こんにちは。ボイラーマンです。
世間は3連休ですね。
今までは交代勤務だったので全く関係ない生活を送っていたのですが、何やかんやで現在日勤生活の私もようやくカレンダー通りの連休にあやかれる一般人の生活が出来るようになりました。
が、そんな土曜日の早朝に会社から鳴る電話。
もう嫌な予感しかしないね!
発電所勤務中にこんな時に会社から来る電話なんて99%トラブルによる呼び出ししかありません。
案の定トラブルが発生したという連絡だったのですが、何と今回は
「発電機トリップ」
という結構なやばいトラブルが発生しました。
ボイラーとタービン側は無事だというので取り合えずそのままの状態でプラント維持を依頼し現場へ向かいました。
電話で聞いた限りでは原因は良く分からないが「逆電力」によりトリップした。とのことでしたが、会社に到着後詳しく原因を聞くと、夜勤帯のリーダーと班員+新人の3名で勤務中
・タービンの蒸気を冷やすのに使用している冷却塔のポンプのストレーナーが詰まりかけている
→【リーダー】ストレーナー清掃してもどんどん汚れるから冷却水絞って冷却塔側の水槽を清掃するぞ。
→【リーダー】冷却能力が落ちるから予め発電出力を下げておこう!
→【リーダー+班員】よし新人!俺達は冷却塔清掃の準備しておくからお前は中央操作室で発電出力下げとけ!
→【新人】了解です!・・・でもどれくらい下げれば良いんだろう?取り合えず調圧制御(タービンの蒸気圧力を一定に制御して発電出力はその分しか出さない制御)に切り替えて手動で燃料下げておこう。
→リーダーと班員が冷却塔の水槽清掃中、燃料が悪くなり蒸気圧力低下
→タービン側は蒸気圧力を一定にするため弁を絞り出し蒸気量が減るので発電出力はどんどん低下
→発電出力減り過ぎて励磁が維持できなくなり逆電力トリップ
・・・ヒューマンエラーじゃねぇか!!
まず中央操作室を新人一人に任すリーダーと班員が意味分からんし、新人は新人で発電出力が下がり過ぎていることを報告せず
「下がっているのは分かっていたが問題無いと思っていた」
と言うし・・・
この3人は普段は別に不真面目でもなければむしろこうして率先し何とかしようとしてくれるいい人達なのですが、ちょっと抜けてる所が玉にキズなんですよね。
不幸中の幸いと言うか発電機自体のトラブルでは無かったので、この後は使う燃料を変えてみたり供給量を増やしたり、何とか状態を戻して無事発電機を再起動し定格出力へ戻すことで昼頃には帰宅することが出来ました。
でもせっかくの3連休、ゆっくり寝てられる貴重な時間を失って何だか定時まで勤務したような感覚。疲れた・・・
まぁトラブル対応中は運転員達と四苦八苦しながらも何やかんや楽しみながらやってたんですけどね。