今週のお題「2020年上半期」
24時間運転し続ける発電所。
上半期に入っても何とか無事に運転継続出来ております。
よっぽどのことがなければ基本的にはボイラー停止はしませんが、水管が破孔したりなどのトラブルがあるとボイラーを停止しなければならないこともあります。
今年は3月に送電系統が切れ発電した電気が送れなくなる「所内単独」というトラブルが起こりました。
このトラブルがあると発電電力量が一気に降下しボイラーの圧力や温度もかなり振れることになり最悪の場合そのまま全系統停止になる場合もあります。
今回の事象発生時もあわや全停止になりかけるほど色々な箇所に不具合が生じましたが、当直運転員の必死の操作により何とか復旧し運転継続させることができました。
自分たちのようなプラント運転員はどこもそうとは言いませんが、平常運転時はあまりすることもなく暇なことが多いです。
が、一旦こういったトラブルが起こると死ぬほど忙しい&止まったらやばいというプレッシャーが襲い掛かることになる忙しさの高低差が激しい仕事でもあります。
電気や水道と言ったインフラは「あって当たり前」という認識があります。
スイッチを付ければ電気は付くし、蛇口をひねれば水が出る。
ただ、知っていてほしい。
その裏でこの当たり前を継続する為に
慌てふためきながらプラントを停めないよう紛争するボイラーマンたちの姿があるということを・・・