私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

ボイラー

【ボイラートラブル】炉内水管が破孔した模様

※ちなみに我が社では無いです。 年明け早々にグループ企業の発電所にて炉内水管が破孔しプラントが全停止していたという連絡が入りました。 燃料投入口付近の耐摩耗材の消耗が激しく周囲の耐火材が摩耗→耐火材脱落により水管損傷に至ったとのことです。 炉内…

圧力0.1MPa=水の揚程10mの理由を考えてみよう!

私が読んでいるブログにビルメンで設備管理をやっている人がおり、その中の記事の一つに 意味は分からないけどポンプに付いてる圧力計の点検時の目安は圧力0.1MPaで揚程10mだと教えて貰った との話がありました。 確かに私も入社した時先輩にそう教えて貰っ…

ボイラー設備について~冷却塔(クーリングタワー)~

久々にボイラー設備についての記事を書こうと思います。 今回は冷却塔についてです。 【冷却塔とは】 冷却塔の役割は「冷却水の温度を下げる」ことです。 そもそも発電所の冷却水は ①発電に使用した蒸気を水に戻すための復水器 に大量に使用します。 その他 …

ボイラーのリモートワークは可能か否か~タブレットによる遠隔監視~

最近はコロナの影響で色んな企業がリモートワークを導入していますね。 わが社でも事務職の方に関してはリモートワークが適用されていて事務所はめっきり人が減っているようです。 そうなると疑問なのが ボイラーも遠隔監視でリモートワーク可能なのでは? …

トラブルにまみれたプラント起動【2021】

プラントの定期点検が終わりようやくプラントが起動しました。 今年は定検から色々とぐだぐだしていたので、せめて起動くらいはちゃんとやりたいと思っていましたが・・・ まぁ結果から言うと残念ながら今年の起動は今までで一番ダメダメなパターンでした。 …

ボイラー設備について~ボイラー給水ポンプ~

ボイラーの事を最近語って無いなぁと思ってネタを考えていたら そういえばボイラーの設備についてあんまり書いてないなぁということに気づきました。 電験やエネ管、ボイラー技士なんかの資格にもボイラー用語は出てきますが、業界人でもないと名前や役割く…

高所恐怖症はプラント勤務地獄説

私の勤務するプラントの最上階を足元から撮った画像です。 プラントは足元がグレーチング(排水性が良い格子状の床)になっていることが多いので、画像のように下の地面まで丸見えになっています。 これを見てちょっとでも(ヒェっ)ってなった人はプラント…

ボイラー内部の水洗作業

ボイラーを止めて整備した後に再び水管水張りを行うのですが、水管内は水を抜いて置いておくと錆が発生しだすので、意外と汚いです。 なのでこの時には出来る限り一回ボイラーに水を溜めて全部抜き出す「水洗」作業を行うのが望ましいです。 先日私の会社の…

発電所の定期検査について

前回記事でも書いたように現在プラントが停止中です。 基本的に発電所は24時間運転していますが、定期的に停止させて点検・メンテナンスを行う日があります。 この発電所の定期検査は定期自主検査と定期事業者検査の2種類あり、定期事業者検査は数年に1回、…

プラントが止まりました。

と言ってもトラブルじゃないよ? ちゃんと計画的な停止です。 ボイラーは定期的に止めて内部を点検する必要があるので、今回はその為に止めました。 私がボイラー大好き変態人間なことは現職場も周知の事実。 なので定期点検時のボイラー起動停止に関する操…

プラント運転員の班長ってどんな人で何する人?

前職でも現職でも、そして研修先や見学先でも、交代勤務をしているプラント運転員には数名1チームで班があり、必ず班長またはリーダー的な人がいます。 一般的にリーダーといえばチームを引っ張っていく頼れる存在であると思われていますが、実はそんな人た…

もうやめて!我が社のプラントのライフはもうゼロよ!!

先月燃料供給系統の内、1系統の設備が完全に死にました。 しかもプラント運転中の補修は不可の為、今度の定期点検までこのまま運転継続させる形で運用しています。 更にその後、発電機の設備に軽故障が起こりました。 内容は良く分かりませんが、2個ある設備…

ボイラーのトラブルについて~フランジからの蒸気漏れは補修可能か~

去年蒸気配管のフランジ部から蒸気が漏洩しているトラブルがありました。 配管には保温材が巻かれているので外からは水滴が垂れている事しかわからないのですが、これを外したところ結構な量の蒸気が漏れていることが分かりました。 フランジの継手部にはガ…

ボイラーのトラブルについて~エア漏れ編~

どこのプラントでも必ずと言っていいほど使用される媒体 「空気」 清掃等の雑用空気からシリンダーやバルブの駆動用等、色んな所に使われています。 こういった空気は大気中の空気をコンプレッサーで圧縮して圧力を挙げ、フィルターで塵を除去したりドライヤ…

グリスアップの強い味方「パーマグリス」「電動グリスガン」

プラントにはコンベアのような沢山の回転機器があります。 そういった機器にはベアリングと言う軸を回転させるための部品が付属しています。 この回転体の動きを滑らかにし摩耗等を防ぐために、ユニットの中にはグリスという半固形物状の油みたいなものを注…

原因不明のコンベア故障頻発中・・・お前、死ぬのか?

ボイラーで燃料を燃焼させた後に発生する灰を回収して灰タンクへ搬送するコンベアが、今月に入ってからやたら故障停止します。 故障原因を見ると「過トルクトリップ」と表示されています。 この故障はコンベアに何かしらの原因で設定値以上の負荷が掛かると…

バスタブ曲線~魔の摩耗故障期へ突入~

プラントで使用されている機械設備には故障が付き物ですが、その頻度には使用期間によって3段階に分類されています。 初めにおこるトラブルは初期故障期で、これは初期設定不良や制作時の不具合などの故障が多発する時期です。 偶発故障期はそういった初期不…

ボイラーマンに向いてる人とそうでないと思う人

今までずっとプラントで働いてきていて (あ、この人多分やめるだろうな) と思ったタイプの人は大抵本当に辞めるか別部署に異動していきました。 ボイラーマンというかはプラント関係・インフラ関係の仕事に向いてると思っているタイプとそうでないタイプに…

キャビテーションについて

先日色んな人のブログを見ていた時に「テッポウエビ」という生物についての記事を目にしました。 ↓こんな感じのやつ。片方の腕がやたら大きい。 なんでもこのテッポウエビはこの大きいはさみを超高速で閉じることで周りの圧力を急激に下げることでキャビテー…

本日は特級ボイラー技士試験日です

今日は丁度特級ボイラー技士の2020年度試験日となっております。 www.exam.or.jp 例年であれば10月初旬に開催されているのですが、今年は少しずれ込んでいるようです(コロナの影響?) 思えばこの試験を受けたのが2018年なのでまだ2年しか経ってないんだなぁ …

蒸気機関車にボイラー技士はいるのか?

先日職場での雑談で 蒸気機関車はボイラーなのか? ボイラーならボイラー技士とかいるのか? という疑問が上がり、うちの電気主任がわざわざ独自に調査をしてくれました。 結果としては、 蒸気機関車は「ボイラー」であり、ボイラー技士免許も必要らしいです…

公害防止管理者のいる施設・いらない施設~騒音振動・ダイオキシン編~

以前の記事の続きです。 doragonking.hatenablog.com 次に気になるのは「騒音振動」、「ダイオキシン」の2種類の資格。 私の発電所でも五月蠅いところはかなりの騒音ですし振動もあります。 ダイオキシンも燃料や温度によっては発生する可能性はあります。 …

公害防止管理者のいる施設・いらない施設~大気・水質編~

公害防止管理者には大きく分けて4つの種類がありますね。 ①大気 ②水質 ③騒音振動 ④ダイオキシン その中で大気と水質は更に1種~4種に区分され、最低限の選任が必要な施設の条件として大気の場合は 4種:特定工場に該当し、かつ排ガス量が1万m3/h以上4万m3/h…

私のボイラー運転経歴⑥循環流動層式ボイラー(自家発電)

【初めに】 私が現在運転継続中なのが今回紹介するボイラーです。 今まで運転してきたボイラーとしては最大の蒸気量を誇る所で、燃料も石炭を始めPKSと呼ばれるヤシ殻を燃やしたり、多種多様なものを燃やしています。 私のボイラー人生では初となる 「蒸気を…

私のボイラー運転経歴⑤流動床式ボイラー(汚泥焼却炉+自家発電)

【初めに】 私が研修に行ったグループ会社で最後に配属されたのが「排水課」でした。 排水設備自体は私の仕事とは別部門でしたが、このグループ会社では排水課が汚泥焼却炉の運転管理も担当しているということでこちらの課にも配属されました。 排水課では下…

私のボイラー運転経歴④都市ガス貫流ボイラー(パッケージボイラー)

【初めに】 このボイラーは私が研修しに来る1年前に追設されたばかりでした。 というのも、私が来る1年前の春にグループ会社の製品を作る設備が増設された際、夏場は既存のボイラー設備だけで問題なかったのが冬季になって蒸気量が増えてきた際に予定の蒸気…

私のボイラー運転経歴③ストーカー式ボイラー(自家発電所)

【初めに】 今回から紹介するのは前回とは別会社のボイラーになります。 最初に紹介した私の運転経験のあるボイラーのうち 3、ストーカー式ボイラー(自家発電所) 4、都市ガス貫流ボイラー(パッケージボイラー) 5、流動層式ボイラー(汚泥焼却炉+自家…

私のボイラー運転経歴②ストーカー式ボイラー(汚泥焼却炉)

【初めに】 今回は前回紹介した流動層ボイラーと同じ部署で管理していた焼却炉についての話です。 この焼却炉は昭和50年代から稼働した非常に古いボイラーで、老朽化や維持管理費などの問題で私が動力課に配属された際にはすでに廃炉の計画が進められていま…

私のボイラー運転経歴①流動層式ボイラー(自家発電所)

社会人となり配属・研修など含めいくつかのボイラーを運転してきたので、ここで一度私のボイラー運転経験を紹介します。 ざっくり言うと、これまでに実際触った経験のあるボイラーは全部で6つあります。 1、流動層式ボイラー(自家発電所) 2、ストーカー…

現場点検は5感が大事と言うけれどぶっちゃけ4感で良いのでは?

プラントを安定に運転するにあたり、現場の機器を点検保守することは非常に大事な仕事の一つです。 なのでプラント勤務中は必ず1回は現場の点検を行う必要があります。 プラントの点検で重要なことは 「5感を生かす」 とよく言われています。 5感と言えば「…