語も多い。

ボイラーだの、タービンだの、復水器だの、給水だの、インターロックだの……

日本人ですら

「何言ってんだこいつ」

となる世界です。

ところが、そこで働いている会社の方について聞いた話では、

むしろ非常に意欲的に仕事をしてくれている

とのことでした。

「わざわざ日本に来て、発電所で働きたい」

という時点で、そもそもの仕事に対するモチベーションが高いのかもしれません。

日本人からすると、

「求人にあったし取り合えず働いて見るかぁ……」

くらいの感じでも、

外国から来て、

「日本の発電所で働きたい!」

となる人がいる。

そう考えると、なかなか凄いことです。

 

クッソ変態やんけ・・・

 


自分が外国で働けと言われたら?

ここで自分に置き換えてみます。

例えば突然、

「明日からタイのコンビニで働いてください」

と言われたら・・・

 

絶対無理。

 

まず言葉が分からない。

レジの操作も商品の場所も分からないしお客さんが何を言っているのか分からない。

そもそも、

「いらっしゃいませ」

を現地の言葉で何と言うのかも分からない。

そして、お客さんから何か言われたら、

「……はい?」

で終了です。

そんな状態で仕事を始めろと言われたら、かなりの勇気が必要です。

それを実際にやっている人たちがいる。

これは普通に考えて、かなり大変なことだと思います。


「働きに来る」ということ

もちろん、外国人労働者による犯罪やトラブルが問題になるケースはあります。

それはそれで、きちんと問題として扱う必要があります。

職場で問題が起きたなら、外国人だからといって我慢する必要もありません。

ルールを守ってもらう。

必要なことはきちんと伝える。

安全に関わることなら、なおさらです。

ただ、一部の人の問題を、そのまま外国人全体の話にしてしまうのは違うんじゃないかとも思います。

日本人だって、

「日本人だから全員ちゃんとしてます」

なんてことはありません。

私の知っている日本人だけでも、色んな変態なかなか個性豊かな人たちが揃っています。私自身も含めて。

結局、外国人労働者も「外国人」という一つのカテゴリーではなく、一人の人間として見るべきなんだろうなと思います。


もちろん、簡単な話ではない

とはいえ、外国人を雇えば全部うまくいくという話でもありません。

言葉の問題。文化の違い。仕事に対する考え方。生活習慣。安全意識。

いろいろな違いがあります。

受け入れる側にも、それなりの準備や教育が必要でしょう。

「日本ではこうするのが普通だから」

だけでは伝わらないこともあります。

逆に、外国人側にも日本のルールや職場の決まりを理解してもらう必要があります。

お互いに、

「なんで分からないんだ」

ではなく、

「そもそも前提が違うんだな」

というところから始める必要があるのかもしれません。


結局、人による

最近、外国人労働者についていろいろな話を聞くようになって、個人的に思うのは、

結局、人によるんじゃないか。

という、ものすごく当たり前の結論です。

 

日本人も同じです。

だから、外国人労働者についても、

「外国人だからこうだ」

と決めつけるのではなく、

目の前の人がどういう人なのかを見る。

それでいいんじゃないかなと思います。

そして個人的には異国に来て働くという時点で、それだけでも結構凄いことだと思っています。

私なんて、

「外国のコンビニで働いてください」

と言われたら、たぶん初日で心が折れます。

レジで客に何か聞かれて、

「Oh......Sorry……」

しか言えないボイラーマンが誕生します。

その横で、

「日本語を覚えながら日本の発電所で運転員をやっています」

なんて人がいたら、

「いや、あなた凄いっすね!?」

と素直に思います。

文化も言葉も違う国で働く。

それだけでも、かなりの覚悟がいることだと思います。

もちろん、仕事である以上、守るべきルールは守ってもらう。

問題があれば注意する。

ダメなものはダメ。

そこは国籍関係なく同じです。

その上で、

「外国人だから」

ではなく、

「この人はどういう人なのか」

を見る。

そんな感じで外国人労働者とも付き合っていければいいんじゃないかな、と思う今日この頃です。

資格勉強という名の、自由時間を奪う悪魔

こんにちは。ボイラーマンです。

 

10月に公害防止管理者試験がありますね。

今年こそは・・・ということで、少しずつ勉強を始めています。

「少しずつ」と言っても、毎日コツコツ何時間もやっているわけではありませんが。

 

テキストを開いて、

「よし、今日はやるぞ」

と思ったところでスマホを触り、気がついたら20分経っている。

そして、

「今日はもう遅いから明日から本気出そう」

 

資格勉強あるあるだネ♪

あるあるにしてはいけないんだけども。


・仕事終わりの勉強が、とにかくしんどい

何がしんどいって、

仕事終わりに勉強するのが、とにかく億劫です。

仕事中はそれなりに元気なんです。

朝

「今日こそ帰ったらすぐ勉強しよう」

と思っています。

 

昼休みにも

「今日は帰ってから1時間くらいやるか」

なんて考えています。

 

ところが仕事が終わる頃には、

「・・・今日は疲れたな」

になります。

 

家に帰ると「飯を食う」「風呂に入る」「家のことをやる」など、やることがあります。

そしてようやく一息ついたところでテキストを開けばいい。

 

でも脳内では、

「残り少ない自由時間を勉強に使っていいのか?」

というボイラーマン脳内会議が始まります。

議長は自分。

出席者も自分。

そして満場一致で、

「まぁまぁ今日は休もうよ・・・ね」

となります。

ダメだこりゃ。


・昔はもっと勉強しやすかった

思い返してみると、運転員をやっていた頃は今より資格勉強がしやすかった気がします。

もちろん運転員の仕事も大変です。

設備を監視しなければならない。

トラブルがあれば対応するし巡回点検もある。

 

ただ、監視中は何もトラブルが無ければ正直空き時間みたいなもので、その時間に勉強が出来ていました。

これが意外と大きかった!

さらに当時はプライベートでも、交代勤務だったので今より一人の時間が取りやすかった。

仕事前や仕事終わりに家に帰って、

「さあ勉強するぞ」

となれば、本当に勉強できたんです。

 

ところが今は、ほとんど日勤。

仕事中に資格の勉強なんて、当然できません。

そして仕事が終わって家に帰れば、

家庭という名の第2勤務。

ご飯を食べて、家のことをやって、子どもたちのあれこれをやって、ようやく自分の時間。

そして残された自由時間は、だいたい寝るまでのちょっとだけ。

その貴重な時間を「公害防止管理者の勉強」に使わなければなりません。

これはなかなかの苦行です。


・「自由時間」と「資格勉強」の戦い

何が問題かというと、勉強そのものが嫌いというわけではないんです。

資格も取りたい。

知識も身につけたい。

でも、

自由時間を全部勉強に使いたくない。

これなんですよね!

仕事が終わって、家のことも終わって、ようやく訪れた自由時間。

ここでゲームする。YouTube見る。ネットサーフィンする。何もせずボーッとする。

最高ですな。

これが人間の幸福です。

 

ところが、その隣には公害防止管理者のテキストが置いてある。

「俺をやれ」

と言っている。

いや、分かってます。分かっているんだけどね・・・今は

何も考えずにYouTubeを見たい。

この戦いです。

そしてだいたい、YouTubeが勝ちます。


・資格を取る人って凄い

そんなことを考えていると、ふと思います。

普通に日勤をしながら資格を取っている人たちって、凄くないか?

仕事をして、家に帰って、家庭のことをやって、そこから勉強する。

これを毎日やる。

しかも難関資格になると、何か月も続ける。

普通に凄いです。

以前は、

「資格なんて勉強すれば取れるだろ」

くらいに思っていたところがあります。

もちろん勉強は必要です。

でも今は、

「そもそも勉強する時間を確保すること自体が難しい」

ということを身をもって感じています。

資格試験というのは知識との戦いだけではありません。

時間との戦いでもある。

そして

自分の怠け心との戦いでもある。

さらに家庭を持っていると

家族との時間との戦いでもある。

敵が多すぎます。


・それでも少しずつやる

とはいえ、試験日は待ってくれません。

10月になれば強制的に試験会場に連れていかれます。

「まだ勉強できてません」と言っても、試験問題は「そうですか・・・ではまた1か月後に」とは言ってくれません。

淡々と問題を出してきます。

 

なので、とりあえず少しずつやっています。

とにかく「完全に勉強しない日」を減らす。

これくらいの気持ちでやっています。

本当は毎日2時間くらい勉強した方がいいんでしょうけど、そんなことを考えた瞬間に嫌になってしまうのでまずは続けることを目標にしてます。

そして試験直前になったら

「もっと早くからやっておけばよかった・・・」

と毎回恒例の反省をする予定。


・日勤しながら資格を取る皆さんへ

改めて思いましたが普通に仕事をしながら資格を取っている皆さんは本当に凄いです。

特に家庭を持ちながら、毎日時間を作って勉強している人。尊敬します。

昔の自分は

「勉強する時間がない」

と言っている人を見ると、

「時間なんて作るものだろ」

くらいに思っていました。馬鹿っ!

 

今なら分かります。

時間、作るのめちゃくちゃ大変です。

そして、作った時間を勉強に使う覚悟も必要です。

 

ということで、10月の公害防止管理者試験に向けて、ぼちぼち頑張ります。

この記事を書いている今も、

「こんな無駄に長いブログ書いてる暇があったら勉強しろ」

という声が聞こえてきそうですが・・・なんか最近は書いてると筆が乗ってきてつい長くなりがち(笑)

まぁそれはそれ。

ブログはブログ。

勉強は勉強です。

 

違反事項は早く言おう!

こんにちは。ボイラーマンです。

 

先日、グループ会社のプラントで法令違反を隠ぺいしていたという事象がありました。

事象が事象だけに詳細は話せませんが、まぁ良くある(?)数値改ざんして報告していた的なものです。

 

「まったく・・・法令違反を隠ぺいするなんて、とんでもない!」

……と、管理する側としては言わなければなりません。

 

が、現場経験のある人間としてはほんの少し・・いやかなり

「隠したくなってしまう気持ち」

も分かってしまいます。

もちろん、隠ぺいを肯定しているわけではありませんが、現場にいるとどうしてもそういう誘惑が発生する瞬間はあります。

 

個人的に一番困るのが、明らかな法令違反ではなく

「これって正直に報告するべきなのか?」

という微妙なラインのときです。

例えば設備トラブルの時や、とある数値が悪い。いつもより高いor低いみたいな。

 

法令や社内基準に照らすと、

「これ……報告した方がいいよね?」

となるけど、同時に

「いや、もうちょっと様子を見れば戻るかもしれない」

「たまたまかもしれない」

「今報告したら、めちゃくちゃ面倒なことになるんじゃないか?」

という悪魔が耳元でささやいてきます。

 

そして、もう一人の自分が

「いや、報告しろ」

と言っています。

現場というのはだいたいこの二人の戦いです。

勝率は悪魔の方が高いけどね(笑)

 

・実際にあった「報告するか迷う」やつ

以前、運転員時代にプラントでこんなことがありました。

 

とある日DCSの監視中、警報が鳴ったので確認したら一瞬だけ数値が下がってすぐ復旧しているものがあった。

 

設備自体は普通に動いている。

さて、どうするか。

 

これが非常に悩ましいですよね。

「一時的なものだろう」

「運転には問題ない」

「もう正常値に戻った」

そう考えれば、わざわざ報告しなくてもいいような気がしてきます。

しかし一方で、

「でも、記録には異常値が残っている」

「もし後から同じことが起きたら?」

という考えも出てきます。

そして最終的には、

「まあ、いっか・・・」

となりました。

 

で、結果的には駄目でした。

後から

「この時間にこんなことあったけど何かなかった?」

と聞かれて

「こんな警報が一瞬鳴りました」

と言ったら普通に、「早く報告しろよ!」と怒られました。

 

これとは全くの逆の事象もあります。

 

ちょっと気になる箇所があって念のために原因を確認してみると、設備側にちょっとした不具合の兆候がありましたが、その段階で対応出来たため大きなトラブルにはなりませんでした。

もし、

「まあ戻ったからいいか」

で終わらせていたら、後になって再発したときに、

「そういえば、前にも同じような数値が出ていたよな?」

となります。

そして記録を見返す。

「あった。」

「じゃあ、なんでそのとき対応してないの?」

となる。

これが一番嫌なパターンです。

さらに最悪なのは、法令に関係する数値だった場合です。

後から、

「このとき基準値を超えてましたよね?」

となった瞬間、

「いや、それは一時的なもので……」

では済まなくなる可能性があります。

「一時的だからOK」というのは、法令の世界では必ずしも通用しません。

だからこそ、迷ったら確認する。

それが必要な報告であるかどうかは上が判断すればよいのです。

これが結局一番安全ですね。

 

・管理側になって分かったこと

ところが、自分が管理する側になってみると、今度は逆の立場になります。

現場から報告を受ける側です。

すると、

「なんで早く言ってくれなかったんだ」

と思うことがあります。

そして自分でも思います。

「昔の自分も、こんな感じだったな」

と。

人間というのは立場が変わると、都合よく視点も変わるものです。

現場にいた頃は、

「こんなことで報告したら怒られるかな」

と思っていたのに、

管理する側になると、

「いや、こんなことでもいいから早く言ってくれ」

になる。

非常に身勝手です。

でも、実際そうなんです。

管理する側からすると、

問題そのものより、問題を知らされていないことの方が怖い。

これが最近になってよく分かります。

小さな異常なら、早い段階で対応できます。

ところが、

「実は3か月前からちょっとおかしかったんです」

なんて話になると、

「なぜ今まで言わなかった?」

という話になります。

そして、その時点で問題が二つになります。

 

設備や数値の問題。

そして、

報告されなかった問題。

場合によっては、後者の方が重くなります。

 

・迷ったら、とっとと報告する

そんな経験から、最近は自分の中で一つの基準があります。

「報告するか迷ったら、とりあえず報告する。」

これです。

もちろん何でもかんでも大騒ぎして報告すればいいという話ではありません。

法令や社内ルールを確認して、必要な報告はきちんとする。

判断に迷うなら、上司や担当部署に相談する。

それだけです。

なぜなら、

報告しないで抱えている時間が、ものすごく精神衛生に悪い。

からです。

「あれ、バレたらどうしよう」

「実は報告しなきゃいけなかったんじゃないか?」

「もし後から発覚したら・・・」

「今さら言ったら、なんで今まで黙ってたんだって言われるよな・・・」

そんなことを考えながら仕事をする。

 

これが地味にキツい!

 

しかも、時間が経つほど言い出しにくくなります。

最初なら、

「すみません、こんなことがありました」

で済んだものが、

一週間後

一か月後

そして半年後には、

「実はですね……」

という、ものすごく嫌な前置きから始まります。

こうなると、もう聞く側も怖い。

 

・報告した方が、結果的に楽

もちろん、報告したからといって怒られないとは限りません。

むしろ

「なんでこんなことになったんだ!」

と怒られることもあるでしょう。

資料も作るでしょう。

原因究明もするでしょう。

再発防止も考えるでしょう。

めちゃくちゃ面倒です。

でも、それでも、

早く報告して対応した方が圧倒的に楽です。

少なくとも、

「バレたらどうしよう」

という不安を抱えながら毎日過ごす必要はなくなります。

そして何より、問題が小さいうちなら、小さいうちに処理できます。

火事と一緒です。

小さいうちなら消火器で済む。

でも見なかったことにして放置すると、消防車が来ます。

しかも大量に。

そして周囲から、

「なんで初期消火しなかったんですか?」

と聞かれます。

「いや、自然に消えるかなと思って・・・」

では済みません。

 

・隠したくなる気持ちは分かるが・・・

今回のグループ会社の件を見て、改めて思いました。

法令違反を隠ぺいすることは、当然ダメです。

ただ、その「隠したくなってしまう心理」については、現場を経験した人間として理解できる部分があります。

怒られたくない。

面倒なことになりたくない。

仕事を増やしたくない。

評価を下げたくない。

そんな気持ちは、誰にでもあると思います。

だからこそ、

「報告しろ」と言うだけではなく、報告できる環境を作ることも管理側の仕事なのかもしれません。

「こんなこと報告したら怒られるかな」

と思わせてしまえば、報告は遅れます。

そして、報告が遅れれば遅れるほど、問題は大きくなります。

もちろん、悪質な隠ぺいや改ざんは論外です。

でも、現場の人間が、

「これ、報告した方がいいかな・・・」

と迷ったときに、

「迷ったら言ってくれ。そこから一緒に考えるから」

と言える管理者でありたいと思います。

そして自分自身も、

「これ、報告した方がいいかな?」

と思ったときは、

とっとと報告する。

これを心掛けたいと思います。

その方が、精神衛生上も圧倒的にいい。

何より、

「実はあのとき・・・」

から始まる話は、聞く側としても聞きたくありません。

できれば、

「すみません、今ちょっと異常が出ました」

くらいでお願いしたい。

その方がみんな幸せです。

法令遵守。安全第一。

そして、

隠し事は早めに成仏させる。

これもプラント運営には大事なのかもしれません。

このブログの読者についての考察

こんにちは。ボイラーマンです。

 

以前ブログを更新していなかった時期がありましたよね。

先日、同僚との飲み会でブログの話になった際

「そういえば、ブログを全然更新していない時期でも、アクセス数って毎日同じくらいの数がそれなりにあるんですよね~」

という話をしたところ

「それ、もしかして毎日同じ人が見に来てるんじゃない?」

という、なかなか興味深い仮説が飛び出しました。

 

なるほど~

たしかに。

 

新しい記事を書いていないし話題になるような記事もない。

それなのに毎日ほぼ同じくらいのアクセスがある。

ということは・・・

 

 

もしかして、私のブログの読者って、ほぼ固定メンバーなのでは・・・?

 

 

 

毎日、

「さ~て、今日も『私がボイラーマンだ』でも見るかぁ」

とブラウザを開いているボイラー好きの人達がいて。

新記事が出ていないことを確認して。

「今日も更新なしか・・・」

と静かにブラウザを閉じている人がいるのでは・・・?

 

そう考えると、なんともありがたい話です。

ありがたい。

本当にありがたい。

ブログを書いている身としては、読んでくれる人がいるというのは非常に嬉しいことです。

 

ただね・・・

毎日ほぼ同じ人が来ているとしたら・・・?

ちょっとだけ気持ち悪い。

 

・・・いや、かなり気持ち悪い。

 

「今日はボイラー記事更新してないな・・・」

「昨日もボイラー記事更新してなかったな・・・」

「一昨日もボイラー記事更新してなかったな・・・」

「・・・まぁでも今日も見てみるかぁ・・・」

みたいな人がいたら、もう完全に私より私のブログを愛している。

というよりボイラーを愛している。変態かお前は。

 

もしかすると、読者の皆さんはいわゆる「ロム専」と呼ばれる人たちなのかもしれません。

コメントはしない。

リアクションもしない。

ただ静かに訪問する。

そして何も言わずに帰っていく。

 

まさに沈黙の読者。

アクセス解析には数字だけが残ってこちらからは誰なのか分からない。

でも、毎日そこにいる。

そう考えると、なんだか妙な連帯感を感じますね。

「今日も来てくれてありがとう」

と思う一方で、

「・・・そんなにボイラー好きなん?」

とも思う。

 

ブログを更新していない期間にまで来てくれているのだとしたら、本当にありがたいことです。

もしかしたら新規の読者なんてほとんどおらず、実は固定された全国数百人くらいのボイラー好き好きメンバーによって、このブログは支えられているのかもしれません。

数名の謎のボイラー変態読者によって運営される、

「私がボイラーマンだ」

 

 

でもこのブログを始めたきっかけって、むしろそういう人たちの為に始めた訳で。

そう考えると、やっぱり少しでも更新しないわけにはいかない気がしてきました。

 

いつもの皆さん。

生きています!

ボイラーマンは生きています!

そして、もし本当に毎日見に来ている方がいるのであれば・・・

ありがとうございます!

 

これからも気が向いたときに、ボチボチ書いていこうと思いますのでよろしくお願いします!

猛暑によるトラブルなど

こんにちは。ボイラーマンです。

 

今年も8月に入りいよいよお盆も近づいてきましたね。

世間では昨日8日から来週16日まで9連休取れる人もいるみたいで羨ましい限りです。

 

 

自分ですか?

普通に仕事だが?畜生めっ

 

でも8月より7月中旬から下旬にかけての方が気温が高くてヤバかったですよね。

連日40℃にせまる勢いの温度で現場作業なんてやってられませんでした。

 

これだけの猛暑でもプラントが止まるようなトラブルが無かったのは幸いでしたが、気温が高かったことにより起こったちょっとしたトラブル事例をご紹介。

 

・排ガス分析計異常停止

弊社の煙突に設置されている排ガスの成分を分析する装置。これが盤内部が高温になり過ぎて異常停止しました。

そもそも弊社の排ガス分析計は設置向きが悪く、盤も西側を向いているので午後の直射日光が当たりやすい。

それでも今まではこれといったトラブルが無かったので気にしてなかったのですが今年になって遂に耐えられなくなったのか分析計の計器が異常高温となりオーバーヒートしたらしくトリップ→停止に至りました。

 

・粘着ゲルが溶ける

現場にスマホホルダーのようにゲル吸盤で引っ付けて使用していた物があったのですが、全部剥がれました・・・

今年の1月頃に取り付けてその後は順調だったのですが、やはり夏場は駄目でした。

安かったのと、どこでもすぐ付けられるお手軽さで選んだのですが、現場で使用するなら多少余分な設置費用が掛かってもクランプ式にしとけばよかったです。

 

・給水処理装置水位低下

現場で使用する冷却水や給水用の処理装置に送る送水量が増加したことにより給水が追い付かなくなり、水位低下の警報が頻発するようになりました。

一度外気気温が40℃超過した時には特に給水が追い付かなくなったことで負荷下げしなくてはいけなくなったほど。

これも過去に一度もありませんでしたが、もともと給水装置の送水ポンプが許容量ギリギリで設計されているようなので今後このポンプを一段階容量を増加させたものに変更する必要があるかもしれません。

 

今年はこんな所でしょうか。

これだけの猛暑でも他の設備は正常に運転出来ているんだから、むしろ逆に凄いと思ってます。

 

とにかくプラントさえ停止しなけばどんなトラブっても何でも良いので、涼しくなるまであともう少し、設備には頑張ってほしい所です。

油不足の話

こんにちは。ボイラーマンです。

 

話題にするには少し遅いんですが、中東情勢について報道されることが増えてきましたね。

今でこそ少しづつ状況は回復してきましたが、ナフサ不足問題とかのニュースが流行っていた時期は結構やばかったです。

 

正直なところ、この話題が出た当初は「重油の価格が上がるのかな」くらいにしか考えていませんでした。しかし、実際に現場で設備の維持管理をしていると、その影響は想像以上に大きいことを実感することとなりました。

 

特に困ったのは、油関係の製品。

潤滑油やグリースなど、設備の保守には欠かせない製品ですが、価格が上がっているだけでなく、そもそも発注ができない製品まで出てきました。

 

「値段が高いけど買える」という話であればまだ対応のしようがあるんですけれど、「納期未定」や「受注停止」と言われてしまうとどうすることもできません。

設備は油がなければ正常に動かすことができませんし、定期交換が必要なものも数多くあります。そのため、現場としてはかなり頭の痛い問題です。

 

さらに驚いた出来事もありました。

ある設備の予備品を購入しようとメーカーへ問い合わせたところ、

「部品の供給が不足しており、納期が大幅にかかります」

との回答でした。

 

また他のメーカーで設備の納品を依頼した所、こんな提案もありました。

「塗装仕様にすると価格も上がりますし納期も長くなります。もし塗装なしでも問題なければ、もっと安く、早く製作できます。」

思わず「そこまで影響が出ているのか…」と驚いてしまいました。

話題が出た頃は問題なのは油関係だけと安直に考えていましたが、まさか塗料まで影響を受けるとは思ってもいませんでした。

 

一応、これらの話はもう数か月前の話で現在は結局どれもほぼ普通に納入されているので問題無かったんですが、今後オイルに限らず何が不足し出すか分かったものじゃありません。

 

設備管理をしていると、「この部品だけ注文すれば大丈夫」ということはほとんどありません。一つの製品の裏には、金属や樹脂、電子部品、そして塗料など、さまざまな材料や工程があります。

そのどこか一つでも供給が滞れば、最終製品の納期にも大きく影響してしまいます。

発電所では設備を止めることができないため、予備品の確保は非常に重要です。

しかし、今後は「必要になったら買う」という考え方では間に合わず、早め早めに手配することがますます重要になってきそうです。

AIの進歩でプラント運転員の仕事は残るのか?

こんにちは。ボイラーマンです。

 

先日、プラントにおけるAI活用技術に関する講習会へ参加してきました。

ここ数年でAIが急速に発達していることは知っていましたが、実際にプラントでどのように活用され始めているのかを聞いて、正直驚きました。

以前はAIといえば、文章を書いたり画像を作ったりするものというイメージが強かったのですが、現在では発電所の運転や保守にまで活用される時代になってきているようです。

今回は講習会で特に印象に残った事例を紹介したいと思います。

 

① AIによる設備異常の早期発見

一つ目は、設備の運転データをAIが常に監視するシステムです。

発電所には温度、圧力、流量、電流、振動など、数え切れないほどのデータが存在します。

これらの通常運転時の傾向をAIが学習し普段とは異なる動きを検知すると、「何かがおかしい」と知らせてくれるというものです。

例えば、まだ警報値には達していないものの、いつもとは違う変化をAIが検知し、「このままでは故障につながる可能性があります」と判断できるそうです。

人間では見逃してしまうようなわずかな変化も、24時間休むことなく監視できるのは大きな強みだと感じました。

 

実は以前勤務していたプラントでも10年前くらいに似たようなシステムを導入しようと試みたことがあるのですが、結局のところうまくいかないのでは?ということでお流れになったことがあります。

 

しかし、今のAIの技術であれば、もしかしたらかなり良い線行くのかもしれません。

 

② AIが運転操作を手動で行う

二つ目は、AIが運転員の操作を学習する技術です。

 

例えば、普段はそもそも自動制御ですが、設備トラブルが発生すると自動制御では間に合わないので運転員が現場の状況を見ながら手動操作へ切り替え、各設備を調整しながら安定運転へ戻していくのが普通です。

 

しかし何と、その一連の操作もAIが学習し、次に同じような事象が発生した際には、人間が操作する前にAIが自動で適切な制御を行うという考え方です。

つまり、

トラブル時の手動制御を自動で制御できる!

という意味不明なことが可能であるというのです。

 

これは単純な自動制御とは違い、「ベテラン運転員の経験」をAIへ蓄積していくようなイメージでした。

もし本当にここまで実現できるのであれば、プラント運転の世界も大きく変わるかもしれません。

 

③ ドローンやロボットによる現場点検

三つ目は、ドローンや点検ロボットの活用です。

 

人が毎日巡回している点検をロボットが代わりに実施し、現場設備についている温度計や流量計なんかをカメラで読み取って記録→傾向監視したり異音や振動まで解析できるそうです。

しかも、人間の耳では気付かないような微妙な音の変化や、わずかな振動の違いまで検知できるとのことでした。

 

しかも、歩いた所を全方位カメラで撮影することでPCで現場を3Dで立体的に見られる機能や寸法を測定したりなどともうやりたい放題。

高所や危険箇所の点検も安全に行えるため、保守業務との相性は非常に良いと感じました。

 

【ボイラーマンの仕事はどうなっちゃうの・・・】

ここに紹介したものは、大企業なんかではすでに導入や検証が行われているものもあるようです。

 

以前からよく「AIに置き換わられる仕事」みたいな特集ありましたよね。

でも正直私はずっと

「AIが発達しても発電所の運転員だけは置き換わらないだろう」と思っていました。

だって現場では想定外のトラブルが起こることも多く、基本的に修繕は人力でやらないといけないし、中央操作室での制御だって最終的には人間の経験や判断力が必要になると考えていたからです。

 

しかし、今回紹介された技術を見ていると、その考えもかなり変わりました。

設備の監視はAIが行い、異常を予測し、トラブル時には運転操作まで自動で対応し、さらに現場点検までロボットが実施します。

 

え。これいるのか?運転員・・・

 

もちろん、現時点ですべてをAIだけで運用できるとは思いません。

現場の故障を直せるのかどうかの判断とか、どうやって復旧させるかとか、そういったことに関しては設備を理解し、AIの判断が正しいかを確認し、最後に責任を持って判断するのは人間であってほしい。というかそうでないとやばい。

 

そうでないとBTや電気主任技術者の必要性も無くなってしまう・・・

 

 

あ、そうそう。ブログに載せるためのイラストも今回AIに書いてもらいました。

すごくないですか?

イラスト作成依頼では、

「発電所の中央操作室(PCモニターがたくさん並んでいて色んな色のグラフがある感じ。詳しくは自分で検索してなんかいい感じのやつ頼む)にAIを模したロボットみたいなキャラクターが座って運転員の変わりを務めており、これにボイラーマンが後ろで困惑した感じで見ているイメージのイラスト」

と依頼したら作成されたものです。

クッソ適当な指示でしたが、ほぼ自分のイメージ通りのイラストが完成して感心よりも怖さが勝ちました。

発電出力とかアラーム一覧とかすんごいリアリティある画像なんだけど・・・これ一体何を参照したんだろう・・・?(というかアラーム一覧の内容、軒並みやばい奴で草)

 

イラストですらここまで作れるなら講習で聞いたことも正直やろうと思えばもう出来るんでしょうね。

これから10年、20年後の発電所は、一体どんな姿になっているんでしょうか。

もしかしたら「プラント運転員」という仕事自体無くなって現場の保全員くらいしか人がいなくなってたりして・・・