私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

ボイラーマンの資格取得記⑳第1種ボイラー・タービン主任技術者~申請・取得方法など~

【概要】

ボイラー・タービン主任技術者(略してBT主任)は火力、原子力発電所など一定規模以上の電気工作物を保有する事業者が電気事業法に則り選任しなければならない必置資格で、電気主任と同じく電気工作物の保安監督を行うための資格です。

 

選任されているBTは組織上電気主任技術者と同じ立場であり、社長・所長の次に位置する権限を持つので、大抵は組織の管理職クラスの人が選任されることが多いです。

 

第1種と第2種に区分されており、第1種では全ての設備、第2種では最高使用圧力が5.88MPa未満の汽力設備や原子力設備、ガスタービン設備の選任者になることが可能です。

 

区分は分かれていますが試験で取得する資格ではなく、どちらも実務経験での申請のみとなります。

 

【取得方法と難易度】

BTを取得するために必要な実務経験の年数は下記表の通りです。

〇ボイラータービン主任技術者に必要な実務経歴

学歴 第1種 第2種
①学校教育法による大学(機械工学)
  (又はこれと同等以上の教育施設)
[6(3)] [3]
②学校教育法による大学
  (又はこれと同等以上の教育施設)
10[6(3)] 5[3]
③学校教育法による短期大学(機械工学)
  (又はこれと同等以上の教育施設)
[8(4)] [4]
④学校教育法による短期大学若しくは高等専門学校
  (又はこれと同等以上の教育施設)
12[8(4)] 6[4]
⑤学校教育法による高等学校(機械工学)
  (又はこれと同等以上の教育施設)
[10(5)] [5]
⑥学校教育法による高等学校
  (又はこれと同等以上の教育施設)
14[10(5)] 7[5]
⑦学校教育法による中学校
  (又はこれと同等以上の教育施設)
20[15(10)] 12[10]
⑧一級海技士(機関)、特級ボイラー技士、エネルギー管理士熱分野
  又は、技術士(機械部門に限る)の2次試験合格者
[6(3)] [3]
     
(1)第1種の必要経験年数は卒業後のボイラー又は蒸気タービンの工事、維持又は運用に係わった年
 数です。[ ]の年数は、必要年数のうち発電用の設備(電気工作物に限る。以下同じ。)に係わった年
 数で、( )の年数は[ ]のうち圧力5,880キロパスカル以上の発電用の設備に係わった年数。
(2)第2種の必要経験年数は卒業後のボイラー、蒸気タービン、ガスタービン又は、燃料電池設備(最
高使用圧力が98キロパスカル以上のもの)の工事、維持又は運用に係わった年数です。[ ]の年数
 は、必要年数のうち発電用の設備に係わった年数。
(3)⑧に該当する者の必要経験年数は、免許等の交付を受けた後の年数。

 

この資格を最短で取得するなら、機械科大学卒業後またはエネルギー管理士熱分野や特級ボイラー技士等を取得後、第2種なら発電設備に3年以上の工事、維持、運用の実務経験がいります。

第1種ならそれに加え更に圧力5,880kPa以上の発電設備の工事、維持、運用に3年以上携わる必要があり合計で6年の実務経験がいります。

大学の専攻分野についてはどうしようもないし特級ボイラー技士は取得までに最短7年掛かる(1級ボイラー技士取得に2年、そこから5年の実務経験)ので、機械科大学出身者以外でBTの取得をなるべく早くしたいと考えているなら、エネルギー管理士熱分野を早めに合格しておく必要があります。

 

 

個人的難易度を5段階で表すと

(5:難しい 4:やや難しい 3:普通 2:やや簡単 1:簡単)

 

1種、2種ともに

1~5・・・簡単だったり激ムズだったりする

 

これがどういうことかと言いますと、そもそもこの資格には試験というものが存在せず、取得に必要な実務経験を積んで産業保安監督部への申請を行えば、極端に言えば誰でも取得できます。

 

ここで重要となるのは

「どの担当に申請するかで難易度がガラリと変わる」

という点。

これは1種、2種の区分に関係なく、本当に産業保安監督部の担当によってその難易度が変わります。

 

通常BTの申請は

実務経歴書の添削→問題なければ担当と面談し後日申請

という手順を踏みます。(2022年現在はコロナのため面談はなし)

 

そして担当によって、この実務経歴証明書の添削の際にメール数回のやり取りだけで良かったり、逆に実務経歴書の添削に電話でとんでもなく面倒なことを言われ何回も再提出になったりします。

 

 

私が初めて申請を出した際の担当がすこぶる面倒な人で、私も修正依頼を電話で1時間以上言われ何度も再提出を食らいました。

また、私のほかに2種の申請をしていた同僚は約1年掛かりで取得していました。

 

逆に私の職場の部長が元いた関東地方の担当はとても簡単だったらしく、当時BTをしていた部長の部下を数人連れて行って、書類審査と面談を同時に行ってもらいその日の内に通過させたという話も聞きました。

 

そしてその後、私の地区の担当が変わった後に再度BTの申請をした際

なんともあっさりと1種BTを取得

 

前担当とのあの無駄なやり取りはいったい何だったのか・・・

 

ということで、この資格を楽に取得できるかどうかは

「申請を出す地区の保安監督部の担当次第」

で決まるといっていいでしょう。

 

もし申請を考えている人で近くに保安監督部とやり取りしている人がいるなら、担当の噂を聞いておいた方がいいと思います。

 

【動機】

ボイラーマンを名乗るこの私が、ボイラーという名の付く3大資格

「特級ボイラー技士」

「ボイラー整備士」

「ボイラー・タービン主任技術者」

のうち、唯一取得していない資格だったため。

 

そしてやはり発電所に身を置く者としては、電気主任技術者と同じく取得を目指すべき最終目標だった為。

 

私の会社ではBT主任者はずっと嘱託のおじいちゃんが毎年代わる代わる選任されており、会社側が若手の社員にBT取得を推進していたこともあって、私がこの資格を取得したいと言った際に会社側からのバックアップ(書類の購入や申請費用立て替え等)があったことも取得に踏み切った要因の一つです。

 

【勉強方法】

申請で取得できるため特に必要な知識はないですが、コロナ前は担当によって面談がありました。

その時に細かいところまで聞かれることがあり、更に本人の経験で最も弱い部分を敢えて突っ込んでくる人もいたとのこと。

 

例えば、保全をやってきた人なら運転について、運転員をやってきた人なら保全について、あとは保安規定の中身や各検査の概要等・・・

 

ただしこの面談で答えられなかったからと言って不合格になることはよっぽどなく、BT持ちの部長が言うには

「事前の書類審査に通ってる時点でほぼ取得出来たも同然だから、面談で答えられなくてもあとでちゃんと調べといてくらいに言われるだけだよ」

とのことです。

まぁこれも多分担当のさじ加減だと思います。

 

また、この資格を取得しようとする人は、BTに選任されるべき人を会社や上司が選抜して取りに行かせるということがほとんどだと思われます。

そういった場合は現役のBTに色々教えてもらいながら申請することが出来ますが、私の場合は会社が推奨しているだけでBTに選任されるわけでもなかったのでほぼ独学で申請していてけっこう手探りな部分も多く苦労しました。

 

一応ボイラー・タービン主任技術者がやるべき職務や各種手続きなどがまとめられた本が火力原子力発電技術協会より発行されているので、私はこの書籍を見ながら独学で勉強しました。

www.tenpes.or.jp

 

おそらく現状でこの資格に関する書籍はこの本だけだと思います。

値段が12000円と高額なので、私は会社費用で購入しました。

これから初めて実務をやっていくという人についてはまぁまぁ役立つものだと思います。

 

 

【実務経歴証明書の書き方のコツや注意点】

この記事を見ているということは私のように趣味でこの資格を取得しようとしている変人の可能性が高いわけですが、そんなボイラー変態同志のために実務経歴証明書の書き方や私が書類審査で突っ込まれた内容をざっと書いていきます。

 

ただし、これも全て所轄の産業保安監督部の様式やルールの違い、そしてなによりその時の担当によって突っ込まれる内容は様々なので参考程度に見といてください。

 

・実務経歴証明書の職務内容欄について

発電所運転員の場合の書き方としては

1、概要

○○会社運転員として右記発電用ボイラータービン設備の運転業務を担当したこと、その期間中のBT主任の選任者の氏名と選任期間を記載。

 

2、勤務体制

交代勤務なら何班何名体制で各直何時から何時までなのかを記載。

 

3、日常業務内容

基本的に毎日行っている業務を出来るだけ具体的に記載。

「日常監視業務」

蒸気の圧力温度やドラム水位など、どこを主として監視していたかを具体的に記載。

「日常点検業務」

どういった設備をどういった項目について点検したか具体的に記載

(例:給水ポンプの吸込、吐出圧力、軸受温度、電動機の異音振動の有無)

どちらの項目も異常が見られた場合にどういった対処をして誰に報告したかも記載します。

 

4、定期業務

毎日では無いものの、毎月・毎年必ず行うような業務について記載します。

例えば「グリスアップ作業」「未使用機器保守運転」「ポンプ切り替え作業」など。

また定期点検で行われる「ボイラータービン設備の起動・停止操作」もこの定期業務となります。

ちなみに安全弁封鎖試験や水圧試験と言った定期事業者検査で行った操作項目に関してもこの定期業務の項目に該当します。

私は最初2~4年に一度なので不定期業務だろと思って記載してましたが定期業務に記載してくれと修正されました。

 

5、不定期業務

突発的なトラブル、自然災害対応など、発生時期が不確かなイベントに対する業務内容はこちらに記載します。

全てのトラブル対応について記載していたらキリがないので、一番対応の多かったトラブルについて1個記載しておけば十分だと思います。

 

6、その他業務

他にトピックとして記載する実績や内容があればこちらに記載します。

例えば「手順書を制定した」「設備改善案により省エネを行った」

役職者であれば「こんな事象の際に部下に指示を行った」「新入社員へこんな教育指導をした」などが該当します。

 

 

各項目で複数の段落に分けて記載する内容がある時は、1→(1)→①→(a)の順に記載します。

例えば定期業務の項目では

4、定期業務

(1)グリスアップ業務

(2)保守運転業務

(5)ボイラータービン設備の起動停止操作業務

①起動操作項目

 

②停止操作項目

(a)誘引ファン停止操作

(b)重油バーナ点火操作

と言った感じで記載します。

 

 

・実務経歴証明書の書き方はその地区の様式に従うこと

doragonking.hatenablog.com

私は2022年度に提出をする際、事前に現職BTをやってる人に添削をしてもらいその書式で提出しました。

しかしメールで

担当「書式が違うため事前にホームページで様式をダウンロードし、その書き方に従って書いてください」

と返答されました。

 

後でわかったことですが、当時の我が社のBTがいた地域とこちらの地域でのBT主任技術者の実務経験証明書の書き方は少し違うようでした。

 

なので、担当によるものかもしれませんが、なるべく自分が提出する予定の管轄の産業保安監督部のホームページに載っている書き方を見習って書いておいた方が無難だと思います。

 

・組織図

どちらの担当の際も必ず実務経歴当時の会社組織図を提出しなさいと言われました。

注意点として、その組織図は

「自分で作ったもので良いのか」

「会社の正規の組織図であるか」

「保安規定に載っているものであるか」

のどれを提出するかを確認したほうが良いです。

 

なぜかというと、一人目の担当の時に会社の正規の組織図を提出した際

「なんですかこの組織図は?ちゃんと保安規定に添付されている保安上の組織図を提出しなさい」

と言われました。イラッ

 

でも二人目の時は

「保安規定の組織図のような簡易的なものではなくて、申請者が実務経験時にどこ所属で体制上どこに位置するかが具体的に分かるような組織図を作成して提出して下さい」

と言われました。

 

要は担当によってどんな組織図を望んでいるかが違うんですね。

これを確認しないと再提出するハメになるので注意です。

 

また、実務期間中に組織が途中で変更されている場合、この組織変更前後の2枚提出する必要があります。

更に役職や部署変更があった場合も組織図で別途記載している体制表に自分がどの部署のどの立場であったかを具体的に記載します。

 

これらを踏まえて私が実際に作成した組織図を例として


このような感じでExcelで作成しました。

 

・途中で組織変更や役職が変わっている時の経歴証明書への記載方法

「役職名」欄に以下のように記載します。

一番最初には

○○株式会社△△部××課

と必ず会社名から記載してください。

 

次に、職務内容そのままで役職が付いている場合は

令和○年○月より△△部××課係長となるも職務内容に変更なし

 

異動で部署変更があった場合は

令和○年○月より△△部▲▲課となる

 

組織変更があった場合は

令和○年○月より組織変更により□□部◇◇課となるも職務内容に変更なし(詳細は別紙組織図を参照)

 

といった感じで記載します。

 

・BTの選任期間は日付まで明確に記載

これも両担当から必ず確認されましたが、自分の実務経験中にBTの選任者が途中で変更されている場合は選任者の選任期間と氏名を正確に記載する必要があります。

なので選任・解任届などで事前に調べておいた方が良いでしょう。

また、BTの名前は苗字だけでも良いという担当とフルネームで書いてくれという担当がいたので念のためフルネームで記載しておいた方が良いかもしれません。

 

・実務はとにかく具体的に

どちらの担当の際もちょっとでも曖昧な記載内容はすぐ突っ込まれました。

設備を点検をしたという記載でも「どのような立場で」「どの頻度で」「何を目的に」「どんな項目について」「どんな記録をしたか」「異常発見時の対応」「最終的に誰に報告したか」なんかを細かく書かされました。

なので運転員が行う巡視点検を記載するなら

 

運転員として毎日現場機器の異常の有無を確認するための巡視点検を行い、この結果を日常巡視点検記録簿へ記入した。異常が見られた際は上司へ口頭にて報告を行った。

点検項目

ボイラー設備 ○○の破損漏洩の有無、○○の異音振動の有無・・・・

タービン設備・・・・

発電機設備・・・

 

といった感じに記載する必要があります。

 

 

【取得までの道のり】

別記事に詳細はあるので時系列で書いていくと

1回目の挑戦時(2020年)

まずは申請に向けて必要な経験年数を満たしているか確認しました。

doragonking.hatenablog.com

実務経歴に問題無さそうだったので、フォーマットに則り実務経歴証明書を作成。

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産業保安監督部へ連絡しいざ申請。

この時は知りませんでした。この後地獄を見ることに・・・

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申請申し込み、実務経歴証明書を送付

→2か月後:担当と初電話で修正のやり取り。クソみたいな担当にめっちゃ色々言われるも、何とか修正し再提出

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1か月後:担当と再度修正のやり取り。前回の修正箇所をまた修正しろと言われ大混乱。

2週間後:またまた再修正。再修正した箇所の再修正に気が狂いそうになるも何とか再々々提出。

1週間後:4度目の再修正にブチギレそうに。そして前職の色んな書類を提出しろという無茶ぶりに一旦諦める。

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合計:約5か月

結果:惨敗

担当の度重なる修正依頼と無茶ぶりに一旦諦めました。

 

2回目の再挑戦時(2022年)

前回のイカれた担当がついに変わったとの噂を受け、再申請に向けていざ電話。

結果、めちゃくちゃまともな人に代わっていたので超安心。

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実務経歴証明書をメールで申請

1か月後:担当より修正依頼のメール。すぐ再提出

3日後:再提出の証明書について再度修正依頼。すぐ再提出

1週間後:申請期間の内、教育期間についてNGを食らったためいったん保留。

再申請で簡易的な修正を受けた後、書類審査合格。

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1週間後:電話でリモート面談。主に実務経歴について質疑応答を行い無事合格。

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書類を送付し3週間ほどで免状届く

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合計:教育期間NGでの待機期間を除けば1か月半

結果:合格!

2年越しのリベンジや教育期間でのNGによる待期期間などを経ての取得なので私の中ではかなり長丁場の戦いなイメージでしたが、2回目は実質1か月半程度で指摘事項もほとんどなかったのでけっこうあっけなく終わっていました。

 

【最後に】

この資格は発電所にしか必要ない上に試験がなく書類審査と面談で取得するという物なので、同じ主任技術者の電験と比べても、とにかく情報が少なく取得しようとした時は情報集めに苦労しました。

 

なのでこのブログの取得までの記事が、趣味でBT主任技術者を取得しようとしている変態ボイラー野郎達の助けに少しでもなれば幸いです。

 

どの資格にも言えることですが、発電所には必置であるこの資格は特に

「選任させるために会社が取得させる資格」

という意味合いが強く、趣味で取得しようとすると

・保安監督部との書類審査のやり取り

・面談

・会社への証明印や割印の申請

など、実務経験を満たしていても結構ハードルの高い資格だと思います。

 

そもそも取得するのが書類審査や面談のみというのは立場や責任を伴う資格にしてはちょっと納得いかない取得方法だし、出来れば多少難しくても良いので試験でも取得できるようにしてもらいたいものです。

ブログ3周年までの歩み

今月でこのブログも無事3周年を迎えることとなりました。

 

もう3年?

まだ3年?

 

どちらとも言える年月ですが、この3年で結構私の環境を取り巻く色んなことが変化しました。

 

【仕事】

この3年間であらゆる人が入社しそして我が社のブラックぶりに恐れおののき退職していきました。

・2019年に辞めた人 ()は辞めた原因

発電運転課長(パワハラで鬱)

発電部部長(パワハラで鬱)

所長(パワハラの原因でクビ)

電気主任技術者代務者(病気&所長嫌い)

・2019年に入社した人

2代目所長

2代目発電運転課長

発電保全課長

 

・2020年に辞めた人

社長(任期満了で交代)

保全課主任(仕事が嫌い)

2代目発電運転課長(この会社無理)

初代電気主任技術者(任期終了)

・2020年に入社した人

2代目発電部長

2代目社長

発電部運転員

保全課員

副所長

 

・2021年に辞めた人

2代目発電部長(任期終了)

2代目所長(ポンコツ過ぎてクビ)

発電保全課長(性格クズ過ぎて孤立)

運転班長(給料下げられてブチ切れ退社)

保全課員(パワハラが嫌)

・2021年に入社した人

3代目発電部長

総務部課長

 

この3年間で入社したのは総勢10名。

その中で現在残っているのは発電部運転員、2代目社長、3代目発電部長、総務部課長の4名のみとなりました。

 

今年もすでに3人退社しており相変わらず我が社のスタッフ離職率は50%を超えてます。事務所は現在進行形でカオスに包まれています。絶対行きたくない。

 

【プライベート】

一番の変化はやはり子供が生まれたことでしょう。

当時はまだ1歳と0歳で手の掛かっていた子供も、今は立派に保育園に通っておむつも取れたしマインクラフトを遊び倒せるほど成長しました。

もうあと数年で小学生とは信じられません。

 

昔の記事を読み返していると「あぁこんな時期もあったなぁ」と振り返ることも出来るので結構楽しかったりします。

 

↓2年前。まだ上の子が喋れない保育園前の時代。

doragonking.hatenablog.com

 

↓去年。上の子はかなり喋れるように。下の子はまだ赤ちゃん。

doragonking.hatenablog.com

 

この記事を書いていた時はお散歩とかよく連れて行ってたんですが、最近は散歩だけでは満足してくれないのでめっきりそれも無くなりました。

 

あまり頻度は多くないものの子育て記録にもなるし、今後もたまにブログに書いておこうと思います。

 

【資格】

2019年9月以降で取得した資格は

・2019年

公害防止管理者水質第3種

消防設備士乙種6類

 

・2020年

公害防止管理者水質第1種

公害防止管理者ダイオキシン

玉掛

床上式クレーン運転

第2種冷凍機械責任者

2級機械保全技能士

 

・2021年

第1種衛生管理者

情報処理技術者ITパスポート

 

・2022年

第1種ボイラー・タービン主任技術者

第3種電気主任技術者

 

合計12個

公害防止管理者水質は3種→1種にグレードアップしただけなので実質の取得数を11個と考えても、現在取得している資格数が26個なのでほぼ半分を3年で取り切ったことになります。我ながらよくやった。

 

 

こうやって書き出してみるとだいぶ濃厚な3年間を過ごしてきたような気がします。

会社はバタバタしてるし子供もまだ手は掛かるし、出来ればもう少し落ち着きたいところですが、そうなったらなったで物足りないんだろうなぁ・・・

 

また3年経った2025年頃にはどうなっているのかな。

 

会社は今の職場に残留しているのか、転職しているのか?

子供は小学生になってどんな生活しているのか?

資格はどんなものを取得しているのか?

 

どうなっているのか楽しみでも不安でもありますが、それは3年後のボイラーマンに任せるとして、その時までこのブログを続けられることを信じて結果は3年後に報告します。乞うご期待!

 

頑張れよ!!2025年の中年ボイラーマン!!

鬱病にだけはならないよう気を付けてね!!

盟友がまた一人、逝く

7月に電気主任を務めてきた私の同期が一人辞められたんですが

doragonking.hatenablog.com

 

今月でまた一人辞めることになりました・・・・

やっさん

保全課の電気システム担当で、長年我が社のセキュリティやシステム関係についての仕事を一手に引き受けていた方です。

 

スタッフとしては一番長い期間働いていた古参メンバー。

けっこう強面の高身長な人で、最初見た時の印象は

「こわっ。フランケンシュタインみたい」(失礼)

 

でも話すととっても気さくで優しい人で、上からどんな仕打ちを受けても言い返したり怒ったりしているのを見たことがないほど。

 

最初の頃はうまく働いていたんですが、優しい気質が仇となりパワハラ上層部にいい様にやられ過ぎて途中鬱病で休職してしまい、ようやく復帰してこれからもう一度頑張るゾ!

という時に別の企業からオファーが来たらしく無事?退職することになりました。

 

正直ずっと真夜中まで一人で残業してたり上層部にやられているのを見たり聞いてたりしてたので、むしろ

「なんでもっと早く辞めなかったん?」

と思ってましたし、鬱病なってるのにまた復職すると聞いて

「辞めへんのかい!大丈夫か・・・」

と心配してたので、退職が決まったと聞いた時は逆に安心しました。

 

 

辞める時にはわざわざ挨拶に来てくれたので、色々本音トークも聞けました。

 

私「ぶっちゃけ、やっぱ上層部が嫌でしたよね?」

やっさん「はい(笑)」

私「特に誰が?」

やっさん「社長と部長です(笑)」

私「(笑)」

 

次の職場はやっさんがやってみたかった業種で給料も少し上がるとのこと。

良かったね~

 

私含む古参メンバーはどうも上層部からは

新しい取り組みをしたがらないしすぐ歯向かう不良従業員

扱いされていて何かと目の敵にされている節があり、我が社では退職する方には花束やお酒などを渡す風習があるんですが

ここ数年で入社してきた新任管理職達は2年持たずして辞めるのにもかかわらず全員にちゃんと花束と酒を送るのに対し、最近辞めた長年勤めてきた運転員班長や散々使い倒してきた前任の電気主任、そしてこのやっさんには 

何一つ贈り物無し!

どうなってるんだこの仕打ち。

 

最近も上層部お得意の後出し新ルールが色々出てきて現場の縛りがきつくなりゲンナリしてます。

 

 

あーあ昔は楽しくていい職場だったのになぁ

と思う老害ボイラーマンなのであった。

【ゲーム】マインクラフトでプラント建設計画【石炭火力発電所編:その他施設紹介】

こんにちは。

長々と語らせてもらっていた石炭発電所紹介編も、いよいよ今回で最終回となります。

doragonking.hatenablog.com

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今回は設備以外の施設や管理事務所棟の内部などについて紹介していきたいと思います。

 

発電所出入口~守衛室】

発電所出入り口

基本的に柵が降りており目の前には守衛室もあるので外部の者が勝手に入ることはできません。

外部の人が入る際にはまず守衛室で入構許可及び専用カードを貰い、そのカードをカードリーダにかざして柵を上げてから入構します。

発電所の社員は事前に社員カードが配布されているので、守衛に許可を貰わず直接カードリーダにかざして入ることが出来る・・・という設定。

 

守衛室外装

外には自販機・ゴミ箱・室外機を設置。

自販機は青いコンクリブロックに、絵画のテクスチャの一つにあったワインセラーを張り付けてそれっぽいものを作成。

 

室外機に関しては作った事務所がもの寂しいなと思って我が社の事務所などを良く見た際に、あらゆる箇所に設置されていることに気付いたので急遽作成しました。

確かに大きな事務所ならその分エアコンも沢山設置されているし、室外機だらけにもなりますよね。

 

守衛室内装

守衛は基本2交代で一人が対応。

水回りや電子レンジも完備。

 

社員駐車場

駐車場は手前から来客用、真ん中がスタッフ用、一番遠いのが平社員用。

カードリーダーは帰宅時にかざすことで出入口に設置されている柵が開く仕組みになっているという設定。

 

【管理棟】

管理棟

全部で6階あり1階が受付、2階が書庫・更衣室、3階が電気室、4階が中央制御室、5階が発電部事務所、6階が屋上冷却塔になります。

 

発電所の名前はボイラーマン・パワープラント株式会社。

単純に発電所を英語でいってるだけっていう。

でも日本の発電所ってこんな感じの名前の所多いですよね。

 

休憩スペース

従業員憩いの場。

守衛室と同じく自販機・ゴミ箱に加え机も設置。

「従業員が休憩している所を外部の者に見せないように」

という配慮によりウッドフェンスも設置されました。

 

1階 受付

入ってすぐには来客対応などをする受付があります。

その後ろには経理などを担当する総務部事務所を作成。

椅子には黒っぽい階段ブロック、机の上にはパソコンに見立てた看板を代用して設置しました。

 

2階 書庫・更衣室

2階には資料を保管しておくための書庫と、従業員が着替える用のロッカーを設置。

ロッカーには「鉄の扉」を使用しています。

本当は書庫と更衣室は分けるつもりでしたが、思っていたよりスペースに空きがなく断念。

 

3階 電気室

3階の電気室にはそれぞれ低圧機器用電源となるコントロールセンターと高圧機器電源となるメタクラを設置。

定修時にはここで機器の電源が入り切りされます。

 

4階 中央制御室

ここが発電所管理棟のメインとなる中央制御室になります。

扉に入ってすぐは現場に出る際に必要なヘルメットと雨天時に着る雨具を設置。

DCS画面には看板4つを設置し、ここから今までに紹介してきた燃料・灰系統、風・蒸気・水系統、ユーティリティ系統を一括で管理しています。

DCS画面の手前には「ボイラー・タービン・発電機監視盤」が設置されており、非常事態が起こった際はここから警報が鳴ります。

 

ちなみにボイラーマンである私が24時間無交代で監視しているという設定なのでヘルメットも雨具も一つしかありません。

 

中央制御室給湯室

ボイラーマンがちゃんと24時間体制で生活できるように水道、冷蔵庫、電子レンジを確保しておきました。

もはやここの住人といっても過言ではありません。

 

ちゃっかり仮眠用ベッドも。

暇なときはここでサボります。

 

4階 タービン室

中央制御室の横には蒸気系統の時にも紹介したタービン室があります。

 

左右についてるのは換気扇、天井についてる緑とオレンジ色のブロックはクレーンのつもりです。

タービン発電機のメンテナンス時は一番奥のシャッターを開けて整備出来るようにしてあります。

 

タービン室からはボイラー棟4階に繋がっている歩廊があります。

中央から点検に行く際はここを通ってボイラー棟へ渡ります。

 

ワンマンオペで外へ出てって大丈夫かって?

細けぇことはいいんだよ!!

 

タービン室からは中央制御室を見学できる窓が付いてます。

発電所だったらあるあるですよね。

 

5階 発電部事務所

ここに社長・所長・部長・課長・主任という管理職達が詰め込まれています。

 

私の現実とは違い、ここの管理職達は

全員仕事のやる気があって立派な知識や経験を持ちながらも他者を威圧したりせずに気遣うことの出来る人格者達ばかりなので、ボイラーマンもいつかこの人達のようになりたい!と思いながら日々仕事に誠心誠意励んでいる。

と言う設定。

 

 

自分で設定考えといて悲しくなったけど

設定ぐらいはそうであれ(泣)

 

作業場

タービン室の1階にある復水器下には作業場を設置。

各種工具や電動工具、切断機、水場などを完備。

工務課の日常保全関係はここで行う設定。

 

【資材倉庫】

資材倉庫

発電所にある機械の予備品関係を保管しておくための倉庫で左右に3段の棚がある。

機械の予備品は重いものも多いのでタービン室と同じく天井クレーンを設置。

 

資材置き場

資材倉庫に入らない部品の一時保管や定修時に出る廃材などを置いておくためのスペース。

【緑地公園】

緑地公園

実は一定規模のプラントには必ず一定面積以上の緑地を確保しなければならないという法律があります。(工場立地法)

なのでこの発電所も外周は全てグリーンフェンスで囲い、ついでに公園も設置しました。

 

夜は中々いい雰囲気ですね。

工場好きのデートスポットになりそう。

立地上従業員しか入れないけど・・・

 

 

 

 

はい。

以上が私が作った石炭火力発電所の設定の全てです。

私の長い妄想にお付き合い頂き本当にありがとうございました。

 

ちなみに作った後に

「あっトイレがない・・・」

「来客用の部屋もない・・・」

「コンプレッサー関係作るの忘れた・・・」

等ということに気づき、まだ色々作り忘れているものもありましたが、まぁ個人的にはかなり満足のいく出来だと思っています。

 

新しいプラントも現在せっせと作っていますので、これからもしばらくお付き合い下さい。

 

では炉内から失礼して

ありがとうございました!

【ゲーム】マインクラフトでプラント建設計画【石炭火力発電所編:ユーティリティ系統紹介】

こんにちは。

前回に引き続き、マインクラフトで作った発電所紹介コーナー、まだまだ続くよ!

doragonking.hatenablog.com

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今回はボイラーで使用する純水を作るための純水装置、復水器に入った蒸気を冷やす為の冷却水系統、プラントの排水を処理する排水装置をまとめてユーティリティ系統として紹介致します。

 

ユーティリティ系統のフロー図はこちらです。

 

【純水系統】

工水受入ポンプ→工水タンク

ボイラーに補給する水には工業用水を使用しているという設定。

工水受入ポンプでくみ上げた工業用水はまず工水タンクに保管されます。

 

工水ポンプ→冷却塔補給水&純水装置

工水タンクの水は工水ポンプにて抜き出され、冷却塔の水の補給用ラインと純水装置へ流入するラインの2系統に送水されます。

 

純水装置(カチオン塔、アニオン塔)→純水タンク

純水装置とは、工水に含まれる陽イオンを除去する「カチオン塔」と陰イオンを除去する「アニオン塔」の総称です。

 

この純水装置を通って工業用水は純水となり、純水タンクに貯水されます。

この純水タンクから前回紹介した補給水ポンプ→復水器のラインに繋がります。

 

どちらの塔にも中には樹脂が入っていて、この樹脂により工水のイオンが除去されます。

この樹脂には「砂ブロック」を使用しています。

 

塩酸&苛性ソーダタンク

樹脂により工水のイオンを除去し続けていると樹脂のイオン除去能力が落ちてくるので、塩酸と苛性ソーダという薬品を使うことで定期的にこの能力を回復させています。

 

カチオン塔に入れるのが塩酸、アニオン塔に入れるのが苛性ソーダになります。
薬品タンクというと黒のイメージがあるので黒いコンクリブロックで作成。
注入ラインは細い配管を使いたかったのですが、良いものが無かったので鉄の柵で代用

 

【冷却水系統】

冷却塔については以前記事にも書いたのでそちらを参照ください。

doragonking.hatenablog.com

 

工水ポンプ→冷却塔

復水器に入った蒸気を冷やすために工業用水からの冷却水を使用しており、蒸気を冷やして温度の上がった冷却水を冷却塔で冷やします。

 

当初この冷却塔のレイアウトをどこにするか四苦八苦し、最終的に商業施設なんかでよく見る「事務所屋上」に落ち着きました。

 

冷却塔

温度の上がった冷却水を冷やすのはファンによる空冷式を採用。

本当は大きなファンを作りたかったのですがうまくいかず、小さいファンに見えるブロックを複数付けて妥協しました。

 

冷却塔→冷却水ポンプ→復水器→冷却塔

冷却塔からの冷却水は冷却水ポンプにて抜き出され復水器へ入り蒸気を冷やす冷却媒体となります。蒸気を冷却することで温度の上がった冷却水は、復水器を出て再び冷却塔へ戻り、ファンによって温度が下げられ再び復水器へ・・・というループを繰り返します。

 

ちなみに冷却水ポンプの吸い込み口には異物を除去するストレーナーが設置されており、燃料ヤードの粉塵でよくこのストレーナが詰まるので、1日3回くらいの頻度でこのストレーナー清掃作業をしなければならない・・・という設定。

 

ストレーナー清掃作業場

ゴミが詰まったストレーナーは、ストレーナー架台の上に置いて高圧洗浄機により人力で水洗します。

屋外にあるので雨や雪の日は地獄。

 

冷却塔薬品(防スライム、防スケール剤)

薬品の説明は前述の記事内にもあるので割愛。

薬品タンクはボイラー薬品タンクと同じで鉄ブロックとドロッパーで作成し、配管には鉄の柵を使用。

 

【排水系統】

中和槽

プラントで発生した排水関係はまず中和槽に流入します。

この中和槽は純水排水制御盤によりpH値が管理されており、純水系統の説明にあった「塩酸」と「苛性ソーダ」の薬品によって排水のpHが6~7の中性になるよう調整されています。

 

排水移送ポンプ→排水槽
中和槽のpH値が問題無ければ、この排水移送ポンプが起動して中和槽の水を排水槽へ移送します。

 

排水槽の水は最終的に海へ放流されます。

 

ユーティリティ系統はこれで全てですが、系統図には無い設備もついでに紹介しておきます。

【スートブロワ設備】

スートブロワとは、炉内の排ガスと熱交換する過熱器やエコノマイザ、GAHといった設備に付着する灰を蒸気の力で払い落とす設備です。

これをしないと配管にどんどん灰が付着してしまい過熱器などの熱交換器の効率が下がってしまうことになります。

設置個所はそれぞれ

過熱器(1SH、2SH)で左右2個づつ

エコノマイザで左右4個づつ

GAH(1,2)で左右4個づつ

片側16個で合計32個配置されています。

 

抜差型と定置型

排ガス温度の高い場所は抜き差し型、温度の低い所には定置型のスートブロワが配置されています。

ボイラー技士を勉強しているこのブログ読者なら当然その理由は分かりますよね?

(説明が面倒になってきた)

 

【受電設備(トランスヤード)】

発電した電気→主変圧器→送電&所内用変圧器

発電機で作られた電気は、まず主変圧器で送電に適した電圧へ変換され、外部へと送電されます。

また、作られた電気の一部は所内用変圧器により発電所のモーター等の設備を動かすのに適した電圧に変換され所内用の電気に使用されます。

送電系統にはGIS(ガス絶縁開閉装置)が設置されており、事故や工事の時にはここに内蔵されている遮断器や断路器が開閉されます。

 

変圧器の見た目はかなり試行錯誤しました。

画像を色々ググって乳褐色のコンクリブロックで作成。

上部にある十字型の設備は「コンサベータ」と呼ばれるもので、変圧器の内部に入っている絶縁油の劣化を防ぐための設備です。

 

 

以上がユーティリティ系統及びその他設備の説明になります。

こういうのって設定考えながら作ってる時が一番楽しいです。

 

特に冷却水ポンプのストレーナー清掃の設定思いついて急遽清掃作業場作ってる時とか

もうニヤニヤしながらウッキウキで作ってましたね。

きっしょ。

 

次回はようやく最終回。

一番ウッキウキで作った管理事務所棟内部等の「その他施設紹介編」

お楽しみに☆

【ゲーム】マインクラフトでプラント建設計画【石炭火力発電所編:風・給水・蒸気系統紹介】

前回の燃料・灰搬送系統紹介編

doragonking.hatenablog.com

 

前回に引き続き今回はフローの中でも発電所のメイン部分となる

給水・蒸気・風系統フロー図

の紹介編になります。

フロー図はこちら。

 


【風系統】

押込ファン

燃料を炉内で燃焼させるためには燃焼源となる「酸素」が必要ですので、ファンによって外気を炉内に押し込んで供給しています。

画像にあるように右設備がモーター、左設備がファンのつもりです。

押し込みファンの空気はGAHを通って予熱された後、1次、2次空気として炉内へ供給されます。

 

モーターの素材には「磨かれた玄武岩」というものを使用しました。

電動機のイラスト

イラストにあるように、モーターには表面温度を下げるためのフィンが付いてるのですが、この「磨かれた玄武岩」がちょうどそのフィンっぽさがあった為です。


1GAH~2GAH

GAHとは「ガス・エア・ヒーター」の略で、空気を排ガスの熱で温度を上げて炉に供給するための熱交換器になります。

空気温度を上げることで炉内が冷えにくくなり省エネの効果が期待できます。

 

風・給水・蒸気の配管には「鉄ブロック」を使用しています。

 

2GAH出口~1次、2次空気供給ライン

GAHで予熱された押し込みファンの空気は、1次空気が炉底から、2次空気が炉の中段くらいからそれぞれ供給されます。

空気を一度に供給すると炉内で燃焼温度が上がり過ぎてしまうので、1次空気と2次空気に分けることで燃焼温度を抑える役割があります。

 

熱交換通路

炉に供給された空気は温度が800度以上まで上昇するので、その熱を利用してそれぞれ

蒸気温度を上げるための「SH(過熱器)」

給水温度を上げるための「エコノマイザ」

空気温度を上げるための「GAH(空気予熱器)」

を通り熱交換されます。

それぞれの媒体温度の昇温に使われた排ガスは最終的に150度くらいに減温され煙突から排出されることになります。

 

バグフィルタ

前回も紹介したバグフィルタ

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排ガスに含まれているフライアッシュをろ布によって捕集し、上部のエアパルスを打つことで下に払い落とすための装置です。

 

誘引ファン

押し込みファンだけだと炉内が正圧になり、万が一炉が破孔した時に灰が外に吹き出してしまうので、この誘引ファンで炉内を負圧にしています。

 

どのプラントでも一番動力が大きいと言われる設備の為、作る時も一番大きくしてみました。

 

煙突

誘引ファンによって排ガスは煙突から系外へ排出されます。

煙突と言えばなんかこの「赤と白」のイメージで作ってます。

煙突最上部には飛行機に煙突の存在を知らせるための「航空障害灯」を設置しました。

 

 

この世界に飛行機なんて無いんだけどね。

 

【ボイラー給水系統】

続いてはボイラーで発生させる蒸気の元となる給水系統の説明。

補給水ポンプ~復水器ライン
ボイラーで使う水は基本的に発電で使った蒸気を冷やして水に戻し再利用するので、本来は給水する必要はありません。

しかし一部の水は系外に排出されて少しづつ減っていってしまうので、それを補うために補給水ポンプで純水を補給する必要があります。

なのでこの補給水ポンプで純水タンクから復水器へ水を補給しています。

 

復水器
その名の通り、発電するためにタービンを回すのに使用した蒸気を、冷却水で冷やして水に戻す(復水)設備です。

戻された水はこの復水に貯留され、復水ポンプによって再度ボイラーへ給水されていきます。

 

復水ポンプ
復水器の水を抜き出して脱気器へ給水するポンプ。

 

復水ポンプ~脱気器
脱気器とは給水に含まれる配管腐食などの原因となる「溶存酸素」を蒸気の熱により取り除く為の設備です。

この熱源には蒸気タービンから抜き出した抽気を利用しています。

 

ボイラー給水ポンプ

脱気器からの水をドラムへ給水するためのポンプ。

多段式を採用しており気持ち大きめに作ってみました。

 

ボイラー給水ポンプ~エコノマイザ

「エコノマイザ」とはボイラーに給水する水を排ガスの熱を利用して温度を上げるための熱交換器のことで、別名「節炭器」とも呼ばれます。

その名の通り給水温度を予め上げることで炉に投入する燃料の量を節約することが出来ます。

 

 

蒸気ドラム、降水管~上昇管

別名「汽水分離器」と言われ、エコノマイザから給水された水はドラムから降水管でボイラー棟の下へと下降し、その後炉内の熱によって沸騰することで密度が小さくなり上昇管を通って自然に上昇していきドラムへと戻ります。

このサイクルで水は自然循環し、発生した蒸気は水と分離して蒸気管でドラム外へ運ばれます。

 

【給水薬品系統】

ボイラーの給水をする上で重要なのが水質管理なのですが、その管理のために薬品を複数注入しています。

主に

給水のpHをコントロールするための「pH調整剤」

給水中の酸素を除去し腐食を防ぐ「脱酸剤」

管内のスケールや腐食を防ぐ「清缶剤」

の3つを注入しています。

 

pH調整剤・脱酸剤→脱気器給水ライン

3つの薬品のうち、pH調整剤と脱酸剤は復水ポンプから脱気器に給水される配管途中で注入されます。

 

清缶剤→ドラム給水ライン

清缶剤のみ、ドラムへの給水配管から注入されます。

 

薬品の注入管は細い管が良かったのですが探しても見つからなかったので、「鉄の柵」を繋げてそれっぽくしてみました。

 

【蒸気系統】

ドラム→1SH

上昇管から流入した蒸気はドラムの上部から外部へ持ち出されます。

この蒸気にはまだ水分が含まれており、このままタービンに入れてしまうとこの水分がタービンに悪影響(腐食や損傷)を与えるため、過熱器(SH)と呼ばれる排ガスとの熱交換によって蒸気をさらに過熱することで水分を無くします。

 

サイレンサー

通常はここから蒸気が出ることは無いですが、異常時に蒸気の圧力が上がり過ぎた際、この大気放蒸管を通って外部へ蒸気を排出することで異常圧力によるボイラーの損傷を防ぎます。

外部に高圧蒸気を出すと騒音が発生するのでサイレンサーにより音を抑える役割があります。

 

1SH→2SH→タービンへ

1次過熱器(1SH)から2次過熱器(2SH)を通って排ガスと熱交換した過熱蒸気は、蒸気タービンへと運ばれます。

 

タービン→発電機

SHにより過熱された蒸気はタービンへ入り、その熱エネルギーによりタービンを回転させます。タービンが回転するエネルギーによって発電機が電気を作ります。

画像左の白い建物がタービンで、右が発電機のつもりです。

見た目で何となく電気作ってる感が欲しかったので発光するブロックを使用。

 

ちなみに以前書いた記事にタービンの排気方法による種類分けというものがあったのですが、今回私が作ったこの発電所では「下排気型」を採用しております。

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タービン→抽気は脱気器、排気は復水器へ

タービンを回転させるための蒸気を中段辺りから一部抜き出して、給水に含まれる溶存酸素を除去する為脱気器の加熱源として使用します。

また発電の為に使用された後の排気蒸気は復水器で冷却水により冷やされてボイラーの給水として再利用されます(復水)

 

 

以上が風・給水・蒸気系統の説明になりますね。

 

なんかマインクラフトの紹介じゃなくて発電所の設備紹介になってへんか・・・?

知らん人が見てもなるべく分かりやすいように説明しだしたらキリがないですね。

 

まぁ私とごく一部の人さえ楽しければそれで良いんですけれどね。

そもそもそういうコンセプトのブログだし。

 

書いてる私はめっちゃ楽しんでますけどね。

 

まだまだ紹介し足りないのですが今回はここまで。

次回はユーティリティ系統紹介編になります。

 

【ゲーム】マインクラフトでプラント建設計画【石炭火力発電所編:燃料・灰搬送系統紹介】

はい皆さんこんにちは。

お久しぶりのマインクラフト版ボイラーマンでございます。

以前マインクラフトで作成した火力発電所なんですが。。。。

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今回はせっかくこだわって作った発電所なので、もう少し内部詳細を紹介したいと思います。

 

この発電所を作る時にまず作ったのは、

系統フロー図

です。

このポンプでこのタンクに入ってここに運ばれる・・・みたいに、どのようにしてラインが繋がっているかをExcelで自作し、それを参考にして実際にゲームでそのライン通りに作成しました。

 

まず最初に紹介するのは、ボイラーの燃焼に必要不可欠な「燃料の搬送系統」と燃料が燃えた際に発生する「灰の搬送系統」になります。

 

燃料搬送フロー図



灰搬送系統フロー図



発電所は燃料を燃焼させて発生する熱で水を蒸発させて蒸気を作り、その蒸気の熱エネルギーによってタービンという巨大な風車を回転させ、その回転するエネルギーで発電する、という仕組みです。

 

まずはその燃料を炉内に搬送するための系統説明から。

【石炭燃料搬送系統】

石炭タンク1,2

2系統ある巨大なタンクの中には石炭が保管されており、これが炉内に搬送されていきます。

1個のタンクで1日分、2台で2日分の石炭を保管しておける。という設定。

 

石炭バンカ搬送コンベア

石炭タンクから石炭バンカへ燃料を搬送するコンベア。

石炭バンカの石炭貯留レベルによってタンクからの搬送量を自動で調整してくれます。

 

石炭バンカ

石炭バンカとは炉に投入するための石炭を一時的に貯蔵する為の装置です。

中には石炭が貯蔵されていて、満タンで約4時間分の量を貯めておける。という設定

 

石炭移送コンベア

石炭バンカから抜き出された石炭はこの石炭移送コンベアで抜き出されます。

このコンベアは発電所の発電量に応じた燃料供給量に見合うよう回転数が制御されている。という設定です。

 

石炭供給コンベア

最終的に石炭を炉に投入するコンベア。

ダブルスクリュー式で左右別々に搬送され、2系統で炉へ石炭を投入しています。

 

ボイラー炉内

石炭供給コンベアから燃料が炉内へ投入され燃焼している所。

ある程度大きな粒径や質の悪い石炭も燃焼させることが可能な階段式ストーカ炉を採用しています。

※階段式ストーカ・・・ごみ焼却炉に良く採用されるボイラー。詳細は別紙参照。

www.commercial-incinerator.com

 

【灰搬送系統】

燃料が燃焼した後は、燃え切らなかった不燃分である「灰」が残ります。

ある程度粒径が大きく炉底に溜まる灰を「ボトムアッシュ」

粒径が細かい為炉底に溜まらず、風によって煙突まで飛散していく灰を「フライアッシュ」と呼びます。

発生した灰を集塵してタンクに貯めておくための各系統について、まずはボトムアッシュから。

炉内で燃焼し発生したボトムアッシュは、炉内の右から左へ徐々に搬送され、最終的には最左奥の落ち口から下へ落ちます。

 

ボトムアッシュ移送コンベア1、2

炉の下から落ちてきたボトムアッシュは横引きのコンベア1から縦型のコンベア2を通って最終的にボトムアッシュタンクへ貯留されます。

 

ボトムアッシュ払出コンベア

タンクに貯留されたボトムアッシュは、払出制御盤によって抜き出すボトムアッシュの量を調整しながらこの払出コンベアから外に抜き出されます。

 

タンク下トラック出入口

タンクから払出コンベアによって抜き出されたボトムアッシュは、引き取り業者によってトラックに積まれて処分場へ行く。という設定。

 

お次はフライアッシュの搬送系統。

フライアッシュ移送コンベア1,2

フライアッシュは煙突から外部に出ないよう、バグフィルタという設備で捕集されます。

※バグフィルタとは?

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バグの内装には一応ろ布的な物も付けておきました。

 

バグフィルタで捕集されたフライアッシュは圧縮空気で下に払い落とされ、移送コンベア1,2によってフライアッシュタンクに貯留されます。

 

フライアッシュ払出コンベア

タンクに貯留されたフライアッシュは、ボトムアッシュの時と同じく払出制御盤によって抜き出す量を調整しながらこの払出コンベアから外に抜き出されます。

 

タンク下トラック出入口

こちらもボトムアッシュと同じく、タンクから払出コンベアによって抜き出されたフライアッシュは、引き取り業者によってトラックに積まれて処分場へ行く。という設定。

 

トラックスケール

トラックに抜き出されたボトムアッシュやフライアッシュの引き取り量を計量するためのスケール。

灰を積んだトラックがこの上に乗ってカードリーダに登録カードをかざすと、予め空車重量を登録してあるトラックから現在のトラック重量が差し引かれることで抜き出した灰の量が分かる。という設定。

 

トラック搬入ルート

灰を積んだトラックは発電所の道を反時計回りにぐるっと回ってトラックスケールで計量後、外部へ出ていきます。

 

 

 

 

ちょっと思ったよりかなり長くなりそうなので一旦切ります!

 

あとからブログに上げるために事前に撮影した写真を数えたら200枚くらいありました(笑)

写真撮ったり説明書いてる時は楽し過ぎて量を考えておらず、もうちょっと取捨選択しつつ何回かに分けた方が良さそうなので、今回は燃料と灰搬送系統紹介編で終了します。

 

あと何回になるかは分かりませんがもうしばらくお付き合いください。

続いてはメインとなる風・給水・蒸気系統編です↓↓

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