私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

ボイラーマンの資格取得記⑨第2種放射線取扱主任者~合格体験や勉強方法など~

 

【概要】

放射線取扱主任者原子力技術センターが開催する国家試験で、放射線源を取り扱う事業所の選任に必要となります。

第1種から3種までありますが、3種は認定講習のみで取得可能となります。

 

第1種は全ての施設で選任可能で、第2種だと密封線源を取り扱う施設のみで選任可能となります。

 

この資格は試験に合格するだけでは免許は取得できません。

 

試験合格後、東京か大阪で開催される資格講習に参加しなければなりません。

しかも受講料は第2種で約10万、第1種では約15万程度も費用が掛かる為、趣味程度で取得するには少しコスパが悪いです。

 

【科目と合格点】

第2種

・試験日

 8月(年1回)

 

・科目

①管理技術Ⅰ

②管理技術Ⅱ

③法令

1科目50%以上合計60%以上

科目合格はありません。

 

【合格率と難易度】

個人的難易度を5段階で表すと

(5:難しい、4:やや難しい、3:普通、2:やや簡単、1:簡単)

 

3・・・普通

 

1種ともなるとエネルギー管理士並の難易度になるらしいですが、第2種ならばそこまで難易度が高いという訳ではありません。

合格率は毎年大体20~30%程度。一般的な合格率でしっかり勉強すれば十分一発合格可能です。

 

私もこの資格を勉強するまでは放射線などド素人で電子と中性子の違いも分からないレベルでしたが、それでも合格はできました。

 

科目合格がないのは一見厳しいようですが、苦手科目で6割行かなくても他でカバーできるというメリットもあります。

 

注意点として、この試験は

計算問題で電卓禁止

となっていることです。

そのかわり計算問題が少ない&簡単かと言われればそんなこともなく、ルートやべき乗を使用したけっこう複雑な計算をさせられます。

 

なので計算問題は電卓を使用しないで計算する方法に慣れておかないとかなり苦戦します。

 

【受験動機】

会社で密封線源を取り扱っており選任が必要だったが誰も取得者がいなかった為。

 

会社からとにかく誰か取得しろとのことで今まで3人の先輩が挑戦しましたが、ここ数年誰一人として取得できていませんでした。

その時に丁度私がエネルギー管理士に一発合格できたので、「君ならいけるかもしれないから是非挑戦してほしい」と他部署の人から言われたので、その気になって勉強しました。

 

資格手当も月3000円と会社の資格手当で最も高い額だったことも動機の一つです。

 

【合格体験と勉強方法】

・受験時期

 2013年8月

 

・勉強期間

 5か月(約200時間)

 

・使用した教材

参考書

初級放射線(通商産業研究社) 

 

これしか使用してません。

 ネット情報では「放射線概論」をオススメする書き込みが多かったのですが、そこまでがっつり勉強しなくても合格するだけを目的とするならばこれ一冊でも点は取れます。

 

問題集

 放射線取扱主任者試験問題集第2種(通商産業研究社)

 

放射線取扱主任者試験問題集(第2種)〈2018年版〉

放射線取扱主任者試験問題集(第2種)〈2018年版〉

  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: 単行本
 

 

この試験も過去問をやり込めば合格点を取れる実力は間違いなく付きます。

自分も問題集8割:参考書2割程度の勉強でしたが一発合格出来ました。

 

ただ、後述しますが「法令」に関してはもう少し勉強しておかないといけなかったなと思います。特に受験時期が丁度あの大震災後だった為法令がけっこう改正等あったので、その辺りも調べておくべきだったと思います。

 

あとはやはり計算問題です。

勉強中はなんとなく電卓を使ってしまいがちですが、やはりちゃんと試験方式として手計算できる練習をしておくべきです。

あとちゃんと時間にも気を使わないと、本番中に計算ミスに気付いた場合かなり焦ることになります。

 

・試験日

受験場所は名古屋工学院専門学校という所でした。

受験層は私と同じ若手社員っぽい人や、専門学生のような人たちが団体で受けていたりと若い層が多かった印象です。

あと理系資格には珍しく女性の受験者もけっこう多かったです。

学生っぽい人達は記念受験かな?ってくらいやる気なさそうというか休憩時間もひたすら喋ってばかりであまり真剣みは無さそうな人達でした。

 

結果

①管理技術Ⅰ・・・65点

②管理技術Ⅱ・・・75点

③法令・・・55点

平均点65点

 

管理技術Ⅰは計算問題中心の為一番力を入れて勉強するも、暗算ミスで終盤軒並み間違えていました。残念。

 

管理技術Ⅱは選択問題のみで過去問からの出題も多かったので安心して出来ました。

この時はもう合格した気でいました。法令を受けるまでは。

 

「法律は一番簡単だから得点源。他で点数取れない分は法令で挽回だ!」というクソデマを信じ込み完全に舐めてかかった結果、本番中出来なさすぎて手が震えた。「なんでもっと勉強しなかったんだ!!」と自分に怒りが湧き、今後は絶対に法律も勉強するぞ!と誓ったほど(守るとはいってない)

 

課目合格がないため試験本番で法令が出来なさすぎた結果、試験終了後の電車の中、涙目で震えながら答え合わせをして何とか半分以上は取れていることを確信し安堵した思い出。

 

ちなみにこの試験では合格すると官報に実名が載ります。

 

講習

試験に合格できたので早速会社から講習行って来いと言われたので、11月頃に大阪に3日間行ってきました。

場所は電子科学研究所という所だったのですが、とにかく場所が分かりづらい!

予め貰っていた場所の地図では普通に迷ってしまい、急遽携帯ナビを使って何とかたどり着けました。

講習は二人でペアを組んで実際の放射線源をサーベメーター等の機器で測定する実技講習です。

 

サーベイメーターとはこんなの。懐中電灯のような形の所を持って線源に向けると音が鳴ったりする。

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私のペアは井上氏という方で、私と同じく会社命令で取得しに来たとのことでした。

実技講習後は最後に筆記試験があり、これに合格すると免許が発行されます。

この試験は意外と難しかったですが、落ちる人はいませんでした。

というか只でさえ高い金払ってるんだからここで落とされたら溜まったもんじゃありません。

 

【最後に】

この試験は合格するだけでは免許がもらえないので仕事で使う以外で受験するには少し敷居が高いです。

 

ただ、最近の脱原発とかいう情勢の中で少しでも放射線関係の知識を持ちたいというのであれば受験資格のないこの試験を勉強してみるのも良いかもしれません。

 

私は実務から離れて約6年たった今、ほぼ知識は残っていません。