私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

ボイラーマンの資格取得記⑪特定化学物質作業主任者~取得体験~

 

【概要】

細かく言うと特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者が正式名称ですが長すぎるので「特化物」と略されることが多いです。

 

昔は特化物とアルキル鉛はそれぞれ別分野で分かれていたそうですが、今は合併されています。

 

特定化学物質を取り扱う際にこの資格保有者の指揮・点検保守を管理する人を選任する必要があります。

 

【受講動機】

会社で使用する薬品に特定物質に該当するものがあったので。

 

基本的に会社から任命された人が優先的に取得してましたが、希望すれば他の運転員も取りに行って良いと言われたので、せっかくなので受講しました。

 

ちなみに我が発電所で使用する特定物質には

・排水のpH調整や純水装置再生用の「塩酸」

・冷却水の防食・防スケール剤となる「塩化水素」

・ボイラー水のpH調整用の水酸化アンモニウム

などの酸・アルカリ系薬品が該当します。

 

【科目と合格点】

1、健康障害及びその予防措置に関する知識
2、作業環境の改善方法に関する知識
3、保護具に関する知識
4、関係法令
5、修了試験

 

酸欠講習と一緒で学科講習最終日にちょっとした試験があり、各科目40%以上合計60%以上で合格となります。

この試験も講義中に講師の人が言った重要ポイントさえ暗記していれば十分受かります。

 

【受講体験】

受講日数は2日間。

酸欠と違って実技講習はなく、2日間ひたすら講義を聴くだけです。

 

酸欠の講義の時もそうでしたが1回あたりの休憩時間が5分しかなくトイレ争奪戦が始まるので、できれば10分くらいの余裕が欲しいものです。

 

講義中は暇なので、当時受験しようとしていた公害防止管理者の勉強をしていました。

 

最終日の試験は酸欠と同じく4者択一問題。

講義中の講師の重要ポイントさえ覚えておけば絶対に落ちることはない試験です。

 

1科目辺り5問~10問程度なので普通に5分で解き終わり、他の受講者をぶっちぎり教室を後にしました。

試験に合格していればその日のうちに修了証が発行されます。

 

【最後に】

技能講習なので基本的に受かる前提の試験ですが、それでも合格点に達していないと不合格になります。

 

前の職場ではこの講習に一度落ちてめっちゃ馬鹿にされていた人がいました(かなり年配の方でしたが)

 

あとさっきも書いたのですが、とにかく休憩時間が短いのでコーヒーやお茶の飲み過ぎは厳禁です。