私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

ド素人がデスクトップパソコンを自前で修理してみた

先日家のリビングに置いてある共用のデスクトップパソコンから突如

パンッ

という破裂音がしたと思ったら、その後電源が全く入らず、うんともすんとも言わなくなってしまいました。

 

スマホでもネットは出来るのでそこまで不便では無いものの、妻が大画面で動画見れるからパソコンの方が良いと言うので早めに修理してもらおうと地元で出来るパソコンの修理サービスやってるお店を探していた所

 

妻「あんなに電気の勉強して難しい資格取ったのにパソコンは自分で治せないの?」

 

 

・・・・・・・・クソがっっ!!!!

これだから素人は!!!!

電気知ってる=パソコン詳しいとは限らねんだよ!!

 

 

なんて言えないので心の中で罵倒しながらも、確かによく考えてみたら私は一応情報処理系資格のITパスポートで多少のPC用語は分かるし、機械保全技能士電気工事士電験3種と言う資格も保有してるし、パソコンの修理の一つくらい出来なきゃ恥ずかしいような気もする。

 

更に、「パン」という破裂音を聞いているので、十中八九ソフトでは無くハード的な故障であることは明確。

ならば内部を確認して故障個所さえ特定できればワンチャン自分でも修理できるのでは・・・?

 

という訳で、今回パソコンの内部をちょっと開放してみることにしました。

 

ふむふむ。

さっぱり分からん♪

 

あかん。このままでは確認どころか何が何やら意味不明だ。

まずは内部構成パーツについて調べなければ。

 

パソコン内部のパーツを調べる

ネットでググるとたくさん出てきました。

調べた感じだと私のパソコンの構成はこんな感じになっているみたいです。

 

CPUとCPUのクーラー

演算処理などを行う人間でいう脳の役目を持つ重要パーツ。

CPUの処理中は発熱するのでクーラーでそれを冷やす。

 

グラフィックボード

グラフィック処理を行う通称グラボ。

なくてもCPUでグラフィック処理できるけど、ゲームなんかの高いグラフィック性能が必要な場合はこのグラボが必須らしい。

なぜゲームもしないうちのPCにこれがあるかは不明。

 

メモリ

色んな処理を行う際にデータを記憶するための媒体。

この要領が多いほど同時処理・操作を滑らかに行うことが出来る。

 

ストレージ

SSDとかHDDとか、データを保存する為の媒体。

メモリはデータを一時保存するだけだけど、HDDやSSDはデータを長期保存できる。

 

光学ドライブ

CDとかDVDを再生する為のパーツ

 

マザーボード

これまで説明した各パーツを物理的に接続する為の緑色の大きな基盤。

これで各パーツへ電源供給やデータのやり取りを行う重要パーツ。

 

電源ユニット

パソコン(マザボ)へ電源を供給する為の部品。

高機能なパーツはそれなりに電気消費するので、電源ユニットもそれに応じた容量を選定する必要がある

 

 

だいたいこんな感じでしょうか。

各パーツ自体の名前や役割についてはこれまでの経験と勉強で知ってはいましたが、実物を見ようとしたことが無いので今回初めて知りました。

 

故障個所の当たりを付ける

パンと破裂して電源が付かなくなる

という事象が他にもないか検索してみた所、結構同じ事象で故障することはあるみたいです。

 

まず、パンと破裂する部品はその大半がマザーボードや電源ユニットに使用されている「コンデンサ」らしいです。


このコンデンサがショートするとパンと破裂し液漏れするので目視でも確認することが出来るみたいです。

 

よって今回私のパソコンからした破裂音もこのコンデンサの破裂音の可能性が高いと考察。

 

分解してみる

パーツの名前と実物は分かった。

故障個所もコンデンサである可能性が高い。

ではこれからさっそくこれらを分解し内部を点検してみよう!

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

 

マザーボードの部分は目に見える範囲ではコンデンサに異常はなさそうです。

 

今度は電源ユニットの内部を点検。



こちらも見た感じどのコンデンサも液漏れしてなさそう・・・

 

あれれー??おっかしいぞぉ?

どこもおかしなところが無いことがおかしいぞぉ?

 

 

 

 

詰んだ。

 

 

 

いやどうしてだ・・・あんなに結構な破裂音がしたのにどこにも異常が無いわけがない!!

これはそもそも原因がマザボでも電源ユニットでもないのか・・・?

 

途方に暮れて電源ユニットのふたを閉めようと持ち上げた所

カラカラ

という乾いた音がして、何かが電源ユニットの中で転がっているようでした。

そこでもう一度電源ユニット内部を確認してみたら

 

 

 

 



何か部品が落ちてる!!

見つけた!!

 

よーーく見てみたら基盤についているICチップみたいな部品が破損していました。

これが何なのか。なぜ破損したのかは分からない。

 

だが故障原因は発見した!!

これは大きい!!

 

部品を発注し交換してみる

原因はこの電源ユニットの故障で間違いなかろう・・・取り合えずネットで型番を検索した所、純正品が4,500円に対し代用モデルの方が1000円ほど安かったのでそちらを購入。

他の専門サイトでも売ってたけど使い慣れていて次の日には届き、更に返品処理も確実にできるAmazonで注文しました。

 

翌日の午前中に電源ユニットが届いたので、これを前回と逆の手順でパソコンへ繋いでいきます。

 

さぁ、お待ちかねの試運転だ!!

 

 

 

ドキドキ

 

 

 

 

 

 



よし!!起動した!!

 

 

しかしその後下記のようなアラートが出てしまいました。

これも調べたら

フロントI/Oケーブルの差し込み不良とハードドライブが見つからないという警告でした。

 

ハードドライブについてはコネクタの差し込み間違いをしていたので正しく差し込み直し、フロントI/Oケーブルについてはもう一度ケーブルをしっかり奥までしっかり差し込んだところ見事復旧しました。

 

 

データも動作も問題無いし他のパーツは故障して無さそうで安心。

 

ということで、今回のパソコンの故障は「電源ユニット内のICチップらしき部品の破裂」ということで無事終了。

 

ちなみにこれを修理ショップにやってもらおうとすると、大体どこも電源ユニット費用+1万円程度掛かるようでした。

煽られた時にはイラっとしましたが結果的にお金が節約できたので良かったです。

 

 

なんか謎の達成感!

やはり自分で修理出来るって素晴らしいですね。

仕事してる時よりちゃんと仕事した感ある。

 

これをきっかけにパソコン自作とかも出来そうな自信が付きました。

あとパソコンの中がドン引きするくらい埃溜まってたので、定期的に掃除しようと思います。