私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

電気素人が電験3種を勉強した際の議事録~機械・電力・法規編~

機械・電力・法規はそこまでボリュームが無いので一纏めにしました。

【機械】

YouTubeの解説動画を見る

理論の勉強が進んである程度電気知識に自信がついてきた所だったので、機械科目に関しては参考書を使用して前知識を付けたりせず、YouTube電験合格チャンネル」だけで機械の各項目に関しての基礎知識を身に着けた。

 

前回の理論の勉強と同様、視聴の際は

自分が本当に生徒になった気分でノートにまとめながら勉強する

という方法で全動画を復習も併せて2周した。

 

②みんなが欲しかったシリーズの問題集を解く

電験合格の動画を見た後は、問題集をぶっつけ本番で解いていった。

 

まずは機械のメインとなる「4機」と呼ばれる直流機、同期機、変圧器、誘導機の問題を何周か回し、その後それ以外の項目(パワエレや電気加熱など)の問題集も解いていった。

 

機械科目は全科目でも最難関と言われているが、これに関しては計算が難しいと言うよりかは学術的に難しいといった印象で、難しくはあるが理論のように時間が掛かるようなことは無かった。

あと分野に関しても難しい分野と簡単な分野があり、どの分野に絞って勉強すればよいかは理論よりはっきりしていた。

 

◎機械の問題集をやった時の感想

doragonking.hatenablog.com

doragonking.hatenablog.com

 

この時点ではまだパワーエレクトロニクスや情報分野の理解は殆ど出来ていなかったが、まぁ最悪この分野は捨てようと思ってさらっと流した。

 

③過去問題集を解きまくり、まとめノートを作る

電話帳と15年間シリーズを合わせて令和2年~平成11年までの25年分をひたすら勉強し、ある程度コツをつかんだらA4ノートに自分が最も納得のいく解法を年度ごとに纏めていった。

 

 

パワーエレクトロニクスは最初の頃はぱっと見かなり難しい問題に見えたので捨てようと思ってたが、ある時ふと問題を見ていたら案外公式に問題に出されている数字を当てはめれば大体解けることに気が付いた為に急遽勉強した。

 

情報処理に関しては簡単な問題は勉強したものの、選択問題に出てくるような面倒な問題は完全に捨てた。

 

試験本番まではひたすら過去問を繰り返した。

 

【電力】

①みんなが欲しかったシリーズの問題集を解く

水力、火力、原子力関係の知識や計算に関しては発電所勤務での知識の中でかなり解ける部分が多かったため、これまでのようにYouTubeで予習せず、いきなり問題集から始めた。

 

理論・機械と解いてきた自分としては、はっきり言ってかなり簡単な部類に入る科目だと思った。

 

◎電力の問題集を勉強した時の感想

doragonking.hatenablog.com

 

ほぼ同じパターンの計算問題が多いので、一度パターンが分かれば暗記した公式に当てはめるだけで何とかなるので私のような数学音痴は助かった。

 

②過去問題集を解きまくり、まとめノートを作る

電話帳と15年間シリーズを合わせて令和2年~平成11年までの25年分をひたすら勉強し、ある程度コツをつかんだらA4ノートに自分が最も納得のいく解法を纏めていった。

 

正直電力だけは受かる自信があったが、解いてみると初見の暗記系問題にやられることが多く意外と苦戦して焦りが出た。

この科目だけでも受からないとヤバいと思っていたので、一番難易度の高い変電・送電・配電分野だけは過去問に加えてこれだけシリーズの問題集も含めて勉強した。

 

 

【法規】

①みんなが欲しかったシリーズの問題集を解く

法規に関してもYouTubeで予習せず、いきなり問題集から始めた。

法律を暗記するだけなので勉強自体はサクサク進む・・・が、法律に興味が無いため全然覚えられない。

また、計算問題も割と簡単なのだが、当然ここでも法律に関係した問題が出題される為いまいち理解できない。

と言った感じで手ごたえの無い勉強を繰り返す。

 

◎法規の問題集を勉強した時の感想

doragonking.hatenablog.com

 

電験法規暗記アプリで補強

法規の暗記が出来ず悩んでいた所、スマホで出来る勉強アプリがあったので法規の暗記対策としてダウンロードした。

法規の穴埋め問題をひたすらこなすアプリ。

apps.apple.com

アプリ内課金もあるが良心の範囲内だしボリュームも半端ないけど、何より実践に沿った内容なので思ってた以上に活用出来た。

 

試験本番でもこのアプリで暗記していたおかげで得点できた問題があるので十分役に立ったし、初期投資は数千円程度あったがその分の価値は間違いなくあった。

 

③過去問題集を解きまくり、まとめノートを作る

法規の勉強は今までのように過去問を回すだけでなく、

法規の暗記系は過去問+前述のアプリで対策し、計算問題は各分野ごとに出題される計算のパターンをノートにまとめながら勉強した。

doragonking.hatenablog.com

 

各分野ごとに勉強すると意外とパターンが決まっていることが分かったので、理解度は過去問回しの時とそこまで変わらないものの

この問題の時はこの計算パターンで解く

という独自の解法を編み出すことで「問題は理解出来てないけど計算は解ける」という領域に達することは出来た。

 

 

【最後に】

機械、電力、法規に関してはほぼ過去問回しでも1年目に運よく合格することが出来ました。

 

合格にするにあたって全体的に共通して行ったことは自分なりの解法をノートにまとめることですね。

 

この方法によってどの科目も完全に理解して解いたというより、過去問回しの勉強法でよくある問題の意味は分からないけど計算は出来るというパターンで合格出来ました。

 

なので合格した今現在、ほとんどその内容を思い出すことが出来ません(笑)

まぁ合格さえできれば良かったので問題ありませんが、今後この知識を生かして実務を行っていきたいと言う人はマネしない方が良いかもしれません。

 

しかし、電験3種でよく言われている

過去問はほとんど通じないので数学力や問題の理解をしっかり行う必要がある

という言葉に震える素人の皆さんは安心してください。

 

電気のこと未だ理解してないし数学力など無い私が保証します。

過去問は充分通じるし数学力も問題解くのに必要最低限で良いよ!!