私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

新しい会社の話【話と違う】

転職してから1か月が経とうとしています。

 

新しい会社も当然ですが発電所です。

 

発電所と言っても単独で売電しているようなところでは無くて、工場内に電気を送電している自家発電所になります。

 

その工場では製品を製造する「製造課」、工場から出る排水を処理する「排水課」、工場で使用する原料を輸送したり搬入する「原料課」などがあり、私が所属するのはそういった工場全体で消費する電気をボイラー設備で作って送電する「動力課」になります。

 

結構な歴史のある古い会社なのでプラントも老朽化が来ており、特に私が今回配属された動力課の施設は特に老朽化が酷いので、あちらこちらでガタがきていると言うことで今年に入ってから大規模な設備更新工事が行われております。

 

元々は数名程度で運転していた設備でしたが、今回は設備が増設される為業務量も増えるので人数も増員すると言うことで募集が掛かり、そこで私もたまたま転職することが出来ました。

 

私は元々交代勤務の運転員志望だったのでこれ幸いでしたが、その会社ではボイラー・タービン主任技術者が60代過ぎのおじいちゃんで設備が新しくなるのに後継者もろくにいないという現状。

そこでBT主任技術者持ちの自分をとりあえずBTの後継者にしたいらしく現在は動力課の教育もそこそこに設備更新工事の業務に駆り出される日々。

 

しかも私が来た数週間後に

BTおじいちゃんが遠方の実家へ帰ると言い突如引退宣言

引き継ぎもほぼ無い状態で全てを私に丸投げし会社を去ってしまいました。

 

他にBTの仕事を知っている人もおらず、他の人に新参者の私が聞いても

「いや知らんし」

と皆我関せずといった感じで誰にも頼ることも出来ず八方ふさがり。

 

まだろくに設備のことやラインなども分からないし、仕方が無いので毎日メーカーにヒアリングしつつ図面や現場のライン確認、法律の確認などに追われ入社してから一度も定時に帰れておりません(泣)

 

入社前の話では、本来はBTが引退するのはまだ数年先なのでその間の数年間は交代勤務で運転員をやりながらBTのいろはを教えてもらって一人前になったら引継ぐ、ということでしたが

まさか入社1週間でBT主任技術者になるとはね・・・

 

設備更新工事が落ち着いたら運転員に入れてもらえるとは言われているけど、ほんまかいな・・・と半信半疑です。

そもそもBTやりながら交代勤務の運転員とか無理じゃないのか?

 

人自体は周りにたくさんいるのに誰にも助けてもらえないこの状況は一人で仕事するより数倍も孤独感がいっぱいで鬱が加速しそうですが、確実に毎日レベルアップ出来ている自覚はあるし仕事自体には裁量権もある分やりがいもあるので、ここは踏ん張りどころだと耐えております。

 

来年からは設備の本格的な試運転なども始まるので頑張るぞ!!