私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

職場にこれくらいの遊び心があると楽しいよね

Twitterのニュースで流れてきて面白いなーと思った記事の話です。

 

老朽化で2019年から設備更新工事をずっとやってたという宮城県大崎市にある出力14,900kWの鬼首地熱発電所(名前いかつ!)。

今年の4月3日にいよいよ営業運転したそうですが、その発電所にある蒸気タービンがこちら↓

 

 

こけし!!すげぇ!!

 

 

どうやら宮城県大崎市は日本三大こけしに数えられる名産地らしく、同市に構えるこの発電所はそれに因んでわざわざこのデザインにしたみたいです。

 

kahoku.news

 

地熱発電のことは詳しく知らないんですがタービンは恐らく火力と同じ蒸気タービンだと思います。

写真から察するに頭が発電機で首が軸継手、体が蒸気タービンになっている模様。

 

面白いこと考える人がいるもんですがどういう経緯で思いついたんでしょうか。

日頃から

「蒸気タービンと発電機の形ってこけしみてぇだな・・・」

とか考えてたんでしょうか。

変態じゃん(褒めてる)

 

この発電所では以前水蒸気噴出という事故で作業員の死亡事故も発生しているそうで、それを考慮して敷地の温度や振動値を監視するほか、なんと運用保守用の4足歩行ロボットを導入しているらしいです。

 

点検をロボット操作で行うってこと?

どの程度の範囲までロボットがやるのか分かりませんがなかなか楽しそうな現場ですね。

 

昔同僚と冗談で「点検にドローン使えば現場行かなくて良いじゃんw」とか言ってたのを本当に実現する所があるとは・・・

 

こういう生産性度外視の遊び心があるのは個人的に好きです。