先月起こった燃料供給設備の故障トラブル。
あの時は原因分らないけど取り合えず動いたからヨシということでそのまま運転継続していたんですが
また故障しました。
しかもまた自分の勤務の時に。。。
これが因果応報ってやつか・・・
現在は品質悪めの燃料を使用しているせいか、燃料受入系統や灰系統のトラブルも増えておりましたが、ついに供給系統もやられました。
そのトラブルが起こった時私は新人の子と組んでおり、現場点検の為外に出ていました。
そこへ新人君から
「燃料系が故障しました!」
との報告を受けダッシュで中央に帰還。
燃料供給系統が停止してしまうと言ったトラブル時は、本来であればすぐに発電出力を下げて燃料供給量を減らし、継続運転している他の燃料供給系統への負荷を低減させることを最優先で行うのですが、新人君はその時一人で中央操作室のオペレーターを担当しており、初めて一人での重大トラブルに直面したことで焦ってしまいうまく操作が出来ていませんでした。
私が到着した時、発電出力は定格値のまま。
継続運転している燃料供給系統は、停止した設備の分も補うためフル稼働となりこちらも過負荷停止寸前。蒸気の温度もガンガン上がりまくってました。
新人君「すみませんなんかうまく操作出来ないっす」
私「うんうん。まぁ、大丈夫。まずはすぐに負荷下げして様子見ようか」
と表は冷静に対応しながらも
(これ結構やばいかも・・・)
と内心クソ焦りながら操作し、何とか無事に初動対応は乗り切ることが出来ました。
その後は現場に行って故障原因を探しました。
燃料系統が故障する9割は燃料に含まれる異物関係なので念入りに調査しましたが、前回に引き続き全くそれらしい元凶は見つからず。
仕方ないので試運転してみた所、見事に復旧しました。
・・・・あれっ?これまた前と同じ感じじゃない?
いや復旧してくれたのはありがたいんだけど、原因が分からんと結局また同じトラブルに当たる羽目になるんだよねぇ。
しかも今は新人と組んでいるのでまた同じ事象が起こると今度こそ止まる可能性も・・・
そうならないよう、今回のトラブルの対応・復旧方法をしっかり伝授しておこうと思います。