どこかの国会議員が
三角関数は学校で教える必要はない。金融経済を教えるべき。
という旨の発言をしたことについて世間では賛否両論あるみたいですね。
政治・宗教・野球の話は日本人では厳禁と言われるくらいタブーな分野ではありますが、この発言については物申したい。
お前それ全国の電験3種受験者の前で同じこと言えんの?
プラント業界に身を置く人なら当然知ってることですが、三角関数は電気を勉強する上では避けて通ること不可避な分野です。
交流、ベクトル、力率、磁気、照明・・・電験3種の問題では三角関数を使った問題が出過ぎて、逆に特別勉強しなくても必然的に覚えられてしまえるくらいです。
(まぁ仕事や実務で使うと言われたら使いませんけど・・・)
この発言は擁護する意見もありまして、とある賛同記事より抜粋
・批判する人たちは自分たちが苦労して受けてきた教育を否定された気になるからであろう。今時三角関数などネットで学ぼうと思えば幾らでもできる。
・三角関数が必要な分野で頑張ろうとする人なら勉強するまでもなく解かなくてはならないし、それ以外の人には時間の無駄になる可能性が高い。
それを言ったら金融経済の勉強もそうなっちゃうでしょうよ・・・
とは思いますが、金融経済を学校で学ぶ機会を作るのは私も大賛成です。
ダンスを必修科目にするくらいならこちらを必修にした方が良いと思います。
しかしわざわざ「三角関数」を名指してわざわざ削ると言ったのはまた別のお話で、そこが批判の的になっているわけですね。
何を隠そう私も学生時代は思っていました。数学なんて社会でクソの役にも立たないと・・・
↓ポンコツ学生時代の私
この時の私ならこの国会議員さんを賞賛していたことでしょう。
だってこの時の私はまさか今現在こんなに数学を勉強しなければならないなんて思ってもいませんでした。
てっきりそこら辺の適当な会社で馬鹿でもできる適当な仕事するとか思ってました。
自分がボイラーマンになって、資格勉強にハマって、物理数学を今更涙目で必死になって勉強するなんて・・・
想像できるわけがないよ!!(泣)
でも全国のアホな男子学生なんてこんなものでしょ?
学生時代から将来の目標立てて、学習する分野絞って勉強する優秀な子なんてそんないないでしょ?・・・多分・・・
だからこそ、三角関数は私のようなポンコツが将来苦労しないためにもやらせておいた方が良いんです。
三角関数に限らず学生時代にはあらゆる教科をまんべんなく勉強した方が良いんです。
もし私が英語が必要な会社に勤めていたら、今は必死に英語を勉強していたでしょうし、経理や事務などの職についていたらそれこそ金融経済の勉強を頑張ってしていたかもしれません。三角関数なんて知ろうともしなかったでしょう。
確かにその時必要になったら都度その分野の勉強をすればそれで良いかもしれませんが、「0の知識を1にするための労力」と「0.1の知識を1にするための労力」では雲泥の差があります。
これについては資格勉強をし出してから嫌というほど思い知りましたので自信を持って言えます。仕事に例えるならその業界での実務経験の有無で仕事の難易度が変わるみたいなもんです。
子供は無限の可能性がある・・・というように、将来どんな知識が必要になったとしても私のように今更苦労させないためにも、「これはいるけどこれはいらない」というのを勝手に言うのは辞めてなるべく多くの分野を学ばせた方が良いと思います。
まぁ私のようなポンコツは何が必修で何が削られようとも結局勉強なんてしないんですけどね。
・・・あれ?
じゃあやっぱ三角関数いらなくね?
何なら金融経済も別に勝手に勉強させれば良くね?
・・・うん。
やっぱ学生時代の勉強なんてどうでも良かったわ☆