私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

自分がキャリアに向いてないと思う所

こんにちは。ボイラーマンです。

 

今年の2月1日から遂に管理職になってしまいました。

 

個人としてはまだ若手の気分なんですが、世間的にはもう中堅くらいの年だし、実際自分の年で係長・課長クラスで仕事している人たちは大勢いるし、そろそろそういうことも考えていかねばいかないんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

・・・嫌だなぁ・・・

 

 

 

とは思うんですが、転職とかしようとするとどうしてもそこは避けて通れないわけです。

特に私のような「資格」を武器に転職しようとする場合は、必ず管理職候補としての話が出てしまいます。

一般的に見ればキャリアとして採用されることはとても良いことかもしれません。

 

この採用の良い点は、経験や実績を買って貰ってるわけなので当然給料は他の中途組と比べてけっこう高くなります。

給料が良いのは転職するうえでマストに来るくらい重要な点なのでここは良い点です。

 

逆に懸念点としては「現場の人との確執が生まれやすい」という所。

完全に主観ではありますが、現場を経験せずいきなり管理職としてやってくる人って現場からは白けた目で見られやすいと思います。

 

私の前職・現職共にそういう30,40代くらいの人はいましたが、やはりどちらも現場から叩き上げで管理職になった人より信頼度には超えられない壁のようなものがありました。

 

いくらボイラーや設備の知識が凄くても、やっぱりその会社の社風や人員、レベル、設備の癖みたいなものがあるので一概に「このやり方が正解」というものはないと思うんですが、そういった所をしっかり考えてくれる人は中々いないものです。

大概は今まで自分がいた会社のルールや考え方を現場に押し付けてきたり、知識の浅い人や現場の人に対して高圧的に接したりして嫌われる人が多いです。

 

私も今まではずっと現場の人間でそういった人に文句言う側でしたが、転職し管理職に回ってしまった今は間違いなく文句言われる側になるのではと不安に感じます。

 

だって今までその部署にいた現場の4~50代の人差し置いて一回り若い奴がいきなり自分らより給料高い上に役職で来たら絶対嫌でしょう。

 

 

【そもそも自分はキャリアなんてものに向いてない!】

キャリア=発電所スタッフと仮定しますが、私は一度ジョブローテーションの一環でスタッフ職も経験したことがあります。

でも正直お世辞にも向いてるとは思えませんでした。

その理由は自己分析と実績から主に以下の点があります。

 

①なぁなぁな事なかれ主義者

私は人にクレームを言うのは得意ではないです。

気に入らない相手やその場限りの関係の相手ならまだ言えますが、普段から普通に話してるような人に対して強めの言葉を使うのは苦手です。

というか得意不得意以前にクレーム付けるのが面倒くさいです。

ただスタッフ職をやっていく上では職人さんや業者さんがやること・やったことに対して時にはしっかり意見する必要のある場面が出てきます。

でも私はなんか不都合なことがあっても

「まぁ別に自分が不利益になるもんでもないし・・・」

となぁなぁで済ませてしまいがち。

これでは舐められてしまって自分にも相手にも良くないよ。と以前の上司に注意を受けたことがありますが、こればかりは性格上どうしようもありません。

 

②マナーや時事的な知識に疎い

外的な関わりが強いスタッフ職は業者さん、特にお偉いさんとやり取りする時のマナーとか政治経済とかの時事的な知識が必要な時も多かったのですが、情けないことに私はそういった知識を一切持ち合わせていませんでした。

名刺の渡し方とか飲み会やタクシーの席位置とか2次会のセッティングとか・・・日本に限らずこういうのってあるんかねぇ。

業界の情勢とかも、色々知ってればためになる話もけっこうしてくれたんですが全く頭に入ってこなかったです。

必死に付け焼刃の知識で誤魔化していましたが、またあの興味のない分野の知識を勉強しないといけないのは面倒極まりないです。

 

③マネジメントに興味ない

前述のものと少し被りますが、私はとにかくボイラーやプラント以外の分野の教科に全然興味がありません。

会社の経営状態とか、部下の育成とか管理とか・・・

ぶっちゃけ全く興味がわかない・・・ただただボイラーの運転だけしていたい・・・

でもキャリヤってそもそもこれがメインの仕事な部分もあるしね。

それが嫌なら低賃金で現場やってろってね・・・すまない。

 

④責任感皆無

業績が悪いとか事故が起こったとか、会社で起こる事象に関して当事者意識が持てません。

「ヤバかったら最悪辞めれば良いし」

とすら思っています。

 

もし私が管理職になって大きなトラブルが起こってどうすんの!?って話になったら

「あ、良いです。もう辞めます。」

って速攻辞めると思います。

辞めた後はしばらく嫁にでも食わせてもらいます。

人としてカスなんです。ごめんなさい。

 

 

以上の点から私に管理職など愚の骨頂。十年早いどころか死ぬまでその時は来ない。

人柄など分かりようがない人事は私が持つ資格や経歴をとても買ってくれるのですが、そういう奴が管理職も出来る奴とは決して限らんのよ?ふふふ(自虐)

良く言うでしょ?

「プレイヤーとして優秀な奴がマネジメントも優秀とは限らない」

・・・と。

 

 

今まで経験してきた中で私が思う

「優秀かどうかは別としてマネジメント職が向いてる人」のタイプは

・自分にめっちゃ自信があって皆を無理やりでも引っ張っていくワンマン

・誰にでも腰が低くて絶対怒ったりしない聖人

ですね。良くも悪くも。

 

 

責任感がある真面目な人とか、むしろ向いてないどころか絶対やっちゃ駄目なタイプだと思います。一番鬱病になりそうだから。

 

マネジメント職なんてものは上からも下からもわちゃわちゃ言われるただでさえストレス溜まる立場なので「それらを押さえつけて我を貫ける自信家」「全てを受け入れる仏様」みたいな、どちらかに突き抜けているようなタイプの人じゃないと務まらんと思います。

 

そう。

良くも悪くも。