ボイラータービン主任技術者の免状申請に向けて実務経歴証明書の作成をしました。
この資格は試験でなく申請により取得できるものですので一見簡単そうですが、一定の経験を得て面接により交付されるものなので意外と面倒な手続きがあります。
今回作成した経歴証明書も、ただ業務内容を書くだけでなく色々と細かいルールがあるようです。
このルールに少しでも間違いがあると速攻で修正依頼をされるらしく、職場の人の話ではこの書類に何度も苦労し取得に1年近くかかった人もいるらしいです。
このBT主任の申請書のコツを職場の人に教えてもらいました。
①年月日はすべて詳しく記載
②自分がどの立場でその実務を行ったか記載
③誰の指揮の下でその実務を行ったか記載
④何に基づいた作業なのかを記載
⑤頻度や目的も明確に記載
この中の③についてが結構重要らしく、普通の書類ではこんなことはあまり書きませんが、BTの実務証明書では一つ一つの作業に関して「誰の指揮のもと」にその作業を行ったのか(BT主任、電気主任など)を確実に書かないといけないとのこと。
④も忘れがちですが、その作業は保安規定に従ったものなのか、事業者検査によるものなのか等も記載が必要になります。
記載例として、ボイラー設備の運転員を行っていた場合は
「2010年4月から2020年3月までの10年間、運転員として毎日保安規定に則ったボイラー監視業務をボイラータービン主任技術者の指導の下で行った。監視項目は主に○○の圧力に異常な変動がないか、○○の電流値が定格値を超えていないか等であった」
といった感じです。
また、記載する項目の順番にもコツがあり
①起動停止操作
②負荷変動操作
③運転監視
④日常作業、点検
⑤定期点検、補修
⑥トラブル対応
⑦工事
⑧試運転
⑨調査(効率化、事故原因)
⑩その他(手順書作成等)
の順番で記載しなければならないようです。(経験のない項目は記載不要)
細かいルールに注意しながら作成し、1週間ほど掛かって完成させました。
もし再提出になった場合は一度会社に確認してもらおうと思います。
〇2022年9月23日
ボイラー・タービン主任技術者資格取得記事更新しました!