私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

教育資料の作成に勤しむ

私は新人時代、教育というものを受けることなくいきなりボイラー課に配属されいきなり実機を触り、試行錯誤しながら仕事を覚えてきたもんです。

 

それに比べて最近の若い奴らと来たら、会社に入ったら教育を受けるのが当たり前のような態度でいるもんだから本当にけしからん!!

仕事と言うものは教えてもらうものでは無く、私のように自分から体で覚え込ませるものなのです!!

 

 

 

・・・というのが前職にいた時の会社の教えでした。

 

前職の人達にはお世話になったし嫌いでは無いですが、散々苦労してきた身としてはこの考えだけはどうにも好きになれませんでした。

 

私はどちらかというと現場の仕事こそ徹底的にマニュアル化するべきものだと思っています。

現場作業と言うのは高圧、高温、高速回転機器といった一歩間違えば命を落とすレベルの箇所が多くあり、素人が自分の頭で考えて作業するには危険であるし、自分たちのような交代でルーチンワークを行う職種は全員が同じ作業を行うので、どんな作業にもマニュアルを作って全員が同じ作業を同じレベルで行う必要があると思います。

 

私が転職した際もとにかくマニュアル作成を徹底的に行いましたが、その時唯一作れていなかったのが「教育資料」です。

 

これには運転員の補充と言うのがほとんど無かったことや、中途でたまに入ってきたとしてもそもそも経験者ばかりで教育の必要性が無かったと言うことに起因します。

 

しかし最近は仕事でやるネタが無くなったやる気が出てきたのでようやく本腰挙げて今まで誰もやらなかった「教育資料」の作成に取り掛かりました。

 

資料として作っているのは下記

・運転マニュアル

通常運転中の監視のポイントや定常作業やプラント起動停止のやり方に関する資料

・巡視点検マニュアル

各直で行う現場の巡視点検に関して、各設備毎にどこを見るか等といった資料

トラブルシューティング

設備に異常があった場合に、中央と現場でどのように対応するかということに関する資料

・一般知識マニュアル

ボイラーや電気に関する一般的な知識に関する資料

 

色々調べながら作ってたら自分ですら忘れてた色んな雑学を思い出し楽しくなってきて、特にボイラーや電気の一般知識マニュアルは

「運転やるならボイラーのこんな知識もあった方が良いよねぇ・・・あ!せっかくだから電験で勉強したこんな知識も書いておこう・・・フヒッ」

などと久しぶりに我がボイラー魂に火がついて、

気が付いたら全枚数にして100ページを超える大作が出来上がりました。

誰が見るんだこんなもん。

 

今後はさらに内容を纏めて、機会があれば正規の教育資料として会社に提出してみようと思います。

自分の作った資料で一人でも未来のボイラー馬鹿が誕生したら幸いですね♪