こんにちは。ボイラーマンです。
最近、仕事をしていて思うことがあります。
外国人労働者、増えたなぁ・・・
街を歩いていても見かけますし、コンビニや飲食店などでも外国人の方が働いているのを普通に見るようになりました。
ニュースを見ていても、外国人労働者の増加について取り上げられることが増えたように感じます。
その一方で、外国人による犯罪やトラブルについて報道される機会も増えたように感じます。
SNSなんかを見ていると、外国人労働者に対してかなり否定的な意見を見かけることもあります。
まあ、いろいろな意見があるのは分かります。
実際、私の会社にも外国人の方が何人か働いています。
そして、私自身も、
「やっぱり外国人と一緒に働くって、いろいろあるんだな」
と思ったことがあります。
言葉より難しい「お国柄」
外国人と仕事をする上で、まず問題になるのは当然コミュニケーションです。
日本語がどの程度通じるのか。
こちらの指示を正しく理解してもらえるのか。
安全に関わる仕事なら、なおさら重要です。
しかし、実際一緒に仕事をしている人の話を聞いていると、
言葉より難しいのが「考え方の違い」だったりします。
例えば日本人なら、
「まあ、このくらいは言わなくても分かるよね」
と思うようなこと。
ところが、それが全然伝わらない。
逆に、
「なんでそこまで細かく言わないといけないんだ?」
と思うようなことでも、相手からすれば、
「いや、言われてないからやってません」
となる。
日本人同士なら、
「そこは空気読んでくれよ」
で済むところが、
外国人相手だと、
「いや、その“空気”ってどこに書いてあります?」
という話になる感じで、これはなかなか難しい問題だと思います。
日本人同士でも意思疎通が怪しい私としては、なかなかのハードルです。
実際、ちょっとしたトラブルもある
会社でも、外国人の従業員について、ちょっと困ったことがあったという話を聞くことがあります。
仕事に対する考え方だったり、時間に対する感覚だったり、周囲とのコミュニケーションだったり。
日本人なら普通こうするだろうという感覚が通じないこともあるみたいで。
そして、そういうことが何度か続けば、
「外国人はちょっと……」
という否定的な意見が出てくるのも、まあ分からなくはありません。
一緒に仕事をしている人からすれば、
「こっちはこうしてほしいのに、なんで分かってくれないんだ」
となります。
仕事ですから、当然です。
ただ、そこで一つ思うことがあります。
日本人だって、全員が優秀なわけではない。
ということです。
日本人だって色々いる
日本人の職場を見渡してみても、
仕事ができる人、真面目な人、責任感の強い人、面倒見のいい人。
逆に
仕事をサボる人、時間にルーズな人、何度言っても同じミスをする人、コミュニケーションが苦手な人。
いろいろいます。
私だって人のことを言えません。
つまり、人間なんだから色々いる。
結局これなんじゃないかと思います。
「発電所で働きたい外国人」という話
そんな中で、以前ちょっと面白い話を聞きました。
他社の発電所で、運転員を派遣で雇っている中に外国人も雇っているところがあるそうです。
「発電所の運転員に外国人?」
最初に聞いたときは、ちょっと意外でした。
発電所の運転員といえば、設備や運転方法、異常時の対応を覚える。計器を監視する。
なかなか大変な仕事です。
しかも、専門用語も多い。
ボイラーだの、タービンだの、復水器だの、給水だの、インターロックだの……
日本人ですら
「何言ってんだこいつ」
となる世界です。
ところが、そこで働いている会社の方について聞いた話では、
むしろ非常に意欲的に仕事をしてくれている
とのことでした。
「わざわざ日本に来て、発電所で働きたい」
という時点で、そもそもの仕事に対するモチベーションが高いのかもしれません。
日本人からすると、
「求人にあったし取り合えず働いて見るかぁ……」
くらいの感じでも、
外国から来て、
「日本の発電所で働きたい!」
となる人がいる。
そう考えると、なかなか凄いことです。
クッソ変態やんけ・・・
自分が外国で働けと言われたら?
ここで自分に置き換えてみます。
例えば突然、
「明日からタイのコンビニで働いてください」
と言われたら・・・
絶対無理。
まず言葉が分からない。
レジの操作も商品の場所も分からないしお客さんが何を言っているのか分からない。
そもそも、
「いらっしゃいませ」
を現地の言葉で何と言うのかも分からない。
そして、お客さんから何か言われたら、
「……はい?」
で終了です。
そんな状態で仕事を始めろと言われたら、かなりの勇気が必要です。
それを実際にやっている人たちがいる。
これは普通に考えて、かなり大変なことだと思います。
「働きに来る」ということ
もちろん、外国人労働者による犯罪やトラブルが問題になるケースはあります。
それはそれで、きちんと問題として扱う必要があります。
職場で問題が起きたなら、外国人だからといって我慢する必要もありません。
ルールを守ってもらう。
必要なことはきちんと伝える。
安全に関わることなら、なおさらです。
ただ、一部の人の問題を、そのまま外国人全体の話にしてしまうのは違うんじゃないかとも思います。
日本人だって、
「日本人だから全員ちゃんとしてます」
なんてことはありません。
私の知っている日本人だけでも、色んな変態なかなか個性豊かな人たちが揃っています。私自身も含めて。
結局、外国人労働者も「外国人」という一つのカテゴリーではなく、一人の人間として見るべきなんだろうなと思います。
もちろん、簡単な話ではない
とはいえ、外国人を雇えば全部うまくいくという話でもありません。
言葉の問題。文化の違い。仕事に対する考え方。生活習慣。安全意識。
いろいろな違いがあります。
受け入れる側にも、それなりの準備や教育が必要でしょう。
「日本ではこうするのが普通だから」
だけでは伝わらないこともあります。
逆に、外国人側にも日本のルールや職場の決まりを理解してもらう必要があります。
お互いに、
「なんで分からないんだ」
ではなく、
「そもそも前提が違うんだな」
というところから始める必要があるのかもしれません。
結局、人による
最近、外国人労働者についていろいろな話を聞くようになって、個人的に思うのは、
結局、人によるんじゃないか。
という、ものすごく当たり前の結論です。
日本人も同じです。
だから、外国人労働者についても、
「外国人だからこうだ」
と決めつけるのではなく、
目の前の人がどういう人なのかを見る。
それでいいんじゃないかなと思います。
そして個人的には異国に来て働くという時点で、それだけでも結構凄いことだと思っています。
私なんて、
「外国のコンビニで働いてください」
と言われたら、たぶん初日で心が折れます。
レジで客に何か聞かれて、
「Oh......Sorry……」
しか言えないボイラーマンが誕生します。
その横で、
「日本語を覚えながら日本の発電所で運転員をやっています」
なんて人がいたら、
「いや、あなた凄いっすね!?」
と素直に思います。
文化も言葉も違う国で働く。
それだけでも、かなりの覚悟がいることだと思います。
もちろん、仕事である以上、守るべきルールは守ってもらう。
問題があれば注意する。
ダメなものはダメ。
そこは国籍関係なく同じです。
その上で、
「外国人だから」
ではなく、
「この人はどういう人なのか」
を見る。
そんな感じで外国人労働者とも付き合っていければいいんじゃないかな、と思う今日この頃です。
