私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

【いくら貰える?】発電所やプラントの資格手当

工場で仕事をするには結構色んな資格が必要だったりします。

 

工場での資格というとフォークリフトとかクレーン・玉掛け、酸欠というような技能講習で取得するものを想像する人が多いと思うし実際そうなんですが、私のように発電所やボイラー関係で仕事をするなら最低限「ボイラー技士」「危険物乙4」も必須となります。

 

それ以外にも「電気工事士」「冷凍機械」や、少しレベルが上がれば「公害防止管理者大気・水質」「エネルギー管理士」「電験2~3種」なども必要です。

 

ただし働くうえで必要なのは最初に言ったボイラー技士と危険物乙4くらいで、他の資格は出世したいとか資格が欲しいとかでない限り必ずしも取得する必要はありません。

 

ですが会社としては資格保有者は多い方が良いので、一時金や資格手当を出すことで資格取得を推奨しています。

 

私は主に工業系の資格マニアとしてこの10年間様々な工業系資格に挑戦し、今年発電所に必要な最後の資格「第1種ボイラー・タービン主任技術者」と「電験3種」を取り切って、あと残っているのは「電験2種」くらいになりました。

ここまで取得したら一体幾らくらいの手当が貰えるんでしょうか?

 

ということで前職と現職の規定より、資格を取得した場合に出る一時金と毎月貰える手当を比べてみようと思います。

 

規定を調べてみると、私の前職であれば一時金で約80万円で手当てで毎月4万円、現職なら一時金で約10万円手当で5万円が貰えるようです。

 

でも前職は資格を持っているだけで手当てを貰えたのに対して現職は選任されていなければ1銭も出ないので、資格手当に関してはどちらも前職の方が高いと言えます。

 

しかも前職の良い所は合格不合格に関係なく受験費用は毎回でるし、講習だけで取得できる技能講習系にも500円ですが手当が貰えます(アーク溶接や職長などの特別教育系はさすがに無いですが)

更にこの他に日商簿記とかの事務系資格にも手当があり、取得しているだけで業務上関係ない部署の人でも手当がもらえたりしました。

 

ビルメンやってる人のブログを見てるとよく

「ビルメンは給料低いから資格手当で稼げ」

みたいなことを言っている人を良く見かけますが、ビルメンに限らずこういった資格手当とかがある会社は一般的に基本給が低くてその分を補填する意味が強い所が多いと思います。

 

実際、基本給も年収も現職の方が高いですが、目に見えた手当があるという点で資格を取ろうというモチベーション自体は前職の方が高かったです。

 

ちなみに大企業でも資格手当が無い所はたくさんあるらしいです。

でもそれってさ、超有名な電力会社や製油・化学プラントなんて

・たくさん人いるから資格保有者余ってる。

・社員のレベルが高いから取得させやすい。

・資格手当なんて無くても私たちよりはるかに給料高い。

そんなだから無くても問題ないってだけじゃないのかな?

 

社員レベルがそんな高くない上に人員足りないし給料も低い中小企業はこういう資格手当を厚遇して保有者増やさないといけないと思いますけど。

 

皆さんの会社ではいくらくらい資格手当が出ていますか?

会社によって相場はかなり違うとは思うのですが、私のような資格マニアは手当の有無だけでもモチベーションがだいぶ変わってくるので、せめて受験費用だけでももうちょっと色んな資格に出してくれないかなぁと思っております。