私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

公害防止管理者水質を受験しました

 

【試験日】

昨日、満を持して公害防止管理者水質関係第3種を受験してきました。

 

私は11:00の水質概論からでよかったので、時間ぎりぎりまで概論の勉強をしていましたが、それが後に功を奏しました。

 

ちなみに試験を受験するときのジンクスとして、必ずやっていることがあります。

・朝食はコーヒーとスニッカーズ(チョコのやつ)を食べる

・昼食はおにぎり(エビマヨ)とサンドイッチ(ハムカツ)を食べる

・間食に明治ミルクチョコレートを食べる

 

全部食べ物のことばっかり☆

 

これは2012年にエネルギー管理士に一発合格できた時にやっていたことで、願掛けとして試験日には必ずこの3つはやるようにしてます。

 

残念ながら公害防止管理者大気3種に不合格したことでこのジンクスは途切れてしまいましたが、それでもこういった精神的な要素も試験には重要だと思っているので、これからもやっていこうと思います。

 

今回受けたのは「水質概論」「汚水処理特論」「大規模水質特論」の3科目で、今日の公式解答発表で自己採点も済んでいるので、個人的な経験談を語ります。

 

【水質概論】

自己採点結果:6点/10点

ギリギリ!!

 

他の2科目を落としてもこの科目だけは落としたくなかったのですが、試験本番中はできなさすぎて吐き気がしました。

試験後は1時間程度の昼食時間があったのですが、昼食そっちのけで自己採点してました。

 

・自信を持って解けた問題・・・3問(うち3問正解)

・2択まで絞り込めた問題・・・4問(うち正解2問)

・全く分からなかった問題・・・3問(うち1問正解)

 

正直たまたま正解した1問がなければ不合格でした。

 

◎たまたま正解した問6の問題。「なんか数値がいっぱい書いてあるから多分この数値が違うんじゃない?」という直感が見事的中。

問5も2番のジオキサンか3番のジクロロエタンで迷いましたが、これも最後は直感を頼りに正解しました。

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◎問9も最後まで3番か5番で迷いました。「強腐水性は確か糸ミミズとなんか貝だけだった気がする」ということで5番を選び見事正解。

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ほとんど「感」で正解してますね。はい

 

正解した問題の半分は感で取れてたので本当に運が良かったとしか言いようがありません。

まぁ試験歴8年目ともなるとこういった直感力も付いてくるんでしょうNE♪

 

【汚水処理特論】

自己採点結果:17点/25点

これまたちょいギリ。ただ、これも正直運に助けられました。

 

序盤の1~6問目くらいまでは過去問に出てたものばかりで、解きだした時は

 

(これもらったわ・・・ぐふふ)

 

って思ったのもつかの間。中盤~後半にかけて怒涛の難易度アップでチンプンカンプン。

開始20分くらいで見直すまでもなく撃沈。

 

(これ終わったわ・・・ぐふぅ)

 

とうなだれてました。

 

・自信を持って解けた問題・・・12問(うち正解10問)

・2択まで絞り込めた問題・・・2問(うち正解1問)

・まったくわからなかった問題・・・11問(うち正解6問)

 

ほとんど「感」で正解してますね。はい(しかも概論よりひどい)

 

しかも自信満々に「これは正解してるだろ」って問題を2問も間違えるという体たらく。

 

◎自信満々だった問17。

3番は「沈殿槽」ではなく「硝化槽」から循環されるのが正解。なぜかちゃんと手書きでフロー図書いてる上に硝化槽って書いてるのに気付かないバカ。

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これは完全に終わったと思って諦めてました。

今日、公式解答を見たら感で書いた箇所が軒並み正解だった為思わずテンション爆上げしました。

 

【大規模水質特論】

自己採点結果:7点/10点

この分野はさすがに簡単でした。

 

・自信を持って解けた問題・・・7問(うち正解6問)

・2択まで絞り込めた問題・・・2問(うち正解1問)

・全く分からなかった問題・・・1問(正解0)

 

試験中の自己採点で7割いってたので余裕ぶっこいてたらここでも1問イージーミスで不正解してました。

 

【最後に】

はっきりいって今回は合格できそうですが「ほぼまぐれ」といって良いでしょう。

今回の試験が難化したのか勉強不足かはわかりませんが、まず言えることとして

 

・「水質概論」は電話帳で勉強してなかったら確実に2問は落としてた。

上記にも写真で載ってますが、問5の環境基準達成結果はまさに電話帳で暗記した箇所です。↓

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あとは

・汚水処理特論は過去問だけでは今回の試験は危ない

・大規模水質は過去問だけで十分合格点とれる。

の2点でしょうか。

 

ネットの情報では、今回の水質の難易度傾向としては

「水質概論」と「汚水処理特論」が難化

「大規模水質」が例年通り

「有害特論」が易化

だそうです。

 

だったら1種にしとけば良かった・・・

 

とりあえず今年は無事取得できそうなので、来年に1種を目指します。

 

 追記:合格体験記

doragonking.hatenablog.com

 

 

公害防止管理者試験日が迫ってきました

いよいよ今週日曜日に公害防止管理者試験がやってまいります。

 

www.jemai.or.jp

 

2015年に初めて大気関係の受験をしてから、今年で通算5年目の受験となります。

 

doragonking.hatenablog.com

 

 

私は去年ようやく大気1種まで取得できたので、今年は水質3種の勉強をしています。

 

1種を受験しない理由は、私の会社の設備では有害物質が排出されない為、1種及び2種が必要ないからです。

 

なので今年まず3種を受験し、もし合格出来たらあわよくば来年1科目だけ受験して1種を目指そうかなと思っています。

 

なら初めから1種目指せや

と思うかもしれませんが、3交代勤務で日曜日に仕事が絶対休める確証がないので、まずは確実に必要最低限の3種を合格しておきたいんで。

下手に課目合格とかした後に来年受験できないとかなったら、焦りと緊張感がハンパないことになります。

 

 

大気を合格していると「総論」が免除となる為、水質3種を受験する場合は「水質概論」「汚水処理特論」「大規模特論」の3科目を6割以上正解できれば合格出来ます。

 

現在の勉強状況は、過去問を平成19年~29年分のやり込み、そして水質概論のみ電話帳を使用し過去問以外の部分を暗記中です。

 

◎使用している電話帳

新・公害防止の技術と法規 水質編〈2019〉

新・公害防止の技術と法規 水質編〈2019〉

 

 

そして先週、いよいよ去年の過去問を初見で解いてみました。その正解率が下記。

 

水質概論:5/10(50%で不合格)

汚水処理特論:17/25(68%で合格)

大規模特論:7/10(70%で合格)

 

 

・・・概論落ち取るやないかーい!!

 

 

思った以上に法令や時事問題の暗記ができてないことが発覚。

電話帳を流し読むだけだとどうしても覚えた気になってしまい、いざ問題が出されると解けませんでした。

 

他はイージーミス含め7割方取れるようになったので、概論一本にしぼり残り3日猛勉強に励みます。

 

そもそも

こんなブログ書いてる場合じゃねえ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルダリング検定体験記

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少し前ですが、ボルダリング検定なるものを受けてみました。

 

www.jcga.co

 

検定は最低5級から始まり最高グレードは1級まであります。

5~3級までは5本の決められた課題を1時間以内に3本以上登れれば合格となります。

合格すればバッジが貰えるのですが、登れた課題数によってバッジの色がブロンズ→シルバー→ゴールドにグレードアップします。

 

2017年から始まったまだまだ歴史の浅い検定だからなのか、私が受験した時は5,4級は40人程度、3級は20人程度、2級以上は数人しか受験者がいませんでした。

 

【受験動機】

私の現在のグレードはホームジムなら2級、始めていくジムなら3級程度なので、

「正直大会とか興味あるけど、うまい人に混じって参加するにはちょっとハードル高い…」

と思っていました。

 

でも、このボルダリング検定なら大会と違って順位は関係ないし、5級4級は初心者の人も一定数いるということで、検定が始まった時からずっと興味がありました。

 

始めは東京や大阪といった主要都市くらいでしか開催されていなかったので、興味はあっても参加できなかったのですが、2019年に入ってから段々人気が出てきたのか愛知等でも開催されるようになったので、思い切って参加を決めました。

 

参加を決めた時の私の最高グレードは2級でしたが、さすがに1時間で初見の2~3級課題を3本も登れる自信がなかったことと、せっかくだから全種類のグレードバッジを集めたいというコレクター心から5級にエントリーしました。

 

【大会当日】

私がエントリーした5級は最も受験者が多いので、グループ1~3に分かれてセッションが行われます。

私は最も時間の速いグループ1だったので、当日は渋滞も考慮してかなり早めに会場へ向かいました。

 

会場内は弾幕で仕切られており、検定課題のある壁は見えない様にしてありました。

 

ジムへ到着して受付でエントリーした後は、しばらくインターバルがあります。

その間に会場のスペースにある一部の課題をアップとして登ることが出来るので、時間まで5~4級の課題を何回か登っていました。

 

・・・ていうか他の受験者の人やたら常連ぽい人多くない?

 

他の出場を待っている人たちは、ジムスタッフや観戦しに来ている人たちとやたら仲良さそうに話をしており、私のように黙々と待っている人の方が少なかったです。

 

まぁきっと会場が近くてホームジムの人達が多数受けに来ているんだろうなぁと思いましたが、何だろう、この圧倒的アウェー感は・・・

 

別に対戦するわけでもないんだからアウェーだろうが関係ないんですが、ワイワイしてる中でポツンと待っているのは疎外感ハンパなかったです。

 

【検定開始】

時間になって呼ばれると、いよいよ検定課題のある壁を拝見することが出来ます。

それぞれの壁を5か所、制限時間内にオブザベーションできるので、見て回ります。

 

5級、4級課題を見た感想は

うん。いけるわこれ

 

そりゃ普段2級登ってるんだから行けなかったら困るわけですが。

難易度的にも、よくある5級課題と変わらない感じでした。

 

検定が始まったら皆が一斉に壁に並び始めます。

私もとりあえず一番近くにあった120°壁に並びました。

 

登り始めて気付いたのは、5級課題なのにいつもと違う雰囲気に呑まれかなり緊張して体が思うように動かないということです。

スタッフや皆の視線を一斉に集めて登るのは初めての経験なので、あれだけ余裕そうに見えた5級課題が、普段の倍くらい難しく思えました。

 

ただ、だからといって5級で落下するのは流石にプライドが許しません。

ムーブは思い描いたのとちょっと違いましたが、何とか一撃で登り切ることが出来ました。

また、一個登れるとだいぶ安心感と慣れがついて、他の課題も全て一撃で登れることが出来ました。

 

そんな感じで私は開始10分くらいで5級課題5本を終えてしまったので他の受験者を見学してました。

 

私の感じた受験者層は、

・ホントの初心者ぽい人が2割

・5級~4級クラスの人が6割

・3級以上クラスの人が2割

といった感じでした。

 

皆、和気藹々と登っていて、時間終了間際にギリギリ登り切れた人などには大きな声援が飛んでいたり、普段ジムで登る時の雰囲気とはまた違った楽しさが有りました。

【終了後】

5つの課題の設定について、スタッフの人から説明があります。

この課題はどんなムーブやフィジカルを求めているかを説明されるのですが、ここまでちゃんと考えて作られていたんだと感心しました。

 

登る時に必要なのは当然身体能力やムーブの洗練さですが、こういった課題を考えた人の思考を読んで最適解を考察する能力も重要なのかもしれません。

 

最後にバッジが貰えたので、さっそくチョークバッグに取りつけました。

これを5つ集めるには最終的に1級課題を1時間以内に3本登れる能力を付ける必要があるので、ある意味どんな国家資格の試験よりも難易度が高い検定です。

 

【最後に】

もし、大会に興味あるけど実際出るほど自信ないっていう私みたいな人に一番おすすめしたいです。

 

5~4級課題は見た感じうまくなくても皆楽しそうに登っていたので、たとえ登れなくてもそんな気にならないと思います。

 

大会に出るのとはまた違うのかもしれませんが、限られた時間で決められた本数の課題を登らないといけないというのは、普段のんびり登るのと違った楽しさや緊張感があり良い経験になると思います。

 

 

 

ボイラーマンの資格取得記⑤公害防止管理者大気~合格体験や勉強方法など~

 

【概要】

公害防止管理者は産業環境管理協会が行っている国家資格です。

 

この資格には種類がたくさんあり、またその種類によって受験料も変わってきます。

 

◎試験区分と受験料

試験区分 受験手数料
大気関係第1種公害防止管理者 8,700円

(非課税)
大気関係第3種公害防止管理者
水質関係第1種公害防止管理者
水質関係第3種公害防止管理者
ダイオシキン類関係公害防止管理者
公害防止主任管理者
大気関係第2種公害防止管理者 8,200円

(非課税)
大気関係第4種公害防止管理者
水質関係第2種公害防止管理者
水質関係第4種公害防止管理者
騒音・振動関係公害防止管理者
特定粉じん関係公害防止管理者
一般粉じん関係公害防止管理者

 

この中でも最もポピュラーなものは

「大気関係」と「水質関係」

の2種類になります。

この2つに関しては更に1種~4種まで区分けされていますが、これは難易度の違いではなく、選任されるのに必要な施設による区分けになります。

 

具体的には、

「1種」は指定されている有害物質を排出し、指定量を超える排水や排ガスを発生する施設に必要

「2種」は排水・排ガスは指定量を超えないが、指定されている有害物質を排出する施設に必要

「3種」は有害物質は発生しないが、指定量を超える排水や排ガスを超える施設に必要

「4種」は有害物質の発生が無く、排水・排ガスも指定量を超えない施設に必要

となります。

 

つまり、有害物質が発生する施設なら1種か2種が、排水・排ガス量が多い施設なら1種か3種が必要となります。

 

【課目と合格点】

◎各区分の試験科目

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 数字は問題数です。

全ての課目を60%以上正解すれば合格となります。

 

一見すると科目数が少なく簡単そうですが、逆に言うと膨大な範囲の中からたった10問しか出題されないということなので試験対策がしにくい試験です。

 課目合格制度が有り、一度合格すれば3年間はその科目を受験免除出来る為、科目を絞って勉強するのも手です。

 

大気関係の科目には「大気概論」「大気特論」「粉じん特論」「大気有害物質特論」「大規模大気特論」があります。

 

どの科目が難しいかは人により異なりますが、個人的に最も鬼門となるのは「大気概論」「大規模大気特論」であると思います。

大気概論は問題の難易度自体は大したことはないですが、問題数が10問と少ないため1問間違えた際の割合が大きく、また参考書に載っていない時事問題も出題されることがある為意外と落としやすい科目です。

大規模大気特論は専門性が特に強く取っ付き辛いうえに問題数が10問しかないので、人によっては大気概論よりやっかいな科目となります。

 

「大気特論」「粉じん特論」も専門性は高いですが問題数は15問ある為、上記二つの科目よりは間違えられる問題数は増えること、そして計算問題が2~3問程度出題されますが毎年類似問題ばかりで点が稼ぎやすいので合格するだけなら容易であると思います。

 

「大気有害物質特論」は大気の中では最も簡単であると思われます。

こちらも問題数は10問ですが、そもそも大気の有害物質は水質に比べると数種類しかないので範囲も狭く、過去問の類似問題も多いので過去問だけでも十分合格できます。

 

【受験動機】

 エネルギー管理士の時と同じく、この試験に合格すれば報奨金がもらえた為、お金の為に受験しました。

 

私のいた会社では、大気3種があれば良かったのでまず3種を確実に取得し、余裕があればそのあと1種を受けようと思ってました。

 

また、

「エネルギー管理士に合格できたならこの資格も余裕やろ!!」

という過信もありました。

そしてその過信で地獄を見る事になります。

 

【受験時期】

受験時期

■1年目(3種:総論、大気特論、粉じん不合格)

実はこの受験を決めた年に会社で異動がありボイラーマンでなくなった時期があるんです。

なのでこの時のモチベーションは最低。過去問6年分だけどうにか回して受験しましたが結果は惨敗でした。

ただ、「まぁこの課目はいけるっしょ!!」と思った課目は軒並み落ち、

「この課目は来年に回そう・・・」と思った課目が合格したので、本当にその年の「運」というのもかなり結果に左右される試験だなと思いました。

 

・公害総論(15点中7点)

この課目は過去問やってれば十分合格できるというデマを信じ惨敗。

私は、いつも そう

 

・大気概論(10点中7点)

「過去問だけではきつい。運次第」という評価が多い中、過去問だけでなぜか受かった課目その1。

 

・大気特論(15点中7点)

「エネルギー管理士の課目Ⅲ:燃焼と範囲がかぶっているし余裕やろ」という精神で挑むも惨敗。そこまで甘くない。

 

・粉じん特論(15点中8点)

「大気の中では有害特論の次に簡単」というデマを信じた結果惜敗。

帰りの電車内で1点足らずという事実を知った時には思わず

「っっあぁっ!!」

と座席を叩いた。多分向かいの人はそんなボイラーマンの悲しい姿を見てこう思ったであろう・・・

 

(この人頭おかしい)

 

・大規模特論(10点中7点)

「取っつきにくいので要勉強が必要」という評価だったがなぜか合格した。

どんな内容だったか。全く覚えていない。

 

■2年目(3種:総論不合格)

この年に再び異動でボイラーマン復活となり、モチベーションも最高潮へ。

かなり気合を入れて半年前からバリバリ勉強する。

・・・のにまさかの不合格確定。

試験日の夜。晩御飯も喉を通らず、枕を涙で濡らし一睡もできず、何度も2ちゃんねるのスレを見返す悲しきボイラーマンの姿があった。

 

・公害総論(15点中8点)

参考書まで駆使して10年分過去問をやりこんだのにこのざまである。

帰りの電車内で1点足らずの事実に気づいた時、思わず

「っっっっっあっっあぁぁん!!」

とリアルに座席を何度も拳で叩きつけた。

そんな悲壮なボイラーマンの姿を見た乗客はこう思ったであろう・・・

 

(この人頭おかしい)

 

・大気特論(15点9点)

エネルギー管理士で勉強したし大丈夫っしょ!!と過去の反省を活かさなかった結果ギリギリ。

この慢心だから落ちたんだろうなぁ

 

・粉じん(15点中12点)

気合い入れて勉強した結果、かなり余裕をもって合格。他の課目も慢心がなければこれくらい取れると思う。

 

■3年目(3種合格)

1科目の為だけに3か月みっちりやり込んだ結果、試験開始10分程度で解き終わるほど余裕だった。

最初からこんくらい勉強しとけば去年の屈辱はなかったであろう。

 

・公害総論(15点中14点)

時事問題以外は完全に自信を持って解けた。

 

■4年目(1種合格)

この年は特級ボイラー技士と一緒に受験した為、わずか1か月の間で勉強した。

 

大気課目で最も簡単という情報と過去問勉強で軒並み7~8割取れたため余裕を持っていたが、まさかの本番はギリギリだった。

 

・有害特論(10点中6点)

最初の3問目まで全く分からず焦るが、何とかその後で挽回。運も味方に付け適当に書いた問題が1問正解していたことで何とか合格となった。

ちなみに2ちゃん情報だとこの年が最も難化したらしい課目。

・・・ざっけんな!!

 

【勉強方法】

「参考書」

 公害防止の技術と法規 大気編(産業環境管理協会)

新・公害防止の技術と法規 大気編〈2019〉

新・公害防止の技術と法規 大気編〈2019〉

 

 これ一択です。

この参考書の文章がそのまんま問題で出題されます。

ただ別名「電話帳」と呼ばれるくらい分厚いので、科目を絞って勉強している様でなければ過去問ででた範囲を見る程度にしておいた方が良いです。 

 

「問題集」

 公害防止管理者国家試験 正解とヒント(産業環境管理協会)

 これ一択です。

最新のは5年分掲載されていますが過去のものは3年分しかないので、やり込みたいなら複数購入する必要があるのが難点です。

私はこの問題集を3~4冊買いこんでやり込んでました。

 

もし解説が必要ないのであれば、ネットに問題のみ載っているのでそちらを利用するのも手です。↓↓

国家試験 / 国家試験の問題と正解|国家試験・資格認定講習|公害防止管理者 |一般社団法人産業環境管理協会

 

【最後に】

結局計画では3年で取り切るつもりが4年かかってしまいました。

 

この試験は勉強量に比例して点が取れるというより、本当に運要素も大きいのがいやらしいと思います。

 

結局は広く浅く勉強して、なるべく1発合格を狙った方が効率が良いのかもしれません。

ボイラーマンの資格取得記④エネルギー管理士(熱分野)~合格体験や勉強方法など~

 

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【概要】

エネルギー管理士とは省エネルギーセンターが開催する国家資格です。

 

電気分野と熱分野の2つに分かれて行われており、以前は工場に選任するにはそれぞれの分野で一人づつ必要でしたが、現在はどちらの分野でも取得していれば選任できるようになったため、受験する人は自分の得意分野で受ければ良くなりました。

 

合格率はだいたい20~30%で電気分野の方がいつも熱分野より合格率が低い傾向が有り、そのせいで熱で取る人は電気分野で取った人にバカにされがちなのが納得いかないところです。

 

プラント関係の資格の中では上の下~中の上くらいの難易度に位置する資格で、持っていれば「プラントについてそれなりに知識のある人」扱いされます。

 

 

私は熱分野で取得したので、以下に記載するのは全て「熱分野」での話になります。

 

【課目と合格点】

課目Ⅰ:法令

課目Ⅱ:熱力学

課目Ⅲ:燃料と燃焼

課目Ⅳ:熱利用設備

全ての課目で6割以上で合格(課目合格制度あり)

 

【受験動機】

 私のいた会社ではこのエネルギー管理士の資格を取ると報奨金が貰えます。

 

しかしそれも不況の波に負け、「今年いっぱいで取れたら満額貰えるけど、来年からは減額する」という。

 

チャンスは今年だけ・・・なら絶対一発で取ったるわい!!

という気合で、受験を決めました。

 

【受験時期と勉強期間】

勉強期間:6か月(約500時間)

 

前述のとおり今年取れたら報奨金満額支給というすさまじいモチベーション材料があったおかげで、毎日3~4時間は欠かさず勉強に取り組むことが出来ました。

これが無かったら一発合格の勉強は出来なかったと思います。

 

【勉強方法】

メインは過去問題で、これを15年分ほど何回もやり込みました。

過去問題は最終的に9~10割方解けるようになるまで勉強しました。

けっこう界隈では有名ですが、この試験は問われる内容の難易度は高いものの過去問題からの類題が多いのが特徴です。

勉強し始めは難易度の高さに心折れそうになるかもしれませんが、騙されたと思って過去問5年分を丸暗記してみてください。

案外解けるようになるものです。

 

・課目Ⅰ:法令

省エネに関係する法律と、熱分野・電気分野それぞれの基礎知識を問われる課目です。

ボイラーマンである当時の私の電気の知識は皆無であったため、その範囲に関してのみ参考書も使用して理解を深めました。

 

ここで一番重要なのが、SI単位の組立単位を覚えることです。

これを理解しておけば、今後勉強することになる熱力学や燃焼系の計算がかなり楽になります。

特に「W=J/s」の単位変換を覚えておくと何かと役に立つのでおすすめです。

 

組立単位の例

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・課目Ⅱ:熱力学

おそらくどの情報を読んでも言われている事ですが、

エネルギー管理士熱分野ではこの課目Ⅱの熱力学が鬼門です。

私もこの課目Ⅱ分野は参考書も使用して特に集中的に勉強しました。

 

勉強時間の7割くらいはこの分野に費やしたといっても過言ではないです。

 

他の課目に比べても圧倒的に計算問題が多く、文章問題も熱力学・流体工学・伝熱工学といった専門教科的な所から出題される為、苦手は人はとことん苦手だと思います。

 

ただ、この課目も完璧に理解しようとせず過去問題を繰り返し解いて、計算式や各サイクルの形などを丸暗記すれば案外解けるようになりますので、苦手だからと言って諦めずに頑張ってください。

 

よく微分積分を理解できないと計算が解けないと言われますが、

そんなことは一切ありません。

私も未だに全く微分積分は分かりませんが、過去に出題された範囲の計算式をごっそり丸暗記したのみで十分問題は解けました。

 

・課目Ⅲ:燃料と燃焼

気体・液体・固体の各性状(引火点や流動点等)と、燃焼計算についての課目です。

 

燃焼計算は計算式や計算方法にある程度の法則が決まっているので、過去問をやり込めばまず間違いなく解けるようになります。

あとは各燃料性状の暗記さえしておけば合格点にはすぐ達する実力が付くと思います。

 

ちなみに公害防止管理者大気の「大気特論」や特級ボイラー技士の「燃焼」分野と出題内容が丸被りしているので、その辺りの資格や勉強をしているならば難易度はかなり下がります。

 

・課目Ⅳ:熱利用設備

計装・制御やボイラー・タービンといった熱利用に使用する設備についての知識を問う課目です。

 

この課目のみ選択科目があり「熱交換器関係」「冷凍機関係」「工業炉関係」「蒸留設備関係」の4科目から2課目を選んで回答します。

 

特に得意分野がなければ「熱交換器」と「冷凍機」あたりをおすすめします。

工業炉や蒸留設備は石油化学プラントや製鉄所などに勤務していて実物があるって人以外は知識としてあまり必要無いですが、「熱交換器」はボイラー設備にはほぼ必ず設置されているし、「冷凍機」も身近なクーラー等にも応用できる知識な上に今後もし高圧ガス保安責任者試験の冷凍機械責任者を受験するならこの知識がそのまま適用できます。

 

この課目はかなり範囲が広い上に専門的な設備に関する問題が多く、実務をやっていないと中々想像ができないので難しく感じるかもしれません(冷却塔、給水加熱器、タービン各種等)

ですが、意外と過去問と同じところからしか出題されていないので、参考書を使用するよりかはひたすら過去問のみをこなした方が良いです。

そうすれば「その設備のことは良く分からないけど問題は解ける」という状態には十分達することができます。(資格勉強あるある)

 

【使用した教材】

この資格は省エネルギーセンターという所が開催している為、必然的にそこが発行している参考書を使用するのがセオリーです。

 

「参考書」 

・エネルギー管理士試験講座 熱分野・電気分野共通1

・エネルギー管理士試験講座 熱分野2

・エネルギー管理士試験講座 熱分野3

・エネルギー管理士試験講座 熱分野4

 

 

 

エネルギー管理士試験講座 熱分野〈3〉燃料と燃焼

エネルギー管理士試験講座 熱分野〈3〉燃料と燃焼

 

 

 

エネルギー管理士試験講座 熱分野〈4〉熱利用設備及びその管理

エネルギー管理士試験講座 熱分野〈4〉熱利用設備及びその管理

 

 

基本的に、この参考書の文面が試験に出ます。

全ての参考書を読み込む必要は無く、過去問で出題された範囲を読み込む程度で問題ありません。

 

・やさしい熱計算演習(省エネルギーセンター) 

やさしい熱計算演習

やさしい熱計算演習

 

課目Ⅱの勉強におすすめ。

 

ですがこの参考書、実は

全然やさしくありません 

初学者がいきなりこの参考書を解いて勉強しようとすると、絶対に挫折するのでおすすめしません。

ただ、過去問10年分がだいたい解けるようになってきたくらいの時期にこの参考書で勉強すると、確かに式の解き方などが親切丁寧に書かれていることがわかるので、ある程度の知識がある人にとってはおすすめの参考書です。

 

「問題集」

・エネルギー管理士熱分野模範解答集(電気書院

エネルギー管理士熱分野模範解答集 2019年版

エネルギー管理士熱分野模範解答集 2019年版

 

 過去問題も省エネルギーセンターから発行されていますが、

こちらは電気書院の過去問をおすすめします。

 

こちらの方が掲載されている年度数が多いのと、解説が細かくされている為です。

 

【合格体験】

試験結果

・課目Ⅰ法令:70%

私は法令関係の暗記がとにかく苦手なので、そのあたりの取りこぼしが多かったです。

ただ、基礎知識を問う問題ではほぼ満点とれていました。

 

・課目Ⅱ熱力学:90%

一番やり込んだだけあり、初見問題がほとんどないくらいの手ごたえを感じました。

解いてる最中

「・・・これもらったわ(笑)」

とほくそ笑みました。

 

・課目Ⅲ燃焼:75%

序盤の燃料性状関係の問題が意外と解けず苦戦しました。

ただ、燃焼計算が例年通りだった為、そっちでほぼ満点を取り挽回しました。

 

・課目Ⅳ熱利用設備:80%

ほぼ過去問通りの問題ばかりでした。

 

【最後に】

私が合格できたのは、発電所勤務で設備などに馴染みがあったのも大きな要因だったと思います。そうでなければ課目Ⅳはもう少し勉強が必要でした。

 

そして上記の通り、見事に一発合格を果たし報奨金をゲットしました。

しかし給料上乗せだった為、

税金で数十万以上持ってかれました。

 

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ボイラーマンの資格取得記③危険物取扱者乙種4類~合格体験や勉強方法など~

危険物取扱者

 

【概要】

プラントに勤務している人であれば、その9割は取得しているといっても過言ではないのがこの「乙種4類」ではないでしょうか。

 

危険物にはその特性に応じて1~6類までの種類があり、例えば酸化性の固体であれば「1類」、引火性の固体なら「2類」と言った具合に分類されます。

 

そして4類は「引火性液体」に分類されます。

引火性液体にはガソリン・灯油・軽油重油のような工場含め一般的に使用される危険物としては最もメジャーな物が多い為、その受験者数は他の危険物と比較しても比べ物にならないくらい多いです。

 

【課目と合格点】

法令:15問

物理化学:10問

消火:10問

それぞれ6割以上(法令は9問以上、物理化学と消火は6問以上正解)で合格

 

課目合格制度などは無く、それぞれの課目で6割以上取れなければどんなに他の課目の点数が高くても不合格となります。

 

【合格率と難易度】

個人的難易度を5段階評価で表してみます。

(5:難しい、4:やや難しい、3:普通、2:やや簡単、1:簡単)

乙種4類・・・2:やや簡単

 

真面目に勉強すれば誰でも間違えなく取得できます。

しかし、簡単だからと言って油断すると意外と落ちますので、しっかりとした対策は必要です。

 

平成31年度危険物試験実施状況~

年度 区分 甲種 乙種 丙種 合計
1類 2類 3類 4類 5類 6類 乙種計
R1 申請者 1,288 702 628 809 11,631 757 734 15,261 727 17,276
受験者 1,068 672 603 768 10,042 724 710 13,519 694 15,281
合格者 412 477 427 568 4,579 513 473 7,037 431 7,880
合格率 38.6 71.0 70.8 74.0 45.6 70.9 66.6 52.1 62.1 51.6

 

合格率が低いのは難易度が高いのではなく、「受験者の質が悪い」からだと思います。

一番メジャーな分、学生の記念受験や会社からの命令で嫌々来る人の割合も多い為です。

 

【合格体験と勉強方法】

勉強期間:2か月(40時間程度)

使用した教材:

(参考書)

わかりやすい!乙種4類危険物取扱者試験(弘文社)

 

わかりやすい! 乙種第4類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 102)

わかりやすい! 乙種第4類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 102)

 

 

(問題集)

乙種4類危険物取扱者試験(公論出版)

乙種4類危険物取扱者試験 2019年版

乙種4類危険物取扱者試験 2019年版

 

 

基本的には問題集を解きつつ、その問題で出た箇所を参考書で確認するといった感じで勉強しました。

一日1時間の勉強を2か月程度実施しました。

 

「結果」

法令:9点/15点(60%)

完全に油断した。

解いてる時にこれもしかして落ちるんじゃないかと不安になるほど解けませんでした。

敗因は勉強不足で、他の課目に力を入れすぎて最後の2週間くらいに過去問しか解いてませんでした。

でも逆にその程度でも6割取れるじゃん?

という謎の自信を持ちました。

 

物理化学:10点/10点(100%)

もともと理系なのとエネルギー管理士などで勉強したばかりだったので、かなり簡単でした。

理系でなくとも、過去問をやり込めば十分合格点は取れます。

 

消火:9点/10点(90%)

一番力を入れて勉強しました。

各危険物の性状や特徴などは参考書を使ってほぼ全て暗記しました。

ただ、そこまでしなくても過去問のやり込みで十分合格点には到達できたと思います。

 

【最後に】

結果的には法令以外は余裕の合格でしたが、私の場合は消火に勉強する時間を法令に割いた方が、もっと確実に合格できたかなと思います。

これから取得する予定がある人には

法令4割:物理化学2割:消火4割

くらいに勉強時間を割いた方法をおすすめします。

ボイラーマンの資格取得記②特級ボイラー技士~合格体験や勉強方法など~

【概要】

特級ボイラー技士はボイラー技士の中でも最上位の資格となり、労基ボイラーで取扱主任者になる際全ての規模のボイラーで選任されることが可能となります。

 

2級ボイラー技士は5肢択一形式でそこまで難易度が高くない上に1級ボイラー技士でも難易度に差があまり無いのですが、なぜかこの特級ボイラー技士になった瞬間記述式となりべらぼうに難しくなります。

更に免許取得にボイラー運転経験5年という歳月が必要なので、そもそもボイラー取扱主任者の選任が必要なボイラーが少ないことも相まって年間受験者500人前後と非常にマイナーな資格となっています。

 

合格率は例年約30%程度なので年間合格者は150人前後。めっちゃ少ない。

 

逆にその分持ってると「凄いね」って言われます。

 

【科目と合格点】

・構造

・取扱

・燃焼

・法令

の4科目で構成されています。

 

この科目数は1,2級ボイラー技士と同じですが、特級ボイラー技士は2級・1級とは問題形式が替わり、

計算問題2割・記述問題2割・穴埋問題3割・選択問題3割

の配点になっています。

 

また特級ボイラーのみ科目合格制があり、6割を超えた科目は3年間持ち越しが可能となっています。

なので科目合格で数年に分けて勉強するのも手の一つですが、ほかの資格と違って

「1科目4割でも平均で6割であれば合格」

という点が少し特殊となっています。

 

例えば

構造:60点、取扱:40点、燃焼:60点、法令:80点

これでも取扱は4割しか取れていませんが法令で8割超えて平均6割となっているので合格となります。

これが例えば燃焼と法令が科目合格している場合、

構造:60点、取扱:40点

で平均5割で不合格となります。

 

【受験動機】

だって私はボイラーマンだし・・・

ボイラーに関わる者としてこの資格だけは取得しておきたかったし・・・

 

【勉強方法】

勉強期間:6か月

使用した教材:以下すべて日本ボイラ協会発行

「参考書」

・ボイラーの取扱い

・ボイラーの構造

・燃料及び燃焼

・ボイラー及び圧力容器安全規則

「問題集」

・特級ボイラー技士試験公表問題・解答・解説

・特級ボイラー技士試験問題解答集

www.jbanet.or.jp

 はっきりいってこの参考書と問題集以外に選択肢はありません。

問題集も、最近ようやく「特級ボイラー技士試験公表問題・解答・解説」という詳細な解説付きのものが発売されましたが、少し前のものだと解答しか乗っていないものしかないので、まずは最近の過去問から始めないと何が何やらわかりません。

 

私も最初はこの「特級ボイラー技士試験公表問題・解答・解説」を3年分くらい何度も解いてだいたいの傾向や解き方を理解し、そこからどんどん過去の問題を解いていき、最終的には20年分くらいの過去問を解きました。

 

過去問でよくわからない箇所のみ参考書を使用し、割合的には過去問8割:参考書2割くらいの使用率でした。

 

記述問題や穴埋問題では、うろ覚えだと本番で「書く」ことができませんので、とにかく書いて覚えてください。

計算問題なんかも途中式を書いておけば答えが違っても部分点がもらえるかもしれないとのことなので、わからないなりに何か書いておけば点を稼げる可能性があります。

 

私の計画では最悪計算問題と記述問題は捨てて、穴埋・選択問題 で点数を稼げればよいかと思っていたのですが、本番では逆にどの課目でも計算・記述問題がほぼ満点で選択問題を軒並み取りこぼす結果となりました。

【受験体験】

【試験時の感触】

構造:70点

計算・選択問題は5割程度の出来でしたが、記述問題が例年通りの問題だった為おそらく満点をとれたと思われます。

 

取扱:80点

全ての問題が例年通りの難易度でした。計算は6割程度でその他はほぼ満点に近い出来だと思います。

 

燃焼:70点

選択問題が難化し軒並み取りこぼしていたと思われます。計算・記述問題が例年通りであったため、そこで挽回できました。

 

法令:60点

記述・選択問題は易化していたが、選択問題が難化していました。多分全滅している。

 

といった感じでした。

私が受験した年の試験の感想は「燃焼・法令」が難化傾向、「構造・取扱」が例年通りといった感じでした。 

 

特級は個人的に「取扱」が一番とっつきにくいので一番勉強しました。

構造・燃焼に関しては公害防止大気やエネルギー管理士を勉強したことがあれば計算や筆記がけっこうかぶっているので楽だと思います。

 

【最後に】

特級ボイラー技士を勉強する時は、できるだけ一発合格を目指した方が良いと思います。

それは先述したような「1科目4割でも平均で6割であれば合格」という合格基準が理由で、

科目が多いと勉強は大変だが苦手科目を得意科目の点数でカバーしやすいということです。

 

下手に最初に得意科目だけ合格してしまうと、翌年は苦手科目でも6割を取らなくてはならくなる為、特級ボイラー技士試験に関しては最初から全科目6~7割狙って勉強することを私としては推奨します。

 

そうすれば苦手科目で点が伸びなかったり、私のように「苦手分野で意外と点が取れたが得意分野が難化して点が伸びなかった」という時にも他の科目でカバーしきれる可能性がありますし。

 

 

特級ボイラーを取ろうとするときに必要なのは

①過去問をひたすら解くこと

②面倒でも必ず毎回書いて覚えること

そして何より

③取得するメリットのない、クソどマイナー資格でもいいからとにかく特級ボイラー技士になるんだという

「ボイラー愛」をもっていること

特に③。