今回は趣向を変えて技能講習系の資格を紹介します♪(ネタ切れ)
【概要】
正式名称は長すぎるので通称「酸欠」と略され呼ばれます。
安衛法で定められる酸欠や硫化水素中毒の危険のある個所(タンク内や地下ピット等)での作業にはこの資格の保有者を作業主任者に選任する必要があります。
【受験動機】
会社の方針として、現場で酸欠箇所などで作業する可能性がある人には全員受講するようにということで。
実務としては、実際にCO濃度計が反応した際にはタンク内などをポータブル計などで計測することはあります。(中には恐ろしくて入れませんが)
【科目と合格点】
・学科
1、酸素欠乏症、硫化水素中毒及び救急蘇生法に関する知識
2、酸素欠乏、硫化水素の発生原因及び防止措置に関する知識
3、保護具に関する知識
4、関係法令
学科講習最終日にちょっとした試験があり、各科目40%以上合計60%以上で合格となります。
試験というと身構えますが、講義中に講師の人が露骨に「ここ重要だよ!」と言ってくるのでそれを覚えておけば十分受かります。
・実技
1、救急蘇生の方法
2、酸素濃度及び硫化水素濃度の測定方法
こちらはひたすら実技をやるだけです。
一応最後に各自で測定試験や蘇生方法試験があります。
これは手順なんかを間違えていないかなどを減点方式で見るのですが、仮に不合格でも受かるまで何回もやり直しがあるので落ちることはありません。
【受講体験】
受講日数は3日。そのうち学科2日、実技1日。
学科は2日座って講義を聞いてるだけですが、最後に簡単な筆記テストがありこれに合格しないと最終日の実技講習を受けられません。
・学科講習
せまい教室に50人くらいの男どもが引き締めあうため、講習日は11月の寒い日でしたが教室内は半そでで十分なほど熱気がありました。
そして講義中はほぼ寝てました。
講師の人から、講義中にマーカー引けといったとこからテスト出るからよく聞いておけと言われたので、その時だけハッと起きて線だけ引いてました。
最後の試験は4者択一で正誤を問う問題です。
専門的な知識を問う問題もありますが、基本的には
「酸欠で倒れてる人を救助したが脈があるので救急車は呼ばなくてよい」
「地下ピットで人が倒れたが声を掛けたら返事があったので助けに行った」
など、常識があれば明らかにおかしいだろ!という問題も多いので、正直講義を聞いてなくても受かる人は受かると思います。
・実技試験
こちらは測定試験や人が倒れているときの蘇生方法についての実技講習なのですが、測定計器の手順や蘇生方法の声掛けの仕方などをやたら細かく指示され、その通りにやらないと試験でやり直しになります。
これがけっこう面倒くさくて、自己流でやってしまうと即減点されるので何人かは不合格でやり直しになっていました。
【最後に】
技能講習なので基本的には落ちることはありません。
が、筆記テストはやり直しというものが無い為もし合格点に達する事が出来なければ当然不合格になります。
実際に職場の人の前職の人で不合格となり再受講になったという人はいるらしいです。
なので、最低限講師の人が重要だといった所くらいは記憶しておいた方が良いでしょう。
あと実技は大勢の皆が見てる前で大きな声でやらせられるので、緊張でめっちゃきょどってるおじさんが一人いました。
あがり症の人は覚悟しておいた方が良いです。