以前の記事の続きです。
次に気になるのは「騒音振動」、「ダイオキシン」の2種類の資格。
私の発電所でも五月蠅いところはかなりの騒音ですし振動もあります。
ダイオキシンも燃料や温度によっては発生する可能性はあります。
でも選任の必要はありません。
そもそもこの資格はいつどの施設で使うんや?
結構な数のプラントを見てきた私ですが、この資格の選任が必要な設備なんぞ見たことがありません。
ネットを見ても、「趣味で公害防止管理者コンプリートしてます♪」みたいな人以外でこの資格が必要だから勉強してますなんて記事を見かけることもありません。
ということで独自にこの資格の必要な設備を調べてみました。
・騒音振動設備
金属加工業の機械プレス(加圧能力980kN以上)液圧プレス(加圧能力2941kN以上)など
・ダイオキシン発生設備
指定能力以上の製鉄用の「焼結炉」「電気炉」や「亜鉛回収用の炉」、「アルミホイル合金製造用の炉」や廃棄物焼却場、指定工場に設置される各排ガス洗浄施設など
簡易的ですが、だいたい上記のような設備には選任が必要になるようです。
製鉄プラントや金属加工関係の業種ではこういった資格選任者が必要なようです。
かなり限定的なものなんですねぇ。
大気関係や水質関係みたいにもっと指定施設の幅を増やせば需要も増えるので取得する価値も出てくるんですが・・・
それにしてもこんなドマイナーな資格とっても何か意味あるんでしょうか?
もっと電験とか有意義な資格の勉強をした方がよい気がします。
・・・っえ?
特級ボイラー取ったお前も似たようなもんだろ!って?
言えてる☆