機械科目の勉強で重要とされる「4機」の問題集を2周ほど行いました。
科目としてはまだパワーエレクトロニクス、制御、情報、照明、電熱、電動機応用、電気化学含め全11項目中の4項目のみなのですが、問題数のトータルボリュームで見るとすでに半分が終了しております。
4機を勉強して全体の感想としては
・計算自体は簡単なものばかり
・でも問題文がややこしいので計算方法が出てこない
・そもそもどれもこれも原理や公式が似通っててややこしい
・そして論述問題が一番訳わからん
以下個別の感想
【直流機】
誘導起電力の公式、他励式・分巻式・直巻式の回路図と電動機・発電機の計算の違いが分かれば大体解けた。
回転速度やトルク関係の問題が個人的に難しい。
【変圧器】
「2次側諸量の1次側への換算」というがどういうことかまだ良く分からない。
電圧変動率もイマイチ良く分からない。
鉄損や銅損のような負荷・無負荷損の計算はかろうじて理解できる。
単巻変圧器の自己容量の計算もできる。
全部で19問あったけど、出来るのと出来ないのが半々くらい。
【誘導機】
二次入力:二次銅損:二次出力=1:s:(1-s)で解ける計算問題なら良いが、この問題以外だと途端にわからない。
特に速度制御、始動方法等の各種特性に関する論述問題がさっぱり理解できない。
個人的に一番苦手。
【同期機】
無負荷飽和曲線と短絡曲線を理解できれば理論で勉強した3相交流の知識で計算は大体解けた。
解けない問題も解説を見ればほぼ理解できた。
個人的難易度は難しい順から
誘導機>変圧器>直流機>同期機
といった感じ。
勉強前は
同期機と誘導機って滑りの有無だけでほぼ同じじゃね?
って思ってたけど、全然違った。
いや多分本質的にはその通りだと思うけど、その滑りがあるか無いかで全然違ってくる。
最初にも言った様に、どれも計算自体は単純な4則演算(+ー×÷)のものがほとんどで理論ほど計算方法が理解できず苦労するということが無いので勉強は比較的しやすいです。
しかし当然公式に当てはめて解けるような単純問題は少なく、各機器の特性のことをちゃんと分かってないと捻った問題にコロッとやられてしまう。
機械の難易度が高いと言われるのはこういった所なのかなと思います。
次は4機以外の分野の勉強に入ります。
パワエレや情報は捨てる人も多いと言われる分野ですが、どれほどの難易度なのか・・・