私がボイラーマンだ

3度の飯よりボイラー好き。ボイラーをこよなく愛する火力発電所勤務の変態ボイラーマンの日常を綴ったブログ

プラントの運転状況、色々とギリギリ

現在我が社ではボイラーを運転するために必要な燃料の品質がすこぶる悪い為、投入出力にかなり制限が掛けられた状態で運転しています。

 

燃料の品質の良し悪しに影響する成分としては

・水分

これが多いと単純に燃えづらいので炉内温度が下がったり、排ガス量の増加による炉内ファンの動力が増える。

ひどい燃料だと含水率50%という物もあり、もはや燃料ではなく水を買っていると比喩されることもある。

 

・窒素、硫黄など

公害であるNOxやSO2発生の原因となる成分。

固体燃料は他の気体燃料などに比べると特にこの成分が高い。

 

・ナトリウム、カリウムなどアルカリ金属成分

この成分はクリンカとして炉内に付着・堆積して高温腐食などの原因となる。

 

こういった成分値が高い燃料は本来は大量にボイラーに投入するわけにも行かないのですが、だからといって別の燃料もないので投入せざるを得ないというのが実情です。

 

では燃料を減らすために発電出力を下げれるかと言ったら当然そんなことも出来ないので、要は「発電出力は下げず、かと言って燃料投入量は上げない」という

それが出来たらどの発電所も苦労せんわ

って感じの指令が出て夏場はずっとこんな感じなので、運転員としては苦しい状況が続いております。

 

更に薬品業者が変更されてからというもの、水質・薬品関係のトラブルもやたら増加しています。

給水シリカ値を始め給水pHや電気伝導度の値がおかしくなったり純水装置がうまく運転出来なかったり・・・

補充も業者に委託してるけど全然補充してくれないから薬品タンク空になりそうだし・・・んもぅ!面倒くせっ!!

 

 

あ、あとはインターロック絡みの検知器の誤作動で何回か燃料供給系統が緊急停止しました。

一応他燃料バックアップでプラントは止まらなかったですが、ホント勘弁してほしい。

 

 

ここ最近は久々に緊張した運転状態が続いていますがここから更に猛暑となった場合どのような事態になるか・・・不安だ・・・